「年収500万円」を超える人の割合はどれくらい? 「年収500万円」を「目指すポイント」などを解説
配信日: 2025.02.05

今回は、年収500万円の割合や、目指すポイントなどを解説します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年収500万円の人の割合
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によれば、日本国内の給与所得者数は5076万人で、平均年収は460万円でした。
性別で見ると、男性の給与所得者は2887万人、平均年収は569万円です。一方、女性の給与所得者は2189万人で、平均年収は316万円であることが分かっています。また、1年間を通じて勤務した給与所得者5076万人の給与階級別分布は表1の通りです。
表1
100万円以下 | 8.1% |
100万円超~200万円以下 | 12.3% |
200万円超~300万円以下 | 14.0% |
300万円超~400万円以下 | 16.3% |
400万円超~500万円以下 | 15.4% |
500万円以上 | 33.8% |
※国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
年収500万円以上を稼ぐ人は全体の約3割に上ることが分かりました。
年収500万円を目指す3つのポイント
年収500万円を目指すためには、次の3つのポイントを意識することが重要です。
自分への投資を怠らない
自身のスキルや知識を磨くことは、年収アップに直結すると考えられます。例えば、仕事に役立つ資格を取得すれば、資格手当や昇給のチャンスを得られる可能性があります。
また、仕事に関係する書籍の購読やセミナーへの参加を通じてスキルを高めることで、キャリアアップを目指すのもよいでしょう。
転職を検討する
所属している業界や企業の平均年収が低い場合は、自身の努力だけでは限界がある場合があります。そんなときは、他業種や他企業への転職を検討するのも一つの手です。収入アップが実現しやすい環境を選ぶことも、目標達成への近道といえるでしょう。
副業で収入源を増やす
副業を始めることでも、収入を増やせる可能性があります。インターネットが普及した現代では、アフィリエイトやウェブライティング、イラスト販売、動画制作など、自宅でできる仕事の選択肢が豊富です。
最近では副業を認める企業も増えているため、就業規則を確認しつつ、自分に合った副業に挑戦してみるのもよいでしょう。
無駄な出費を抑える方法
豊かな暮らしを楽しむためには収入を増やすことも大切ですが、無駄な出費を減らすことも同じくらい重要です。以下では、効果的な節約術をご紹介します。
収入と支出の見える化
節約を成功させる鍵は、収入と支出をしっかり管理することです。家計簿をつけることで、どのくらい稼ぎ、何にお金を使っているかが把握しやすくなるといわれています。
最近では、スマートフォンを使って簡単に記録をつけられる家計簿も多数あるため、使いやすそうなものを探して試してみるとよいでしょう。
通信費を減らす
スマートフォンやインターネットの通信費が1万円を超えている場合は、プランを見直してみましょう。格安SIMやキャリアの割引プランを利用すれば、月々の通信費を5000円以下に抑えることもできるかもしれません。
また、光回線の料金も比較検討し、平均的な利用料である4000~6000円程度に抑える工夫をすることで、固定費を大きく削減できる可能性があります。
自炊を習慣にする
外食を控え、自炊を心がけることで、食費の節約につながる場合もあります。外食では1食1000円以上かかることも多いでしょうが、食材を購入して調理することで3分の1程度の費用で済むケースもあります。
まとめ買いや作り置きなどを取り入れると、さらなる節約効果を得られる可能性もあるでしょう。
保険の内容を見直す
加入している生命保険や医療保険が現在のライフスタイルに合っているか確認してみましょう。ライフステージや状況の変化により、適した保険の内容は異なります。定期的に見直すことで、無駄な保険料を減らし、固定費を軽減できる可能性があります。
エネルギー費用の見直し
賃貸物件など、住んでいる環境によって異なる場合もありますが、電力自由化(2016年)や都市ガス自由化(2017年)以降、家庭でも電力会社やガス会社を自由に選べるようになりました。他社と料金を比較することで、地域ごとに最適な選択が見つかる可能性があります。
一度契約内容を確認することで、適切なプランへの変更を検討してみてください。
給与所得者の33.8%が年収500万円以上を稼いでいる
日本では給与所得者の33.8%が年収500万円以上を稼いでおり、これは全体の約3割に相当します。年収500万円を目指すのであれば、自分への投資が欠かせません。スキルや資格を習得することでキャリアアップし、収入増加につながることもあるでしょう。
収入の増加が見込める業界や企業への転職を検討することも一つの方法です。もっとも、今現在勤めている会社の就業規則によっては、転職せずに自宅でできる副業を活用することで収入源を増やせる可能性もあります。
自身に合った方法を選択し、さらなる収入アップを目指しましょう。
出典
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー