富裕層や資産家などに就く「執事」って実在するの? 実際の仕事はどんなもの?
この記事では、富裕層や資産家などに就く執事は実在するかをご紹介します。執事の仕事内容や年収についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
富裕層や資産家などに就く執事は実在する?
富裕層や資産家などの家で、仕事をしているイメージのある執事ですが、このような職業は実際に存在するようです。事実、執事のキャスティングや養成を行っている協会もあるようで、一定の需要がある職業と考えられるでしょう。
全日本執事協会では、時間単位や月単位などでの執事レンタルを行っているようで、料金の目安は以下の通りです。
・1日3時間までの利用:2万4000円
・1日8時間までの利用:6万円
・1日8時間×20日間利用:68万円
ただし、上記はあくまで金額の一例に過ぎません。なかには、24時間365日・3交代で執事を雇うことで月額750万円になるサービスもあるようです。決して安価に利用できるサービスではないといえるでしょう。
執事のおもな仕事内容
執事はさまざまな業務を任される仕事です。その中でもおもな仕事として、表1の内容があげられています。
表1
| 業務の種類 | おもな仕事内容 |
|---|---|
| 日常的な家事 | 料理、掃除、洗濯など |
| オフィスワーク | 予約の管理、受付、電話対応など |
| 人事管理 | 家族や従業員、サービス業者とのコミュニケーションなど |
| 財務管理 | 修理の管理、請求書の支払いなど |
| 旅行代行 | フライトの予約、ホテルの予約など |
| イベント管理 | パーティーや家族のイベント組織など |
※筆者作成
ただし、執事は主人からの指示に従うことが原則と考えられるでしょう。実際には表1の仕事以外にも任される内容があると考えられるため、仕事内容を一概には断言できません。
執事の年収はどのくらい?
執事の年収は、一概には言えないものの300万円〜1200万円程度とされているようです。特に、専門性の高い仕事を担う場合、年収は高くなる傾向にあるとされます。年収に影響するといわれている要素は、おもに以下の4つです。
・コミュニケーション能力
・問題解決能力
・語学力
・交渉力
これらの能力に長けている場合、執事としての年収アップが期待できる可能性があるでしょう。また、法律や税務、金融などの知識も持ち合わせていれば、スキルを活かして年収アップにつながるかもしれません。
執事になるにはどうすればよい?
執事になるためには、国際的に認知された執事学校で資格を取得することが望ましいとされるようです。また、ホスピタリティ業界の認定プログラムを修了したり、ワイン、料理、イベント管理などの専門資格を取得したりしておくと、執事としてのキャリアを歩みやすくなる可能性があるでしょう。
執事は職業として実在しさまざまな仕事を担うため、年収も300万円~1200万円程度と幅広い
執事は実在する職業の1つであり、富裕層や資産家などの家で仕事を行っていることもあるようです。どのような業務を担うかは明確に決まっているわけではなく、さまざまな仕事に対応する必要があると考えられます。
執事の年収は300万円~1200万円程度とされますが、実際の業務内容やスキルによって変動するようです。専門的な資格やスキルを所有していると、その分年収が高くなる可能性があるでしょう
出典
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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