

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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社会人2年目の手取り平均はどのくらい?
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、20~24歳の平均賃金は月22万4600円です。22歳で大学を卒業して社会人になったと仮定すると、社会人2年目ではこの金額が目安になるでしょう。
ただし、上記の平均賃金は健康保険や税金が引かれる前の金額です。手取りは総支給額の8割程度とされているため、額面22万4600円の場合、17万9680円になると考えられます。
20代の平均貯金額
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」によれば、20代の平均貯金額は121万円(中央値9万円)です。ただし、金融資産を持っていない人の割合は43.9%となっています。したがって、20代で貯金ゼロというケースは決して珍しくないようです。
ただし、今回のケースは手取り19万円と、推定の平均手取り17万9680円を上回ります。そのため、一度貯金の方法を見直す余地はあるかもしれません。
一人暮らしでうまく貯金する方法
一人暮らしでうまく貯金をするには、具体的な方法を知っておく必要があります。ここでは以下の2つのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
・日々の支出を見直す
・副業で収入を増やす
それぞれの内容について、詳しく解説します。
日々の支出を見直す
うまく貯金ができないのであれば、日々の支出を見直すとよいでしょう。特に、固定費を削減できれば、支出を継続的におさえられる可能性があります。
例えば、家賃が5000円安くなった場合、年間で6万円の節約効果を期待できます。また、スマートフォンの料金やインターネットなどが1000円ずつでも安くなれば、年間2万4000円を節約できる可能性があるのです。
そのほかにも、使用頻度が低いサブスクリプションサービスを解約したり、自炊を増やして食費をおさえたりするなどの方法が考えられます。自分にとって無理のない範囲で、支出を見直してみてください。
副業で収入を増やす
会社が副業を認めているのであれば、空き時間を活用して収入を増やすのもよいでしょう。休日や定時後など、活用できる時間はさまざまです。
ただし、会社が副業を認めていない場合は、発覚時のトラブルにつながるおそれもあります。場合によっては、減給や停職などの処分につながるかもしれません。余計なトラブルを避けるためにも、社内規定はあらかじめ確認した方がよいでしょう。
一人暮らしで貯金をするには支出の見直しや収入アップが効果的と考えられる
一人暮らしの場合、うまく貯金ができないケースもあるようです。実際に、20代の43.9%は金融資産を保有していないとの結果も見られました。どのように貯金をするか、自分に合った方法を見つけることが大切でしょう。
例えば、支出の見直しや収入アップを実現できれば、余剰分を貯金に回せる可能性があります。まずは自分のできることから取り組み、無理のない範囲で貯金を始めてみてください。
出典
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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