「秘書」の「平均年収」はどのくらい? 仕事内容やキャリアパスを紹介

配信日: 2025.03.04

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「秘書」の「平均年収」はどのくらい? 仕事内容やキャリアパスを紹介
秘書と聞くと、華やかなイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。しかし、その仕事内容は多岐にわたり、高いスキルやコミュニケーション能力が求められます。この記事では、秘書の平均年収や仕事内容、キャリアパスについて詳しく解説します。
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秘書の平均年収

厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、秘書の全国平均年収は約475万9000円とされています。また、求人賃金(月額)は全国平均24万5000円です。
 
なお、上記はあくまで全国の平均であるため、地域や就業形態などによっても異なる可能性があります。
 

国会議員の政策担当秘書の給与

国会議員の政策担当秘書の給与は、国会議員の秘書の給与等に関する法律に基づいて支給されます。令和6年4月1日適用の基準では、月額44万2200円(令和6年12月25日現在)と定められているのです。
 
国会議員の政策担当秘書の年収は、基本給(月額44万2200円)×12ヶ月=約530万6400円となります。さらに、法律の規定に基づく各種手当が支給されるため、実際の年収はこれより高くなる可能性があります。
 

秘書の仕事内容

秘書は、企業や団体の経営陣が業務に集中できるよう、多岐にわたるサポート業務を担当します。主な業務として挙げられるのは、以下の通りです。

●経営陣の業務サポート全般
●郵便物・FAX・電子メールの確認・仕分け
●スケジュール管理・社内外への連絡・調整
●来客・電話対応
●文書や会議資料の作成・日程調整
●必要な情報の取捨選択と整理・報告
●会議や商談時の通訳・文書の翻訳(国際取引がある場合)
●出張手配・慶弔関連の対応
●取引先の人事情報の管理・業界情報の収集・整理

これらの業務に加えて、役員によっては個人的なサポートを任される場合もあるようです。
 

秘書のキャリアパス

大手企業では、秘書は秘書室に所属し、役員のスケジュール管理や出張手配など、細かな業務を担当するようです。秘書として経験を重ね、幅広い知識を身につけることで、より上位の役員や社長秘書を目指す道もあります。
 
未経験から秘書になることは可能なようですが、いきなり社長秘書に抜擢されることはなく、段階を踏んでキャリアを積んでいくのが一般的とされています。
 
中小企業や業界によっては、秘書が総務や広報といった他の業務を兼任するケースもあります。業界経験があれば、秘書と兼任することで業務に幅が出る可能性があります。
 
近年では、派遣や契約社員として秘書業務に従事する人も増えているようです。経験を積んで正社員登用を目指したり、別の業界や企業へステップアップしたりするなど、多様なキャリアパスが広がっていると考えられます。
 

秘書の平均年収は、全国平均で約476万円

秘書の平均年収は、全国平均で約476万円ですが、働く地域や就業形態によっては変動する可能性もあります。特に、国会議員の政策担当秘書は基本給だけで年収約530万円となり、手当を含めるとさらに高くなる可能性があります。
 
仕事内容は多岐にわたり、スケジュール管理や文書作成、来客対応、出張手配など、経営陣をサポートする業務が中心です。また、企業によっては総務や広報と兼任することもあります。
 
キャリアパスとしては、秘書として経験を積み、役員秘書や社長秘書を目指す道や、総務・広報などの関連職種への転向も考えられます。派遣や契約社員として働きながらスキルを磨き、正社員登用や高時給の仕事に就くチャンスをうかがうのもよいでしょう。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 秘書
衆議院 政策担当秘書の職務内容等
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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