そこで本記事では、40代で1000万円の年収を得ている人の割合や年収を上げる方法などを解説します。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
40代の平均年収と年収900万円超1000万円以下の割合
国税庁長官官房企画課が実施した「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、民間の事業所に勤める40～44歳の平均年収は501万円とされています。なお、男性のみの集計では612万円、女性のみでは343万円です。45～49歳の平均年収は521万円、男性のみの集計で653万円、女性のみでは343万円とされています。
これらの結果から、40代の平均年収は511万円、40代男性では632.5万円、40代女性では343万円であるといえるでしょう。
同調査では、年収階級ごとの構成割合も調査されています。年収1000万円が含まれる、900万円超1000万円以下の階級の構成割合は4％です。なお、男性のみの集計では6.3％、女性のみでは1％となっています。
40代における年収1000万円の割合
転職サイトの運営などを行っているパーソルキャリア株式会社は、同社のサービスに登録した約60万人の平均年収データを集計・分析しています。それによると、40代の年収分布において年収1000万円以上の割合は5.6％とされています。
40代で1000万円以上の年収を稼いでいる人は確かにいるものの、少数派であることが分かる結果といえるでしょう。特定の年齢で目標の年収に到達できるかどうかは、当人の努力などによるところが大きいため、この結果を受けて、40代で年収1000万円を達成することが現実的であると判断するかどうかは人それぞれであると考えられます。
年収を上げる方法
年収を上げる方法として、まず思いつくのは今の会社で昇給することではないでしょうか。しかし、それ以外にも方法があります。
残業時間を増やす
会社が残業時間に対して適切な残業代を支払ってくれるのであれば、残業時間を増やすことで残業代を稼げます。結果的に、年収も上がるでしょう。
しかし、残業時間を増やすとプライベートの時間が少なくなり、疲労がたまりやすくなることが予想されます。体力面やプライベートの状況次第では、残業時間を増やして年収を上げる方法が向かない人もいるでしょう。
今の会社と同じ業界で転職する
今の会社と同じ業界で転職すれば、それまでの経験や知識を武器にして転職活動を行えます。転職活動は時間と手間がかかることも少なくありませんが、結果次第では大幅な年収アップも期待できるでしょう。
年収相場が高い別の業界へ転職する
業界自体の年収相場が低い場合、同じ業界内で転職をしてもそれほど年収が上がらない可能性があります。その場合は年収相場が高い業界へ転職することも、年収を上げるための選択肢の一つになるでしょう。年収は自身のスキルだけでなく、会社や業界など周囲の環境も影響するからです。
給与以外の収入を得る
給与としての年収を上げる方法ではありませんが、副業によって新たな収入源を作ったり、投資で不労所得を得たりすることも年間の収入を上げる方法の一つになります。
ただし、勤務先によっては副業が禁止されていることもあります。実際に副業を始める前に、就業規則などを確認するといいでしょう。また、投資による不労所得については、損をする可能性もあり、必ず収入につながるわけではない、という点に注意が必要です。
40代の平均年収は511万、年収1000万円以上の割合は5.6％
国税庁の調査結果によると、40代の平均年収は511万円とされています。なお、男性のみの集計では632.5万円、女性のみでは343万円です。また、パーソルキャリア株式会社が実施した約60万人の平均年収データを集計・分析した結果によれば、40代において年収1000万円以上の割合は5.6％とされており、少数派といえます。
年収を上げる方法はさまざまですが、特定の年齢で目標の年収に届くかどうかは当人次第でしょう。無論、40代で年収1000万円を目指す場合も同じです。ただし、現実に40代で年収1000万円を得ている人もいる以上、不可能とはいえません。
出典
国税庁長官官房企画課 令和5年分民間給与実態統計調査－調査結果報告－（21、23ページ）
パーソルキャリア株式会社 平均年収ランキング（年齢別・年代別の年収情報）【最新版】
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
