ランドクルーザーに乗っている30代の兄。「年収450万円」らしいのですが、平均年収よりも高いのでしょうか?

配信日: 2025.03.16

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ランドクルーザーに乗っている30代の兄。「年収450万円」らしいのですが、平均年収よりも高いのでしょうか?
高級なイメージのある車種を持っている親せきがいると、親せきの年収や自分も車のローンが組めるのか気になる方もいるでしょう。しかし、年収によっては、車のローンで生活に困難が生じるケースもあります。
 
車を購入するときは、ローンを組んでも問題ないかはよく考えて決めましょう。今回は、30代の平均年収やローンを組むときの注意点、ローンの支払いで収入が圧迫されているときの対処法などについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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30代の平均年収は?

国税庁長官官房企画課が実施した「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、30~34歳男性の平均年収は492万円、35~39歳男性の平均年収は556万円でした。
 
いずれにせよ年収が450万円の場合、平均よりは少ないといえるでしょう。ただし、年齢性別関係なく業種別での平均年収を金額順に並べると以下のようになります。


・電気・ガス・熱供給・水道業:775万円
・金融業・保険業:652万円
・情報通信業:649万円
・学術研究・専門・技術サービス業・教育・学習支援業:551万円
・建設業:548万円
・複合サービス事業:535万円
・製造業:533万円
・運輸業・郵便業:473万円
・不動産業・物品賃貸業:469万円
・医療・福祉:404万円
・卸売業・小売業:387万円
・サービス業:378万円
・農林水産・鉱業:333万円
・宿泊業・飲食サービス業:264万円

一覧からも分かるように、最も平均年収が高い業種と最も低い業種では、金額に511万円の差があります。そのため、業種によっては30代で年収450万円も低いとはいえないでしょう。
 
しかし、車を購入するときにローンを組むと、平均年収であっても生活を圧迫するケースがあるため、注意が必要です。
 

ローンを組むときは支払いながら生活していけるかを考える

ランドクルーザーを始めとする車を購入する際、一括で支払えないときはローンを組むことが一般的です。しかし、収入によってはローンが家計を圧迫する可能性があります。
 
車の購入を決める前に、返済できるかをよく確認しましょう。自動車メーカーによっては、ホームページ上で毎月の返済額シミュレーションができるところもあります。
 
例えば、520万円のランドクルーザーを購入するときに頭金50万円、60回払い、利率5.9%でローンを組むと、毎月の返済額は9万640円です。仮に年収450万円で賞与を考慮しないと月収は37万5000円なので、ローンで月収の4分の1程度を支払うことになります。
 

ローンの支払いが収入を圧迫している場合の対処法

車や家のローンの支払いで家計が圧迫されているときは、まず無駄な支出がないかをチェックしましょう。もう利用していないサブスクリプションサービスの解約や、携帯の契約プランの見直しなどもおすすめです。
 
例えば、毎月1000円のサブスクリプションサービスを利用しないまま3年経過すると、3万6000円を無駄にしていることになります。手続きは簡単なところも多いので、利用しなくなった時点で解約しましょう。
 
また、外食の頻度が多い方は、その回数を減らすと食費を節約できる可能性があります。スーパーで安い惣菜を購入したり自分で作り置きを用意したりすると、料理を毎日しなくてもよくなるでしょう。
 
会社で副業が認められている場合は、隙間時間を活用して副業をすることも方法の一つです。ただし、副業により本業に影響が出るような働き方は避けましょう。
 

同年代の全体平均と比較すると低いといえる

30代で年収450万円だと平均よりは低いといえるでしょう。ただし、年収は業種によって大きく異なります。最も高い業種は平均年収775万円ですが、最も低い業種は264万円です。
 
そのため、年収を比較したいときは、年代の平均年収だけでなく業種別の平均年収も確認したほうがいいでしょう。
 
ローンの支払いで生活が厳しいときは、まず出費を見直すことが大切です。もう利用しないサービス費や外食費など、節約できるところを検討しましょう。可能であれば副業をすると、収入源も増やせます。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-(20,21ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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