高収入の職業として知られる「パイロット」の平均年収はどれくらい?

配信日: 2025.04.17 更新日: 2025.10.21
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高収入の職業として知られる「パイロット」の平均年収はどれくらい?
パイロットは一般的に高収入の職業として知られていますが、実際の年収がどれくらいなのか気になる方もいるかもしれません。
 
本記事では、パイロットの平均年収と、パイロットの年収が高い理由について解説します。
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パイロットの平均年収は?

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によれば、航空機操縦士の平均月収は126万8400円です。年収に換算すると1522万800円となるので、1000万円を優に超えることが分かります。
 

パイロットの年収が高い理由

パイロットは、年収が高い職業のひとつとして知られています。年収の高さには、厳しい資格取得の過程や、命と財産を預かる仕事に求められる責任の対価、優秀な人材を確保するための各種手当など、さまざまな要因が影響しています。
 
ここでは、なぜパイロットの年収が高いのか、その理由を探っていきましょう。
 

働くためのハードルが高い

パイロットとして働くにあたってのハードルの高さが、収入に影響を与えていると考えられます。航空会社に採用されるためには、厳しい選考を突破し、入社後も長期にわたるトレーニングを受ける必要があります。さらに、パイロットは心身の健康を常に維持しなければならず、定期的な身体検査や試験をクリアすることが求められるのです。
 
新卒でパイロットとして採用された場合、副操縦士になるまでには少なくとも5年程度の経験を積む必要があり、機長として活躍するまでには10年以上かかるといわれています。パイロットとして活躍するためには長い年月をかけてスキルと経験を積む必要があり、そのため年収も高額になるのです。
 

各種手当が豊富

パイロットの給与には、基本給だけでなく、乗務手当や宿泊手当、役職手当など、さまざまな手当が含まれるため、収入が高くなる傾向にあります。特に長距離国際線を担当する場合は、乗務時間やフライト回数が増えるにつれ手当も増えていくでしょう。
 
近年、航空各社は限られた人数のパイロットで運航を行っているため、フライトの回数や時間が増加しているようです。その影響もあって、パイロットの給与は高水準を維持していると考えられます。
 

働き続けることにリスクがある

パイロットは非常に責任が重いだけでなく、身体的・精神的な負担も大きい仕事です。飛行機という密室で多くの命を預かり、時差や不規則な勤務時間に対応しながら仕事を続けることは、簡単ではありません。夜間フライトや長時間の操縦も日常的に行われ、結果として心身に大きなストレスがかかります。
 
また、パイロットは航空身体検査を定期的に受ける必要があります。一般的な職業であれば、病気になったら治療を受けて一定期間休養し、仕事に支障がなければ完治していなくても復帰できます。
 
一方パイロットは、航空身体検査に通過するか、乗務に支障がないことを指定医などに確認してもらわなければ基本的に現場復帰はかないません。健康状態が仕事に直接影響するので、健康を維持させるためにより高い年収が支払われるとも考えられます。
 

パイロットの年収は1000万円以上と予想される

パイロットの年収は、単純に計算しても1000万円を超える可能性があることが分かりました。厳しい選考や長い訓練、責任の重さなどの要素が年収の高さにつながっていると考えられるでしょう。また、各種手当が給与を大きく押し上げ、長距離国際線の担当や頻繁なフライトでさらに高収入を得ることも可能です。
 
しかし、身体的・精神的な負担が大きい職業であることも事実です。多くの命を預かり、時差や不規則な勤務時間に対応しながら仕事を続けることは、簡単ではないでしょう。健康状態が仕事に直接影響するので、健康を維持させるためにより高い年収が支払われているとも考えられます。
 

出典

政府統計の総合窓口(e-Stat) 厚生労働省 賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号 1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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