美容好きの高校生の娘は、将来「エステティシャン」になりたいそうです。母親として応援してあげたいのですが、「年収」が気になります……。
将来エステティシャンとして働きたいという娘さんがいる場合、仕事内容がどのようなものか、年収がどれくらいか気になるという方もいることでしょう。
そこで今回は、エステティシャンの年収、仕事内容、必要な資格などについて詳しく解説します。家族やご自身でエステティシャンを目指す方はぜひ参考にしてください。
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エステティシャンの年収
厚生労働省の賃金構造基本統計調査の新職種区分案によると、エステティシャンは「美容サービス(美容師を除く)・浴場従事者」に分類されています。
令和6年の賃金構造基本統計調査によると、同職種の平均年齢や平均月収などは次の通りです。
・平均月収:26万1800円
・平均年間賞与:15万3100円
・平均年齢:40.7歳
・勤続年数:6.8年
・所定内月間実労働時間:170時間
・月間超過実労働時間数:5時間
このデータから年収を算出すると、約329万4700円になりますが、実際のエステティシャンの収入は、勤務先や経験、地域によって異なる可能性がありますので、目安として参考にしてください。
エステティシャンの仕事内容
エステティシャンは次のような施術を通じてお客さまの美容と健康をサポートするといわれています。
・フェイシャルケア:顔や首などの肌をケアし、美肌に導くための施術
・ボディケア:全身のマッサージやトリートメントを行い、体調改善を図る施術
・脱毛:ムダ毛の処理を行う施術
エステティシャンは自分の手や専用の機械を使ってこれらの施術を行うことに加え、カウンセリングを通じてお客さまの悩みや希望を聞き、最適な施術プランを提案するといわれています。そのほか、化粧品や美容商品の販売などを行うこともあるようです。
エステティシャンに必要な資格
エステティシャンとして働くために必須の国家資格はないようですが、以下のような民間資格を取得することで、技術や知識の証明となり、就職や収入アップに有利に働く可能性もあります。
・AJESTHE認定エステティシャン:一般社団法人日本エステティック協会
・AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー:一般社団法人日本エステティック協会
・エステティック・ディプロマ:一般社団法人CIDESCO-NIPPON
なお、エステティシャンになるには次のような方法が考えられます。
・美容専門学校に通う
・エステティックスクールに通う
・独学
美容専門学校では美容分野に関して幅広く学べて、就職に関するサポートが充実しているケースもあります。
また、エステティックスクールでは独自のカリキュラムでエステティックに特化した内容を学べる可能性もあるでしょう。一方で、独学は費用がかからない反面、実技や資格取得が難しいこともあるようです。
エステティシャンとして給与・年収アップを目指す場合は、ネイリストやアロマセラピスト、リフレクソロジストなどの関連資格を取得することで、施術の幅が広がり、収入アップにつながることもあるようです。
エステティシャンを含む美容サービス・浴場従事者の年収は約329万4700円
令和6年の賃金構造基本統計調査によると、エステティシャンを含む美容サービス・浴場従事者の平均年収は約329万4700円でした。ただし、実際の収入は勤務先や経験、地域によって異なる可能性があります。
しかし、技術や知識を磨き、資格を取得することで、キャリアアップや収入アップにつながる場合もあるでしょう。エステティシャンを目指す際には、将来のキャリアプランについて検討し、計画的に準備を進めることが大切です。
出典
厚生労働省 賃金構造基本統計調査の新職種区分案
e-Stat 政府統計の総合窓口 令和6年賃金構造基本統計調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
