20代のうちに「新車」がほしいけど、高すぎて車を持てない！ ダイハツ「ミライース」をおすすめされたけど、20代の平均年収でも買える？

車を購入したいけれど、予算が足りない……。という声をよく聞きます。特に若い世代は、車を持つことが現実的なのかどうか、不安になることもあるでしょう。
 
今回は、20代の平均年収と車購入の現実について、ダイハツの軽自動車「ミライース」を例に取り上げます。販売価格や維持費、ローンシミュレーションを通じて、車を購入するための具体的な方法を解説します。

20代社会人の平均年収は？

まず、20代の平均年収について確認しましょう。パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」が発表したデータによると、20代の平均年収は約360万円です。この年収がどのように車の購入に影響するかを考える必要があります。また、男女別に見ると、男性は約385万円、女性は約337万円でした。
 
車を購入する際は、収入に対して月々の支払いがどのくらいの負担額になるのか、生活に与える影響を慎重に考える必要があるでしょう。
 

近年、新車価格が大きく上がっている

近年、円安やインフレが進んでおり、新車価格は上昇傾向にあります。一般社団法人日本自動車工業会が行った「2023年度乗用車市場動向調査」では、購入者の約8割が車両価格の高騰を認知しているとの結果が出ています。
 
国産車の価格上昇は、車の性能向上や安全機能の追加、さらには環境対策としての技術開発が進んだことも原因です。しかし、大きな要因となっているのは、人件費や原材料費の上昇でしょう。
 
その結果、「新車を買いたいけれど、高すぎて手が出ない」と感じる若年層が増えています。同調査によると、購入時に当初想定していた予算から増額した平均金額は28万3000円にも上っており、これが重い負担となっている可能性があります。
 

ダイハツ「ミライース」の新車は100万円台で購入できる

国産車が高くなっているのは事実ですが、全ての車種の販売価格が高額というわけではないようです。例えば、ダイハツ「ミライース」は、手頃な価格帯で購入できる軽自動車の一つです。
 
2025年の最新モデル価格は、100万円以下のものもあるようです。この価格であれば、20代の平均年収の範囲内でも手を出しやすいのではないでしょうか。新車購入は夢のように感じるかもしれませんが、選ぶ車種やグレードによっては、購入できるかもしれません。
 

軽自動車は維持費が安い

軽自動車を選ぶメリットの一つは、維持費が安いことです。
 
軽自動車は、エンジン排気量が660cc以下と比較的少なく、税金や保険料が普通車に比べて安く済むため、全体的に維持費が抑えられます。例えば、軽自動車の年間自動車税は自家用で約1万円です。また、燃費も普通車に比べて良いため、ガソリン代の負担も軽減されます。これらの要素が、車購入後の経済的な負担を大きく軽減するのです。
 

ローンで購入することもできる

車を購入するためにマイカーローンを利用することも可能です。
 
例えば、JAバンクの「各種ローン返済シミュレーション」を使ってみると、ダイハツ「ミライース」を100万円のローンで購入する場合、4％の金利で5年間ローンで計算すると、月々の支払額は1万8416円となります。
 
この金額であれば、20代の平均年収でもねん出できるかもしれません。ただし、ローンを組む際は、金利や返済期間に注意し、返済計画を立てることが大切です。
 

新車だけが選択肢ではないが、購入できる

車を購入する際の選択肢は、新車だけに限りません。中古車でも、条件が合えば十分お得に車を購入することができます。ミライースの中古車の価格は、新車に比べて安く、予算内で購入できる可能性が高いでしょう。
 
中古車にはない新車のメリットとして、長期間のメーカー保証が受けられる点や最新の安全技術が搭載されている点が挙げられます。
 
新車を購入するかどうかの選択は、個々のニーズやライフスタイルに合わせて決めることが大切です。20代の年収でもマイカーローンを利用することを想定し、無理のない支払いが可能かどうか、事前のシミュレーションを行ってください。
 

出典

ダイハツ工業株式会社　グレード・価格 ミライース
パーソルキャリア株式会社 doda　2024年版 平均年収ランキング 年齢・年代別の平均年収は？
JAバンク　各種ローン返済シミュレーション
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー