「28歳・商社勤務」マスオvs「20代中盤・出版社勤務」ノリスケ! 年収の差はどれくらい?

配信日: 2025.05.13 更新日: 2025.10.21
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「28歳・商社勤務」マスオvs「20代中盤・出版社勤務」ノリスケ! 年収の差はどれくらい?
国民的アニメ「サザエさん」に出てくるマスオとノリスケは、それぞれの職場でサラリーマンとして働いているキャラクターです。
 
サザエさんを見ている人の中には、2人の収入がどれくらいあるのか気になっている人がいるかもしれません。
 
本記事では、マスオとノリスケの年収を、プロフィールからひもといて解説します。
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マスオとノリスケのプロフィール

マスオ(フグ田マスオ)は、サザエさんの夫として登場するメインキャラクターの一人です。年齢は28歳で、職場は「海山商事営業課」です。
 
商社の営業は、国や地域や企業の間で製品の売買仲介をする仕事を行います。それには価格調査や契約、信用調査、通関手続きなど、貿易に関するさまざまな業務が含まれます。
 
ノリスケ(波野ノリスケ)は、磯野波平の甥にあたるキャラクターです。年齢は24~26歳で「出版社」に勤めています。
 
編集者は、コンテンツの企画立案や執筆依頼、原稿チェック、印刷に関する手続きなどを行います。
 

マスオとノリスケの年収差はどれくらい?

プロフィールを基に、マスオのノリスケの年収を推定していきましょう。参照する資料として、総務省統計局の「賃金構造基本統計調査(令和5年)」を活用します。
 

マスオの推定年収

マスオは「海山商事」の営業課で働いています。厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」における職種分類「その他の営業職業従事者(男性)」を見ると、基本的な給与額とボーナスを含む給与額は以下の通りです。

基本給与額(きまって支給する現金給与額):39万9000円
年間賞与その他:121万4000円

基本給与額を12ヶ月で乗じて年間賞与などを加えると、年収は600万2000円です。
 
なお上記データは「企業規模計が10人以上」で、「年齢平均42.4歳」「勤続年数13.1年」の労働者を対象にしています。
 

ノリスケの推定年収

ノリスケは「出版社」で働いています。厚生労働省の同調査における職種分類「著述家,記者,編集者(男性)」を見ると、基本的な給与額とボーナスを含む給与額は以下の通りです。

基本給与額(きまって支給する現金給与額):45万6600円
年間賞与その他:115万1200円

基本給与額を12ヶ月で乗じて年間賞与などを加えると、年収は663万400円です。
 
なお上記データは「企業規模計が10人以上」で、「年齢平均43.8歳」「勤続年数14.8年」の労働者を対象にしています。
 

マスオとノリスケの年収差はどれくらい?

上記の年収を比較すると、マスオとノリスケの年収差は62万8400円です。月ベースでは約5万2000円の差が出ました。
 
ただし年収は企業規模や年齢、勤続年数などの諸要素で変わる可能性があります。例えば男性の「その他の営業職業従事者」および「著述家,記者,編集者」の基本給与額(きまって支給する現金給与額)を企業規模別に見ると、以下のようなデータがあります。

「その他の営業職業従事者」

●10~99人:36万9900円
●100~999人:38万4600円

「著述家,記者,編集者」

●10~99人:31万2100円
●100~999人:45万9300円

いずれのケースでも、企業規模が大きい方が平均の基本給与額が高い結果となりました。「著述家、記者、編集者」の場合、その差はより顕著です。ノリスケの働く出版社が小規模事業者なのか大企業なのかにより、マスオとの年収差は大きく変わるかもしれません。
 

マスオとノリスケの年収差は約63万円

商社で働くマスオと出版社で働くノリスケの年収差は、おおむね63万円ほどだと考えられます。これは、基本給与額にボーナスなどを加味したシミュレーションです。
 
ただし給与額やボーナスは企業規模や労働者の属性、運営状況などにより変動する可能性が高いため、実際の年収差がどれくらいあるかは定かではありません。
 

出典

総務省統計局 厚生労働省 賃金構造基本統計調査/令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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