年収が高い「職業」ランキングTOP3!3位は歯科医師、2位は医師、1位は?職業に就くための費用はどのくらいかかる?
どのような職業に就くかによって年収は大きく変わります。国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、令和5年における平均給与は460万円でしたが、職種によっては平均額を大きく上回ります。
本記事では、年収が高い職業ランキング3選をご紹介するとともに、それぞれの職に就くための費用目安についても解説します。
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年収が高い職業ランキング3選
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、給与が多い職種は以下の通りです。なお、企業規模10人以上の「男女計」の数値を参考にしています。
1位:航空機操縦士(月額126万8400円)
2位:医師(月額102万5900円)
3位:歯科医師(月額90万9200円)
1位:航空機操縦士(1697万700円)
2位:医師(1338万100円)
3位:歯科医師(1135万5200円)
※「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で計算
3位と2位は医療関連の職種がランクインしました。1位は航空機のパイロットです。
ただしこの年収は平均値であり、就業場所や年齢、勤続年数、ボーナス、各種手当などにより変動します。同一条件下でも、同様の結果になるかは定かではありません。
年収が高い職業に就くには費用もかかる?
年収が高い職業に就くには、専門的なスキルや知識が求められることが少なくありません。それゆえ、高い費用を支払わなければならないこともあります。1~3位の職業に就くうえで想定される費用をご紹介します。
航空機操縦士
航空機操縦士(ここでは旅客機パイロットを想定)になるには、一般的に航空大学校やパイロット養成施設などに通い、航空会社に勤務します。
その中で自家用操縦士や事業用操縦士などの資格を取得し、航空会社に入社後しばらくは地上勤務などに就いて経験を積みます。所定の訓練を受けた後、始めに副操縦士として飛行経験を積み、定期運送用操縦士の資格を取得して機長に昇格する流れです。
どのようなルートで目指すかにもよりますが、専門学校であれば1500万円以上、4年制大学であれば3000万円近くかかってしまうこともあるようです。海外での訓練が発生すれば、費用はさらに高額になると思われます。
医師
医師として働くには、医科大学や大学の医学部などで6年間学習を重ね、医師国家試験に合格しなければなりません。また、免許取得後は2年間の臨床研修を受けます。
国公立大学の医学部などで学ぶ場合は、学費がだいたい350万円前後かかるようです。一方、私立大学の場合は3000万円ほどかかる可能性があります。
歯科医師
歯科医師になるには、歯科大学や大学の歯学部などで6年間学んだ後、歯科医師国家試験に合格する必要があります。そして1年以上の臨床経験を積んだ後、勤務医や開業医として働きます。
6年制大学の学費は、国公立か私立かによって大きく変わるようです。国公立であればおおむね350万円ほど、私立だと2000万円~3000万円ほどかかることもあります。
年収が高い職業ランキング第1位は航空機操縦士
年収が高い職業はさまざまありますが、「令和6年賃金構造基本統計調査」によれば、航空機操縦士の年収がとくに高い結果でした。また医師や歯科医師の年収も高めです。
年収が高い反面、就業するには特別な資格やスキル・知識などが求められます。それらを修得するには大学などで専門的カリキュラムを受ける必要があり、費用も数千万円かかってしまうことが珍しくありません。
ただし国公立大学に行くか私立大学に行くかによって大きく学費が変わります。費用を少しでもおさえたい場合は、どのようなルートをたどるか検討するとよいでしょう。
出典
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査
e-Stat 賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
