ついに「年収800万円」に到達! 現在50歳ですが、同世代の中でも「高収入」ですか? 上位何パーセントでしょうか?

配信日: 2025.05.21 更新日: 2025.10.21
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ついに「年収800万円」に到達! 現在50歳ですが、同世代の中でも「高収入」ですか? 上位何パーセントでしょうか?
目標にしていた年収水準に到達できるとうれしいですよね。特に50代は年収水準が高まりやすい時期と言えます。年収については、身近な人であっても話したり聞いたりすることが難しい分野ですが、周囲の人がどれくらいもらっているのかが気になる人もいるでしょう。
 
本記事では、周囲がどれくらい給与を受け取っているのか、国税庁の「民間給与実態統計調査」を参考に紹介します。
小林裕

FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート

年収800万円超は同世代の中でも高収入

「令和5年分 民間給与実態統計調査」の「年齢階層別の平均給与」を参照すると、50~54歳の平均年収は540万円(男性689万円、女性343万円)です。55~59歳の平均年収は545万円(男性712万円、女性330万円)という結果です。
 
上記結果から、年収800万円の人は同世代の中でも高収入といえるでしょう。
 

年収800万円超は全世代において上位約11.1%

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は460万円(男性は569万円、女性は316万円)です。つまり、年収800万円超の人は、平均年収よりかなり多い年収です。なお、給与階級別分布は図表1のとおりです。
 
図表1

年収 割合
100万円以下 8.1%
100万円超 200万円以下 12.3%
200万円超 300万円以下 14.0%
300万円超 400万円以下 16.3%
400万円超 500万円以下 15.4%
500万円超 600万円以下 10.8%
600万円超 700万円以下 7.1%
700万円超 800万円以下 4.9%
800万円超 900万円以下 3.2%
900万円超 1000万円以下 2.3%
1000万円超 5.6%

国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査 を基に筆者作成
 
上記図表を参照すると、年収800万円を超える人の割合は全体の約11.1%です。全体のおよそ11人に1人しかいません。また、年収800万円は、転職サイトなどで「ハイクラス」と称される水準であるため、高収入といえるでしょう。
 

高年収になりやすい業種

こちらも国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者について、業種別に給与階級別分布をみると、平均給与が最も高い「電気・ガス・熱供給・水道業」では800万円超の人が 41.1%もいます。
 
また、「金融業、保険業」の800万円超の人は26.7%います。これらは高年収になりやすい業種といえるでしょう。
 

まとめ

本記事では「令和5年分 民間給与実態統計調査」の調査結果をもとに、周囲の人がどれくらいの給与をもらっているのかを紹介しました。年収800万円の人については、全体で見ても同世代で見ても高収入という結果でした。
 
なお、年収は高いに越したことはありませんが、ストレスの少なさや人間関係、休みの取りやすさ、仕事のやりがいなど、年収以外の観点を重視する人もいるでしょう。今回紹介した内容はあくまで参考程度にしてください。
 

出典

国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
 
執筆者:小林裕
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート

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