婚活で「年収1000万円」以上の人と出会ってみたい! 実際、それだけ高収入の人はどのくらい?「タワマン」に住んで余裕のある生活を送れるの? 手取り額もあわせて検証
また、年収1000万円の人であれば、タワーマンションに住み、余裕のある生活を送れるはず、と思うかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?
本記事では、年収1000万円以上の人の割合や、年収1000万円でタワマンに住んで余裕のある生活が送れるのかを解説します。
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日本で年収1000万円以上の人の割合は?
まず、年収1000万円以上の人がどれくらいいるのか確認してみましょう。国税庁が発表している「令和5年分民間給与実態統計調査」によれば、日本の民間企業で働く給与所得者のうち、年収1000万円を超える人の割合は全体の5.5%です。つまり、単純に考えれば100人に5~6人しかいない計算になります。
ただし、この割合は全ての年代を含んだ割合です。世代別の平均年収を見てみると、次のとおりです。
●20~24歳:267万円
●25~29歳:394万円
●30~34歳:431万円
●35~39歳:466万円
●40~44歳:501万円
●45~49歳:521万円
●50~54歳:540万円
●55~59歳:545万円
このように、平均年収は基本的には年齢が高くなるにつれて上がります。婚活市場、特に若い世代に絞った場合、年収1000万円以上の人の割合は5.5%よりもさらに低くなるでしょう。
年収1000万円なら余裕のある生活はできる?
年収1000万円と聞くと「タワーマンションに住んで、ぜいたくな生活ができる」と思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。
年収1000万円と言っても、そこから社会保険料や税金などを差し引くと、手取りはだいたい7~8割程度となります。そのため、年収1000万円から手取りに換算すると、おおよそ750万円前後となります。これを月あたりに換算すると60万円程度です。
続いて、タワマンの家賃相場ですが、こちらはどこのエリアに住むのか、また物件のレベルにもよるため一概には言えません。ただ、都内の人気エリアの場合は最低でも月20~30万円、場合によっては50万円近くすることも珍しくありません。駐車場代や管理費も含めるとさらに出費がかさみます。
また、人によっては子育てや教育費、趣味や旅行に費やすお金も考慮すると、意外と余裕がないと感じることもあるでしょう。
なお、タワマン生活を支えるには安定した収入源が必要です。例えば年収の中でボーナスが大きく影響する仕事の場合などは、その年その年によって家計の安定が大きく左右される点も見逃せません。そのため、年収1000万円であればタワマンに住んで余裕がある生活ができるとは一概には言えず、慎重な資金計画が必要です。
婚活では自分の努力に加え、相手についても年収以外の要素も重要
婚活で年収1000万円以上の相手を求める場合、自分についてもそれに見合う魅力や努力が必要になります。
また、経済的なステータスは確かに大切な要素ですが、それだけでなく相性や価値観の共有も重要です。結婚は人生の大きな選択ですので、収入だけでなく、お互いに支え合える関係を築けるかどうかも大切だと言えるでしょう。
まとめ
婚活において年収1000万円以上の人に出会うのは決して簡単ではありませんが、その可能性はゼロではありません。とは言え、年収1000万円あっても、タワマン暮らしで余裕のある生活を送れるかどうかはさまざまな条件によって変わります。
また、そもそも結婚生活には年収以外の要素も重要です。ときには収入だけでなく、お互いの価値観や人生観を大切にすることが、幸せなパートナーシップへの第一歩になるでしょう。
出典
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
