大学時代の友人と久しぶりに会ったら、20代で「年収700万円以上」あると聞いて驚きました。同年代でそんなに稼げる職種ってあるのでしょうか?

配信日: 2025.06.20 更新日: 2025.10.21
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大学時代の友人と久しぶりに会ったら、20代で「年収700万円以上」あると聞いて驚きました。同年代でそんなに稼げる職種ってあるのでしょうか?
学生時代の友人から、年収が高いことを聞いて驚いた経験がある人もいるでしょう。自分と同じ20代で、そこまでの収入を得ている人がいると知ると、「どんな仕事をしているのか?」「自分にも可能性があるのだろうか?」と気になるものです。
 
本記事では、20代で年収700万円を達成している人の割合や、高収入を実現できる代表的な職種、さらにそうした職種で活躍するために必要なスキルや考え方について解説します。
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20代で年収700万円は珍しい?

まず、全体的な水準から確認してみましょう。パーソルキャリア株式会社(東京都港区)が運営する「doda」が発表した「平均年収ランキング(2024年版)」によると、20代全体の平均年収は360万円となっています。男女別では、20代男性が385万円、女性が337万円です。
 
このデータを見るかぎり、20代で年収700万円を超えている人はごく一部の存在であることが分かります。平均のほぼ2倍にあたるため、収入面ではかなりの上位層に位置するといってよいでしょう。
 
一方で年収700万円以上という水準は、30代後半〜40代でようやく届く人が増えるラインといえます。それを20代のうちに達成するとなれば、何らかの強みや環境に恵まれているケースが多いと考えられるでしょう。
 

20代で年収700万円を実現できる職種

では、どのような職種や業界なら、20代で年収700万円を超えることが可能なのでしょうか。本章では、代表的な高年収の傾向にある業界を紹介します。
 

■総合商社

大手総合商社では、若手でも早い段階で高い報酬を得ることがあります。海外駐在のチャンスが多く、語学力や交渉力を武器に、グローバルに活躍することが求められます。業務の負担も大きいですが、その分リターンも大きいのが特徴です。
 

■金融業界(証券・投資銀行)

金融業界のなかでも、特に投資銀行部門では20代のうちに年収700万円以上に到達する人が多くいます。ハードな働き方にはなりますが、営業成績やプロジェクト成果に連動してインセンティブが支給されるため、高収入を得やすい仕組みになっています。
 

■外資系コンサルティングファーム

外資系ファームでは、数年で昇進することが可能で、年収700万円を超えることもあります。問題解決力や論理的思考力が問われる反面、成長スピードは非常に速く、成果が収入に反映されやすい職場です。
 

■IT・Web系企業(エンジニア、PM)

ITエンジニアやプロジェクトマネージャー(PM)など、専門スキルを持つ技術者は年収が高めです。特にAI、クラウド、セキュリティー分野に強い人材は需要が高く、20代でも実力次第で高収入を得ることが可能です。また、外資系IT企業やメガベンチャーでも高収入が狙えます。
 

■ 成果報酬型営業職

不動産、自動車、医療機器などの営業職では、売り上げに応じた歩合制が導入されていることが多く、優秀な営業成績を収めれば20代でも年収700万円超は珍しくありません。営業職では、コミュニケーション能力と営業センスが強く問われる傾向にあります。
 

高収入を実現するためのスキルと考え方

高収入職種に就いたからといって、誰もが年収700万円を稼げるわけではありません。収入アップを実現するためには、以下のような意識とスキルが必要です。
 

1. 市場価値を意識したスキルの習得

「今後伸びる分野は何か」「企業が本当に求めているスキルは何か」といった視点で自己研さんを重ねている人は、転職市場でも評価されやすく、収入アップのチャンスが増える傾向にあります。
 

2. 成果を意識する働き方

成果主義の職場では、プロセスよりも「何を達成したか」が重視されます。自分の強みを理解し、目標に対して行動を最適化できる人は、若くても高評価を受けやすいです。
 

3. キャリア戦略の明確化

キャリアを場当たり的に選ぶのではなく、「数年後にどうなっていたいか」をイメージしながら経験やスキルを積んでいる人は、結果的に収入面でも成功しやすい傾向があります。
 

高収入を目指すなら、20代から戦略を立てよう

20代で年収700万円を超える人は少数派ですが、実際に存在します。そしてその多くは、専門性の高いスキルを持ち、成果が正当に評価される環境に身を置いている人が多いと考えられます。
 
大切なのは、「高収入=運がよい」と考えるのではなく、「どのような業界・職種なら自分も可能性があるか」「どんな準備が必要か」を冷静に見極めることです。無理に同じ道を目指す必要はありませんが、「年収700万円を稼ぐ20代」がどんな選択をしているのかを知ることで、自分自身のキャリアを見直すよいきっかけにもなるでしょう。
 

出典

パーソルキャリア株式会社 doda 平均年収ランキング(年齢別・年代別の年収情報)【最新版】
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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