新社会人になり、待ちに待った「夏のボーナス」が支給されました!自分へのご褒美も欲しいところですが、やはり「貯蓄や運用」に回すべきでしょうか?

配信日: 2025.07.04 更新日: 2025.10.21
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新社会人になり、待ちに待った「夏のボーナス」が支給されました!自分へのご褒美も欲しいところですが、やはり「貯蓄や運用」に回すべきでしょうか?
初めてボーナスを受け取る方の中には、ボーナスをどのように使うか考えている方もいるかもしれません。本記事では、新入社員の「夏のボーナス」がどのように使われているのか、そして「貯蓄」「運用」に回すべきなのかを解説します。
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新入社員に「夏のボーナス」を支給する企業は「77.5パーセント」

ボーナスとは、毎月決まって支払われる給与とは別に支払われる一時金です。会社によって支給の有無やタイミングは異なりますが、一般的に夏のボーナスは6月下旬から7月上旬に支給されるようです。なお、公務員の場合は具体的な日付が決められており、6月30日となります。
 
株式会社産労総合研究所が発表した「2024年度 決定初任給調査」によると、新卒入社者に対して何らかの夏季賞与を支給している企業は77.5パーセント、支給していない企業が12.2パーセントという結果となりました。
 
また、ボーナスの支給方法としては「一定額(寸志など)を支給」が最も高く、65.7パーセントです。初ボーナスの平均支給額は学歴によって異なる傾向があり、大学卒の場合は「9万4112円」、高校卒の場合は「7万5076円」ということです。
 
新入社員でも夏のボーナスは受け取れる可能性があるものの、在籍期間が短く査定期間を満たしていないため、通常のボーナスよりも少ない金額が支給されるケースもあるようです。
 

20代の「ボーナスの使い道」は「旅行・レジャー」がトップ

初ボーナスは一般的に、どのような使い方をされているのでしょうか。20代のボーナスの使い道とその割合を表1にまとめました。
 
表1

使い方 割合
旅行・レジャー 42.5パーセント
趣味・娯楽 37.4パーセント
交際・外食費 30.7パーセント
生活費の補填 21.0パーセント
衣料・美容費 18.2パーセント
すべて貯金・貯蓄 12.7パーセント
金融商品(投資・資産運用) 12.2パーセント

出典:パーソルキャリア株式会社 doda「ボーナスの使い道ランキング【最新版】」を基に筆者作成
 
表1によると、20代のボーナスは旅行・レジャーに使っている方が最も多く、42.5パーセントでした。また、趣味・娯楽や交際・外食費など、初ボーナスを自分へのご褒美として使っている方が多い傾向です。一方、全額貯金・貯蓄や投資運用するなど、将来を見据えて使っている方はどちらも約12%と、比較的少数派といえます。
 

全額散財はNG! ボーナスの使途をいまから考えておこう

前述したように、新入社員が夏のボーナスを受け取る場合、少しばかりの気持ちを表す寸志として支給される可能性があります。支給される平均額としては「7万円~9万円程度」であるため、新入社員であれば、通常の支給額が望めるのは早くとも冬のボーナスからと考えてよさそうです。
 
また、初めて支給されたボーナスだからといって、全額散財するのは避けるべきでしょう。新入社員の中には、貯金がほとんどない方もいるかもしれません。
 
もし、支給されたボーナスを全額使い切ってしまうと、貯金するチャンスを失い、不意の出費に対応できなくなるおそれがあります。パーソルキャリア株式会社が実施した調査では、全体の40.8パーセントがボーナスの半分以上を貯金に回すという結果となりました。
 
貯金をしたいのであれば、お金が入ったら先に貯金分を取り分けておくことをおすすめします。
 

まとめ

新社会人にも夏のボーナスを支給する会社が約7割で、支給されたボーナスを旅行に使っている方が約4割いるようです。ただし、新入社員の夏のボーナスは基本的に一定額支給となり、平均支給額は1ヶ月分の給料と同じかそれ以下かもしれません。将来に備えたいのであれば、貯蓄や運用も視野に入れてみるといいでしょう。
 

出典

株式会社産労総合研究所 2024年度 決定初任給調査
パーソルキャリア株式会社 doda ボーナスの使い道ランキング【最新版】
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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