理想の年収は「500万円以上」が6割超え!では、日本の“現実の平均年収”はいくら?
本記事では、日本の平均年収と「年収500万円以上」を希望している人の割合をご紹介するとともに、年収アップのためにできることについてまとめています。
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日本の平均年収
自分の年収が平均と比べてどうなのかを確認するために、日本の平均年収を確認してみましょう。国税庁が実施した「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は460万円です。
「年収500万円」と比べてみると、平均給与はやや足りていないという実態が分かります。
男女別、雇用形態別にみると表1のようになっています。
表1
| 男女別平均年収 | 雇用形態別平均年収 | ||
|---|---|---|---|
| 男性 | 女性 | 正職員 | 正職員以外 |
| 569万円 | 316万円 | 530万円 | 202万円 |
※国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」を基に筆者作成
また、給与階級別分布をみると、男性は400万円超500万円以下、女性は100万円超200万円以下の人の割合が最も多くなっています。
年収500万円以上を希望する人はどのくらいいる?
株式会社AZWAYが2024年に実施した「理想の年収」についてのアンケート調査によると、回答数が最も多かったのは「500万~700万円」の32.4%でした。全体では「理想の年収」の割合は表2の通りです。
表2
| 理想の年収 | 割合 |
|---|---|
| 300万円以下 | 8.7% |
| 300万~500万円 | 28.0% |
| 500万~700万円 | 32.4% |
| 700万~1000万円 | 16.3% |
| 1000万円以上 | 9.8% |
| 2000万円以上 | 3.1% |
※株式会社AZWAY「理想の年収についてのアンケート調査」を基に筆者作成
年収500万円以上を希望する人の割合は61.6%を占めることが分かっています。
年収アップのためにできることは?
ここからは、年収アップのためにできることをまとめました。
転職して年収を上げる方法
転職によって年収アップに成功するには、いくつかポイントがあります。
例えば、今まで年功型の給与体系の会社で働いていた場合は、実力・実績評価型の企業へ転職することで、年収アップのチャンスが生まれるかもしれません。転職先を探す際は、どのような評価方式をとっているか確認してみましょう。
また、転職先が大手企業だからといって年収がアップするとは限りません。中小企業は実力に応じて年収が決められることもあるため、広い目で転職先を探してみるとよいでしょう。
転職せずに年収を上げる方法
転職せずに年収を上げたいのであれば、昇進やスキルアップを目指しましょう。資格を取得するなどの方法でスキルアップした場合、給与にはどのように反映されるのかを事前に確認しておくと安心です。また、部署を異動することで給与アップを狙える可能性もあるでしょう。
そのほか、認められている場合は副業によって収入を増やす方法があります。また、投資を始める方法なども検討してみるとよいかもしれません。
年収「500万円」以上を希望する人の割合は61.6%|日本の平均年収は460万円
アンケート調査の結果によると、理想の年収を「500万~700万円」とする人の割合が最も多く、年収500万円以上を希望する人の割合は61.6%となっています。
日本の平均年収は460万円なので、平均と同じぐらいの年収の人は理想の年収に近づけるよう、年収アップを目指してみるのもよいでしょう。
年収アップの方法は転職する場合と転職しない場合で変わってくるため、どのような働き方を希望しているかを明確にしたうえで検討してみることをおすすめします。
出典
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査
株式会社AZWAY 理想の年収についてのアンケート調査
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
