友人は「夏のボーナスが10万円出た」そうで羨ましいです…。新入社員に夏のボーナスを支給する会社は少ないはずですよね?
本記事では、新入社員に夏のボーナスを支給する会社の割合や、20代のボーナス使途を解説します。あわせて、おすすめのボーナスの使い道もご紹介しましょう。
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新入社員に夏のボーナスを支給する会社は「77.5パーセント」
株式会社産労総合研究所が実施した「2024年度 決定初任給調査」によると、新入社員の夏季賞与の支給状況は「何らかの夏季賞与を支給する」が77.5パーセント、「支給しない」は12.2パーセントとなっています。
支給方法は「一定額(寸志等)を支給」が最多の65.7パーセントでした。次いで「在籍期間の日割計算で支給」が18.2パーセント、「日割以外の一定割合で支給」が10.5パーセントとなっています。
また、平均支給額については大卒が9万4112円、高卒が7万5076円でした。支給額の分布は、大卒・高卒ともに「5万~10万円未満」が最多となっています。
20代の「夏のボーナスの使い道」は「貯蓄」がトップ
少し古いデータですが、2019年度に消費者庁が行った調査を基に、20代の夏のボーナスの使い道を表1にまとめました。
表1
| 使い道 | 割合 | |
|---|---|---|
| 第1位 | 貯蓄 | 35.5パーセント |
| 第2位 | 国内旅行、理美容関連、特に決めていない | 19.4パーセント |
| 第3位 | 衣料、履物、ファッション雑貨、趣味・娯楽サービス | 16.1パーセント |
消出典:費者庁「[参考・6月(確報)]ゴールデンウィークの過ごし方及びボーナスの使途予定に関する意識調査結果」を基に筆者作成
ボーナスは「貯蓄」に回す人が最も多くなっており、次いで「国内旅行」や化粧品・ヘアカラー・エステなどの「理美容関連」、「特に決めていない」が同率の19.4パーセントとなっています。
「貯蓄」だけではない「初ボーナス」のすてきな使い道
初ボーナスは貯蓄以外にも、以下のような使い道があります。
・両親にプレゼントを贈る
社会人として働き始めて、両親のありがたみを改めて実感するようになったという人も少なくありません。初ボーナスは社会人になって初めてまとまったお金を使える機会であるため、これまでの感謝を込めて両親にプレゼントを贈るのもすてきな使い道です。
両親が好きな花や食材、あるいは学生の頃には手が出せなかった品物をプレゼントすれば、お互いにとっていい思い出になるでしょう。メッセージカードや手紙も添えると、より喜んでもらえるかもしれません。
・記念品を買う
自分自身へのごほうびに使うのも一つの使い道です。ジュエリーやブランド品や時計など、いつも身に付けるもので価値が下がりにくい品物は満足感を得やすいでしょう。取引先や顧客と商談する機会のある職業の場合、一種の信用につながるケースもあるかもしれません。
また、自宅のインテリアや家電など、日常生活を充実させる品物もいいでしょう。形として残る品物にお金を使うことで、記念にもなります。
・投資を始める
使い道が特にない人は、将来に備えて投資を始めるのも一つの手です。投資初心者の場合、比較的リスクが低い投資信託・債券・NISAなどがいいでしょう。近年では、インターネットを通じて手軽に始められる投資も出てきています。
投資は必ずしも資産が増えるとは限りませんが、投資を通じて得られるお金だけでなく経済知識も大きな財産です。リスクを理解したうえで、少額から投資を始めてみるのもいいでしょう。
まとめ
新入社員に夏のボーナスを支給する会社は77.5パーセントで、平均支給額は大卒が9万4112円、高卒が7万5076円となっています。20代の夏のボーナスの使い道は、貯蓄が35.5パーセントで最多です。
貯蓄以外にも、両親へのプレゼントや記念品の購入などすてきな使い方をしてみるのはどうでしょうか。将来のために投資もおすすめです。自分にとって、納得のいく使い道を計画しましょう。
出典
株式会社産労総合研究所 2024年度 決定初任給調査
消費者庁[参考・6月(確報)]ゴールデンウィークの過ごし方及びボーナスの使途予定に関する意識調査結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
