「高級ブランド服=お金持ち」ではない? 本当の「高収入所得者」が好む洋服や大切にしている価値観とは?
本記事では、高収入所得者が好む洋服ランキングや大切にしている「価値観」について紹介します。
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高収入所得者が好む洋服ランキング
本章では、高収入所得者が身につける機会の多い洋服を「ハイブランド」「ブランド」別に、ランキング形式で紹介します。
高収入所得者が好む「ハイブランド洋服」ランキング
ラグジュアリーカードを提供する「Black Card Ⅰ株式会社」は、2024年にラグジュアリーカード会員のなかから世帯年収2000万円以上の方を対象とした「ライフスタイルに関する調査」を実施しています。ラグジュアリーカード調べによると、年収2000万円以上の高収入所得者がよく身につけるハイブランド洋服の上位5選は次の通りです。
・1位:ルイ・ヴィトン 24.0%
・2位:エルメス 18.1%
・3位:グッチ 12.6%
・4位:バーバリー 12.3%
・5位:プラダ 10.8%
上位のブランドに共通するのは「耐久性の高さ」のようです。高品質な素材と熟練の職人による繊細な仕上げで、美しさと実用性を両立させています。また、公式ストアでのリペア対応や正規保証など、修理、メンテナンス体制も整っているため、総じて長期使用に向いているのでしょう。
すべての高収入所得者に該当するわけではありませんが、実用性のあるハイブランド商品を好む傾向にあるといえるかもしれません。
高収入所得者が好む「ブランド洋服」ランキング
同調査では「ブランド洋服」についても調査結果が公表されています。ラグジュアリーカード調べによると、上位5選は下記の通りです。
・1位:ユニクロ 42.1%
・2位:モンクレール 21.9%
・3位:ナイキ 17.0%
・4位:ラルフローレン 15.2%
・5位:ザ・ノース・フェイス 12.3%
ブランド洋服の場合は「ユニクロ」が42.1%と最も高く、次いで「モンクレール」「ナイキ」などスポーティーなブランドが好まれています。ビジネスシーンでも、昨今では堅苦しくないスマートカジュアルな装いも多く見受けられるでしょう。
これらのことから、高価格帯に限定せず、自身のスタイルに合わせたファッションを選択する傾向が伺えます。
高収入所得者が大切にしている「価値観」とは?
年収2000万円以上の高収入所得者が、プライベートや仕事において特に大切している価値観は「人とのつながり」「学び続ける姿勢」「未知への体験」「創造力を養う」という4点です。この点についてもBlack Card Ⅰ株式会社が2024年に実施した調査によって、表1のように詳細が公表されています。
表1
| カテゴリ | 内容 | 割合 |
|---|---|---|
| 「人とのつながり」 | 仲間や大切な人と楽しい時間を過ごすこと | 40.4% |
| 仕事でもプライベートでも新しい人とつながり、出会いを楽しむこと | 40.4% | |
| 「学び続ける姿勢」 | 常に好奇心を失わず、新しいことを学び続けること | 37.4% |
| 「未知への体験」 | まだ行ったことのない場所やなかなか経験できない珍しい体験をすること | 34.0% |
| 「創造力を養う」 | 新しいアイデアを考え、創造的かつ独創的に自分のやり方でそれをおこなうこと | 30.8% |
※Black Card Ⅰ株式会社「ラグジュアリーカード調べ」を基に筆者作成
対して、承認欲求や自己顕示欲については「18%」ほどと低く、このことからも高収入所得者のすべてが高級ブランドに強いこだわりを持っているわけではないことが伺えるでしょう。高収入所得者にとって「ラグジュアリー」とは高価なものではなく「お金で買えないもの」に価値を見いだしているという考え方が浮き彫りになっています。
「高級ブランド服=お金持ち」とは限らない! 高収入所得者は「お金で買えないもの」を大切にする傾向にある
高級ブランド服を購入する人は、お金持ちだけとは限りません。
実際に、ユニクロやモンクレール、ナイキといったスポーティーなブランドが好まれるという調査結果も出ています。本当の高収入所得者は「お金で買えないもの」を大切にする傾向にあり「高級ブランド服=お金持ち」とは限らないことを示しているといえるでしょう。
出典
Black Card Ⅰ株式会社 ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査 (PR TIMES)
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
