「ボーナス」が高い業界TOP3! 「新入社員」でも「満額」もらえるの?
そこで今回は、ボーナスが高い業界TOP3についてランキング形式でまとめました。
また、夏と冬のボーナスの平均額やボーナスの種類についても解説しますので、ボーナスの平均額やボーナスの決め方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
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ボーナスが高い業界TOP3
厚生労働省が実施する「毎月勤労統計調査」を基に、ボーナスが高い業界TOP3の2024年の平均賞与額を表1にまとめました。
表1
| 業種 | 夏季賞与 | 冬季賞与 | |
|---|---|---|---|
| 一人当たり平均額 | |||
| 1 | 電気・ガス業 | 88万1533円 | 94万3474円 |
| 2 | 情報通信業 | 73万9621円 | 70万7303円 |
| 3 | 金融業、保険業 | 70万3753円 | 64万1032円 |
※参考資料を基に筆者作成
表1より、夏と冬のボーナスともに高い業界は、第1位が「電気・ガス業」で約88万円~94万円、第2位が「情報通信業」で約70万円~73万円、第3位が「金融業、保険業」で約64万円~70万円となっています。
2024年の全体の平均賞与額は前年度よりも2.3%~2.5%増加しており、夏のボーナスが41万4515円、冬のボーナスが41万3277円です。なお、前年度の2023年は夏のボーナスが39万7129円、冬のボーナスが39万5647円でした。
2024年全体の平均賞与額約41万円に比べて、ボーナスが高い業界「電気・ガス業」「情報通信業」「金融業、保険業」の賞与額は約1.5倍~2.3倍高いことが分かります。
新入社員はボーナスを「満額」もらえる?
新入社員がボーナスを満額もらえるのは冬のボーナスからといわれています。入社1年目の冬のボーナスは基本給の2ヶ月が平均となるようですが、会社の業績によってボーナス額は異なるでしょう。
一般的に、民間企業は3ヶ月程度の試用期間が設けられています。そのため入社1年目の夏のボーナスは査定期間が足りず、満額もらえるケースはほとんどないでしょう。ただし、会社によっては数万円程度「寸志」として支給されることもあるようです。
ボーナスの種類
ボーナス額の決め方は勤務先によって異なるため、ボーナスがどのように決まるのか知っておくとよいでしょう。おもなボーナスの種類について解説します。
基本給連動型賞与
基本給連動型賞与は、毎月の基本給を基にボーナスの支給額を決める方法です。一般的に夏と冬の年2回支給され、多くの企業が導入しています。「基本給×数ヶ月分」として、基本給が30万円で3ヶ月分の賞与が支給される場合、賞与額は90万円となるイメージです。
業績連動型賞与
業績連動型賞与は、成果を基に金額を計算するボーナスです。成果主義型のため、会社全体や部署の業績、個人の成果などによって賞与額が決められます。おもに外資系企業で取り入れられており、社員の意欲向上につながることから、近年は国内の企業でも導入されているようです。
決算賞与
決算賞与は、会社の決算時期付近の業績を基に支給額が決まるボーナスで、利益が出ていない場合は支給されない可能性があります。夏と冬のボーナスとは別に支給する会社や、決算賞与のみの会社もあるようです。
ボーナスが高い業界TOP3は「電気・ガス業」「情報通信業」「金融業、保険業」
2024年のボーナスが高い業界のトップ3は「電気・ガス業」「情報通信業」「金融業、保険業」でした。一人当たり平均賞与額は、約64万円~94万円となっています。
新入社員がボーナスを満額もらえるのは冬のボーナスからといわれています。入社1年目の夏のボーナスは査定期間が足りないため、満額もらえるケースはほとんどないでしょう。ただし、入社1年目でも数万円程度「寸志」として支給する会社もあるようです。
出典
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和6年9月分結果速報等
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和7年2月分結果速報等
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
