「航空自衛隊」のパイロットの「年収」は？ 「旅客機」のパイロットと比較してどちらが高い？
そこで今回は、航空自衛隊のパイロットと旅客機のパイロットの年収を比較します。
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目次
航空自衛隊のパイロットの年収は？
防衛省によると、航空自衛隊のパイロットの年収は、約883万5000円です。内訳は、月々の給料が約59万4000円、ボーナスが約170万円（年間）と想定されます。
なお、陸上自衛隊の特殊作戦隊員は年収717万1000円程度、海上自衛隊の護衛艦乗組員は770万4000円程度です。自衛隊の中でも、パイロットは年収が高い傾向があるといえるでしょう。
航空自衛隊のパイロットと旅客機のパイロットの年収比較
航空自衛隊のパイロットと旅客機のパイロットでは、年収にどれくらいの違いがあるのでしょうか。ここでは、双方の年収を比較します。結果を以下の表1にまとめました。
表1
| 航空自衛隊のパイロット | 旅客機のパイロット （企業規模計1000人以上） |
|
|---|---|---|
| 年収 | 883万5000円 | 1725万8300円 |
| 月給 | 59万4000円 | 128万900円 |
| ボーナス | 170万7000円 | 188万7500円 |
※参考資料を基に筆者作成
表1から、ボーナスは大きく変わらないものの、月給は旅客機のパイロットの方が倍以上の金額となっていることが分かりました。同じ「飛行機操縦士」という業種で考えると、航空会社のパイロットの方が収入が高くなる可能性があります。
しかし、自衛隊には「特殊勤務手当」があるので、災害派遣や海上警備など、危険もしくは困難な勤務を行うときは特別手当が支給されます。そのため業務内容によっては、表1に記載の年収よりも増えるケースもあるようです。
パイロットの年収は航空自衛隊のパイロットが880万円程度、旅客機のパイロットが1700万円程度のため、航空会社の方が高くなる可能性がある
防衛省が公表する資料によると、航空自衛隊の戦闘機操縦士の年収は約883万5000円となっています。旅客機のパイロットの年収は平均で1700万円を超えるようなので、航空会社の方が倍以上高くなる可能性があります。
ただし、自衛隊には特殊勤務手当があるので、特別な任務を行うことで手当が支給される場合もあります。先ほど紹介した年収はあくまで目安であり、場合によっては予想以上に増額することもあるでしょう。
出典
防衛省 防衛省・自衛隊に関する質問〜32 自衛官の手当について〜
e-Stat 政府統計の総合窓口 令和６年賃金構造基本統計調査
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
