部長の愛車が“アウディ”でした。「800万円」以上はすると思うのですが、それほど稼ぎがいいということでしょうか?

配信日: 2025.08.25 更新日: 2025.10.21
この記事は約 3 分で読めます。
部長の愛車が“アウディ”でした。「800万円」以上はすると思うのですが、それほど稼ぎがいいということでしょうか?
会社の上司が高級そうな車に乗っていると「どのくらい稼ぎがあるのか?」と気になる人がいるかもしれません。
 
一般社員と比較すると収入にどのくらい差があるのか、部長になると“アウディ”を購入できるほどの稼ぎが実現できるのか、確認してみましょう。
 
本記事では、部長クラスの平均賃金やアウディの購入価格とのバランスとともに、昇給するための方法についてもご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

部長クラスの平均年収はいくら?

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、部長級の平均年収は978万6800円です。ほかの役職者(男女計)の平均年収と比較したものを、平均年齢・勤続年数とともに表1にまとめたので参考にしてください。
 
表1

平均年収 年齢 勤続年数
部長級 978万6800円 53.0歳 22.2年
課長級 824万3600円 49.3歳 20.7年
係長級 657万8600円 45.6歳 17.8年
非役職者 484万8800円 41.5歳 10.5年

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
非役職者の平均年収が男女計で484万8800円となっているため、部長級はその倍以上の収入があると考えられます。
 

アウディの購入価格と年収のバランス

今回は「部長の愛車がアウディだが、それほど稼ぎがよいのか?」ということなので、アウディの購入価格と部長クラスの平均年収とのバランスをみていきましょう。
 
アウディはモデルによって価格が異なりますが、1000万円以上の車種もあります。
 
ローンを組んで車を購入する場合、年収の4~5割以下におさえると無理なく返済できるという考え方もあるようです。部長級の平均年収は978万6800円なので、その4~5割だと約390万~490万円になります。
 
1000万円以上するアウディをローンで購入した場合、返済に無理が出るかもしれません。
 
もちろん、現金で購入した場合や頭金を支払った場合などは別ですが、車は購入後も税金や保険料・ガソリン代などの維持費がかかります。その点も考えると年収とのバランスが悪いかもしれません。
 

昇給を目指す方法

高級車に乗れるようになるなど、昇給することでモチベーションアップにつながる可能性があります。
 
昇給を目指すにはまず、現在勤めている会社でどのようにすれば昇給できるのか、システムを確認しましょう。例えば、インセンティブを支給する会社であれば、成果を出すことで昇給を目指せるかもしれません。
 
また、資格の取得に対して手当が支給されたり、評価につながって昇給できたりする可能性もあります。
 
もし、成果を正しく評価してもらえていないと感じるようであれば、上司や人事部に交渉してみるのもひとつの方法でしょう。ただし、どのような成果を出したのかを示す必要があるため、入念な準備が必要です。
 
今勤めている会社では昇給が見込めないと判断した場合は、転職も視野に入れて考えてみることをおすすめします。
 

部長級の平均年収は978万6800円! 非役職者の倍以上の収入があると考えられる

厚生労働省の調査によると、部長級の平均年収は978万6800円で、非役職者の平均年収である484万8800円の倍以上の収入があることが分かります。
 
今回は「部長の愛車がアウディ」ということですが、アウディはモデルによっては1000万円以上するものもあるようです。
 
年収の4~5割以下になるようにローンを組む場合、1000万円以上するアウディを購入するのは返済が不安になることもあるでしょう。年収が高いことから、貯蓄を頭金に充てたことも考えられます。
 
年収がアップすれば高級車を購入できる可能性も出てくるため、資格取得や交渉などにより昇給を目指すのもよいでしょう。
 

出典

政府統計の総合窓口(e-Stat) 厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 役職 第1表 役職、学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額 産業計
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問