娘の結婚相手は「警察官」ということです。警察署勤務なようですが年収はどのくらいなのでしょうか?

配信日: 2025.09.28 更新日: 2025.10.21
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娘の結婚相手は「警察官」ということです。警察署勤務なようですが年収はどのくらいなのでしょうか?
結婚相手が警察官と聞いて、収入が気になったり、将来の生活を心配したりする方もいるのではないでしょうか。結論、警察官の年収は一般的な会社員を上回っており安定しています。また、地方公務員として身分が保証されているため、不況や会社の業績に左右されにくいといえます。
 
さらに、年功序列による昇給制度により、年齢とともに収入が増加するため、安心して生活できるでしょう。本記事では、警察官の平均年収について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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警察官の年収はどれくらい?

結婚相手が警察官であれば、年収面での心配はほとんどないでしょう。警察官の平均年収は、一般的な会社員と比較して安定しています。業績によって給与が大幅に変動することなく、年功序列による昇給制度があるため、将来への安心感を十分に持てる職業です。
 

警察官の平均年収は約650万円

総務省が公表している「令和6年 地方公務員給与の実態」によると、警察官の平均給与月額は47万5875円で、年収に換算すると約570万円です。
 
国税庁が公表している「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、民間企業に勤めている方の平均年収は約460万円であるため、警察官は一般的な会社員と比較して高い収入を得ることが可能でしょう。
 
また、警察官は地方公務員として明確な給与体系が定められており、民間企業のような業績による変動がありません。不況や経済情勢に左右されることなく、安定した収入を継続して得られる点も大きな魅力です。
 
さらに、各種手当も充実しています。扶養手当や住居手当、通勤手当などが支給されるため、実質的な収入は手厚くなります。定年まで安心して働き続けられる職業として、将来設計を立てやすいでしょう。
 

警察学校在学中から給与が支給される

警察官採用試験に合格すると警察学校での研修が始まりますが、この期間中も正規の給与が支給されます。授業で使用する教材の購入費は自己負担ですが、警察学校は全寮制のため、住居費や食費の負担が軽減され、手取り額の多くを貯蓄に回すことも可能です。
 
一般企業の研修期間とは異なり、生活に必要な給与が保証されている点は大きな安心材料といえます。
 

警察官の収入を上げる3つのポイント

警察官の収入を上げるポイントは以下の3つです。
 

・最終学歴
・経験年数
・階級

 
一つずつ解説します。
 

最終学歴

総務省の調査によると、警察官の収入は最終学歴によって異なるようです。
 

・大学卒:約23万円/月
・短大卒:約21万円/月
・高卒:約20万円/月

 
学歴が高いほど給与が上がる傾向にあります。
 

経験年数

警察官の収入は、経験年数によっても異なります。
 
大学卒で入職した場合、経験年数に応じて以下のように収入が上がるようです。
 

・5~7年:約26万円/月
・10~15年:約31万円/月
・20~25年:約39万円/月
・35年以上:約41万円/月

 
警察官の給与体系は年功序列を基本としており、定年まで安定した昇給が続くため、長期的なライフプランを立てやすく、家族にとって安心できる収入といえるでしょう。
 

階級

神奈川県のホームページによると、警察官は階級によって収入が異なるようです。
 

・巡査:約22万円/月
・巡査長:約28万円/月
・巡査部長:約33万円/月
・警部補:約39万円/月
・警部等:約43万円/月
・課長補佐等:約45万円/月
・警視等:約47万円/月
・課長、署長等:約49万円/月

 
昇進試験に合格すれば高い年収を期待できるため、警察は努力次第で収入アップを実現できる職業といえます。
 

警察官の年収は安定しており家族も安心できる

警察官の年収は安定性と将来性を兼ね備えた魅力的な水準にあります。平均年収は約650万円と、一般的な会社員を上回ります。
 
警察官の年収を上げるポイントには、最終学歴や経験年数、階級などがあることが分かりました。着実な昇給と階級制度による昇進機会があるため、長期的な収入増も期待できます。警察官と結婚するのであれば、経済面での不安は少ないため、安心できるでしょう。
 

出典

総務省 令和6年地方公務員給与実態調査 第5表 職種別職員の平均給与額
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査
神奈川県ホームページ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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