「毎月旅行」に行っているという友人夫婦。「どれだけ稼いでいる」のでしょうか?

配信日: 2025.10.01 更新日: 2025.10.21
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「毎月旅行」に行っているという友人夫婦。「どれだけ稼いでいる」のでしょうか?
友人夫婦が毎月のように旅行に出かけていると、「一体どれくらいの収入があるのだろう」と気になる方もいるかもしれません。実際に月1回の旅行を続けるには、生活費に加えてどの程度の余裕が必要なのか、具体的な数字を知りたい人もいるでしょう。
 
そこでこの記事では、月1旅行を可能にする収入の目安を解説します。さらに、収入に関わらず旅行を楽しむための工夫についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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月1旅行に必要な生活費+旅行費用の目安は?

まず、総務省統計局の「家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、二人以上世帯の月平均消費支出は29万3997円、年間で約352万8000円となります。この月々の生活費に加え、旅行費用を見ていきましょう。
 
国土交通省観光庁の「旅行・観光消費動向調査 2024年 年間値(確報)」によると、2024年の日本人の国内宿泊旅行1人あたりの平均費用は6万9362円、日帰り旅行は1万9533円です。これを踏まえると、夫婦2人の場合、国内宿泊旅行で13万8724円(年間166万4688円)、日帰り旅行で3万9066円(年間46万8792円)必要になる計算です。
 
つまり、月々の生活費(約29万4千円)に旅行のための積み立てを加えると、月額33万3066円~43万2724円、年間で約400万円~519万円が必要になります。
 
具体例を出すと、食費や光熱費、保険、通信費などに加え、毎月旅行分を別途確保するとなると、最低でも500万円程度を稼いでいる必要があるといえるでしょう。
 

節約術で月1旅行を賢くかなえる方法

年収や生活費に余裕があるケースもありますが、そもそも「旅行費を抑える工夫」があれば、世帯年収が500万円に満たなくても、月1旅行をかなえられる可能性があります。
 
例えば以下のような工夫が挙げられます。
 

・日帰り旅行なら5000~1万5000円、ホカンス(ホテルでリラックス)なら2万~5万円、国内1泊旅行で2万~4万円程度に抑えるプランを選ぶ
 
・航空券やホテルは比較サイト(Agoda、楽天トラベル、じゃらんなど)で費用をこまめにチェックし、セールやクーポンを活用
 
・早期予約を心がけ、価格変動をチェックしながら安価な予約を狙う

 
こうした節約術を組み合わせることで、月1回の旅行を無理なく実現できることもあるでしょう。
 
また、近場の観光地やオフシーズンを狙う、LCCや高速バスの利用、民泊やゲストハウスを使うといった工夫も、旅費の削減につながる場合があります。
 

夫婦二人での月1旅行は世帯年収で500万円程度が一つの目安

毎月旅行に行っている友人夫婦の収入は、世帯年収500万円程度が一つの目安だと考えられます。この金額があれば、月々の生活費に加えて旅行費用を賄う余裕がある可能性が高いでしょう。
 
ただし、年収が低くても工夫次第で月1旅行を実現できる場合もあります。早期予約、クーポンやポイントの活用、近場やオフシーズンを選ぶなどの節約術を活用すれば、無理のない旅行プランが立てられるでしょう。
 
旅行を楽しむために必要なのは「高い収入」だけではなく、賢いお金の使い方や工夫といえます。収入に応じた予算管理と工夫で、旅をもっと楽しむ準備をするとよいでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要
国土交通省観光庁 旅行・観光消費動向調査 2024年 年間値(確報)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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