将来は「年収1000万円」を稼ぎたい! どういう仕事を目指せばいい? 実際に年収1000万円を稼いでる人ってどれくらいいるの?

配信日: 2025.10.25
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将来は「年収1000万円」を稼ぎたい! どういう仕事を目指せばいい? 実際に年収1000万円を稼いでる人ってどれくらいいるの?
「年収1000万円を稼ぐ」というのをひとつの目標にしている方もいるでしょう。高収入の象徴ともいえるこの金額ですが、実際にはどのくらいの人が達成しているのでしょうか。そして、どのような仕事に就けば実現できるのでしょうか。
 
今回は、最新の統計データをもとに、年収1000万円プレイヤーの実態と、その収入を目指すための現実的な道筋を考えていきます。
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年収1000万円の人はどれくらいいる?

国税庁長官官房企画課の「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収は478万円でした。男女別で見ると、男性は587万円、女性は333万円となっており、全体の中で「年収1000万円超え」の層はわずか6.2%にとどまっています。
 
この数字からも分かるように、年収1000万円は依然としてごく一部の人しか到達できない水準です。特に20代や30代など若年層ではほとんど存在せず、40代後半から50代以降でようやく見えてくる年収水準といえるでしょう。年齢が上がるにつれ管理職や専門職としての責任が増すことが、その背景にあります。
 

どんな仕事で年収1000万円を超えられる?

年収1000万円を達成している人の職業には、いくつかの傾向があります。特に多く見られるのは、企業の管理職や経営層といったマネジメントポジションです。
 
大企業の部長クラスや課長職の一部は、この水準に達するケースがあります。また、金融業界やコンサルティング業界では、30代後半以降で年収1000万円を超える例も少なくありません。
 
専門職としては、医師や弁護士、公認会計士、外資系企業の営業職なども高収入の代表例です。これらの職種は高い専門知識と長い経験が求められますが、その分報酬も高く設定される傾向にあります。
 
最近では、ITエンジニアやデータサイエンティストといった技術系職種でも、スキル次第で1000万円を超えるケースが見受けられます。特にAIやクラウド分野の専門人材は需要が高く、転職市場でも高い年収を提示される傾向があります。
 
ただし、こうした職種に就くには、それぞれに応じた資格取得やスキル習得の努力が必要です。短期間で実現するのは難しいものの、専門性を高めることで長期的に高収入を狙うことができるでしょう。
 

年収1000万円の現実と、そこを目指すための考え方

年収1000万円を超えると「豊かな生活ができる」と思われがちですが、実際には手取り額の目安は一般的に700万円~800万円程度になります。所得税や住民税、社会保険料などの負担が増えるためです。
 
さらに、居住地や家庭構成によっては生活の余裕が想像より少ない場合もあります。特に都市部では住宅費や教育費が高い傾向にあり、可処分所得が思ったよりも少ないというケースも少なくありません。
 
とはいえ、年収1000万円を目指すこと自体は、キャリアアップやスキル向上の大きなモチベーションになります。重要なのは「どのように」その金額に近づくかを具体的に考えることです。
 
転職によるステップアップ、資格取得、副業による収入源の拡大など、手段は1つではありません。また、単に収入の多さだけでなく、ワークライフバランスややりがいといった要素も考慮し、自分に合った働き方を探すことが大切です。
 

まとめ

年収1000万円という目標は、簡単に届く数字ではありません。しかし、現実的に達成している人は確かに存在し、その多くは専門スキルを磨き、キャリアを積み重ねてきた人たちであると考えられます。
 
今の自分の立ち位置から無理なくステップを描き、必要なスキルや経験を積んでいけば、将来的にその金額へ近づくことは不可能ではありません。収入の高さだけでなく、納得できる生き方を実現するために、自分らしいキャリア戦略を立てていきましょう。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和6年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与(15ページ)、3 給与階級別分布(23ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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