30代後半で“年収500万円”、近隣住民もその年収帯が多そう。23区内に住んでるけれど「ヴェルファイア」や「ハイエース」など大型車が多い!これって普通なの?

配信日: 2025.11.28
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30代後半で“年収500万円”、近隣住民もその年収帯が多そう。23区内に住んでるけれど「ヴェルファイア」や「ハイエース」など大型車が多い!これって普通なの?
自分と同じ年代や年収の人がどのような車に乗っているのか、住んでいるエリアでどのくらいの人が車を保有しているのか、気になっている人もいるでしょう。
 
本記事では、年収500万円の世帯や首都圏における乗用車保有率や大型自動車の保有割合をはじめ、「ヴェルファイア」や「ハイエース」の購入価格と年収とのバランスもご紹介します。
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年収500万円の乗用車保有率はどのくらい?

まずは、年収500万円における乗用車保有率がどのくらいなのか確認してみましょう。
 
一般社団法人日本自動車工業会の「2023年度 乗用車市場動向調査」によると、全世帯の世帯年収を5等分したうち、年収500万円(第3分位に含まれる場合)の世帯が乗用車を保有している割合は全体の81.2%を占めています。
 
そのうち、乗用車のみを保有している世帯の割合が76.4%、バンやトラックと併用している世帯の割合が4.8%です。
 
また、乗用車車型で見た場合、第3分位の大・中型乗用車保有率は全体の1%(2023年)となっています。
 
ただし、この数値は全体のものであり、地域によって違いがあります。
 
今回の「23区内に住んでいる」ことに限定して、「首都圏」のデータを参考にすると、大・中型乗用車保有率は全体の1%という結果でした。カローラやマーチなどの大衆車や、ミラ・ワゴンRなどの軽乗用車に比べると保有率は低いことが分かります。
 

「ヴェルファイア」や「ハイエース」の購入価格

今回は「東京23区でヴェルファイアやハイエースなどの大型車に乗っている人が多い」ということなので、購入価格がいくらくらいなのか確認してみましょう。
 
まず、ヴェルファイアの価格はグレードによりますが、600万円台のものから1000万円を超えるものまであります。
 
ハイエースは2WDだと200万円台~300万円台のものが多くなっていますが、4WDだと450万円以上するモデルもあるようです。
 
参考までに、カローラの購入価格は200万円台~300万円台、ミラは90万円台~100万円台であるため、ヴェルファイアやハイエースの購入価格は高額な方といえるでしょう。
 

年収と大型自動車の購入価格とのバランスは?

ローンを組んで車を購入する場合、借入限度額は年収の30~40%以内を目安にすると、無理なく返済できるという考え方もあるようです。
 
年収500万円の30~40%は150万円~200万円程度になるため、ヴェルファイアやハイエースを新車でローンを組んで購入した場合、返済が厳しくなるおそれがあります。
 
さらに、車を保有すると自動車税や保険料のほかに、ガソリン代や車検代、駐車場代などの維持費もかかります。
 
そのため、ヴェルファイアやハイエースのような大型自動車を保有している人は、それなりに年収が高いのかもしれません。もしくは、中古車を選ぶことで購入価格をおさえている可能性もあります。
 

年収500万円の乗用車保有率は8割以上だが、首都圏における大・中型乗用車保有率は全体の1%

一般社団法人日本自動車工業会の調査によると、年収500万円の世帯の乗用車保有率は8割を超えていますが、首都圏における大・中型乗用車保有率は全体の1%です。
 
大衆車や軽乗用車に比べると、大・中型の乗用車保有率は低いことが分かります。
 
ヴェルファイアやハイエースは購入価格が高めであるため、年収500万円の人がローンを組んで購入すると返済が難しくなる可能性があります。
 
そのため、保有しているのは年収がさらに高い人や中古車を購入した人なのかもしれません。いずれにしても、年収とのバランスを考えて、車を慎重に選ぶことが大切です。
 

出典

一般社団法人日本自動車工業会 2023年度 乗用車市場動向調査 5.本報告書を見るにあたっての留意点 3)本報告書における車型(クラス)区分(iiiページ)、I 乗用車市場動向 1.乗用車保有状況 乗用車世帯保有率の動向(年収・ライフステージ別)保有率の変化【全世帯】(3ページ)、2.車種タイプ・車型別保有率 乗用車車型の変化(8ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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