投手と捕手で年俸が「500万円」も違う!? 高校生の息子は捕手としてプロ野球選手を目指していますが、ポジションで年俸はそんなに変わるものなのでしょうか?

配信日: 2025.12.16
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投手と捕手で年俸が「500万円」も違う!? 高校生の息子は捕手としてプロ野球選手を目指していますが、ポジションで年俸はそんなに変わるものなのでしょうか?
プロ野球選手と一口に言っても、担当ポジションはさまざまです。プロ野球選手を目指す人のなかには、ポジションによって年俸がどれくらい変わるのか気になる人もいるでしょう。年俸は球団による差も大きいため、気になったときはまず球団別の平均年俸を調べてみてください。
 
今回は、プロ野球選手の球団別、ポジション別の平均年俸や、プロ野球選手の年俸の決まり方などについてご紹介します。
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プロ野球選手の平均年俸はいくらくらい?

野球選手の平均年俸は一般社団法人日本プロ野球選手会により公表されています。令和7年度の球団別平均年俸は以下の通りです。
 

・A球団:7800万円
・B球団:6956万円
・C球団:5799万円
・D球団:4977万円
・E球団:4853万円
・F球団:4466万円
・G球団:4379万円
・H球団:4216万円
・I球団:4062万円
・J球団:4007万円
・K球団:3898万円
・L球団:3744万円
・全体平均:4905万円

 
平均年俸は4905万円ですが、球団によって大きな差があることが分かります。例えば、最も平均年俸が高いA球団と最も低いL球団を比較すると、平均年俸の差は4056万円です。平均年俸を調べる際は、全体だけでなく自身が興味のある球団も確認してみるとよいでしょう。
 

ポジションによって平均年俸はどれくらい異なる?

一般社団法人日本プロ野球選手会によると、球団ごとのポジション別平均年俸は表1の通りです。
 
表1

投手 捕手 内野手 外野手
A球団 5120万円 9500万円 1億3847万円 5783万円
B球団 5157万円 1554万円 8943万円 1億3864万円
C球団 5465万円 4401万円 6919万円 6103万円
D球団 4114万円 2881万円 1億486万円 1995万円
E球団 3902万円 9729万円 3786万円 5495万円
F球団 4248万円 2727万円 5608万円 5047万円
G球団 3944万円 2080万円 6200万円 4008万円
H球団 4781万円 3083万円 3668万円 3891万円
I球団 4851万円 2844万円 2426万円 4685万円
J球団 4202万円 4071万円 3844万円 3673万円
K球団 3971万円 2796万円 4500万円 3681万円
L球団 4319万円 1962万円 4462万円 2195万円
全体平均 4503万円 4023万円 6196万円 4919万円

出典:一般社団法人日本プロ野球選手会「支配下公示及びポジション別」を基に筆者作成
 
全体平均で見てみると、捕手が最も年俸が少ない結果です。しかし、球団別に見てみると、投手よりも捕手の方が低い球団が多いものの、どのポジションよりも高い球団もありました。
 
つまり、ポジションによって年俸の基準額が決まっているのではなく、ポジションに関係なく選手ごとに年俸が決められていると考えられます。そのため、一概に捕手だから年俸が低い、投手だから高いとはいえません。
 

プロ野球選手の年俸の決まり方

プロ野球選手の年俸は、ポジションごとに一律で決まるのではなく選手本人の実績やポテンシャルなどを加味して、選手と球団側の契約交渉により決められます。試合で高い成績を残していれば、それだけ年俸も高くなる可能性があるでしょう。
 
また、試合中の実績だけでなく球団内での立ち位置や将来性、人気度合いなども関係しているとされています。年俸の具体的な査定基準や評価方法は球団ごとに異なるともいわれているため、実際にプロ野球選手となった際には、所属する球団がどのような基準で評価しているかを確認しておくとよいでしょう。
 

年俸はポジションだけでなく球団や選手本人の実績などで大きく変わる可能性がある

プロ野球選手の平均年俸は4905万円、また捕手のみに限定すると平均年俸は4023万円です。平均年俸と比較すると、捕手の年俸は低く感じるかもしれません。しかし、実際の年俸は球団ごとに大きく異なります。
 
ポジションを問わない全体の平均年俸だけで見ても、最も平均年俸が高い球団と低い球団では4056万円の差です。ポジション別で見ても、やはり球団によって年俸に差があります。
 
プロ野球選手の年俸は実績やファンからの人気などさまざまな要素を考慮したうえで、契約交渉により決定されるそうです。年俸の査定基準や評価方法は球団によって異なるため、プロ野球選手として球団に所属した際には、その球団の査定基準を確認しておくとよいでしょう。
 

出典

一般社団法人日本プロ野球選手会
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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