67歳ですが警備員として「月10万円」稼ぐことはできますか?体力がないと厳しいでしょうか?

配信日: 2025.12.26
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67歳ですが警備員として「月10万円」稼ぐことはできますか?体力がないと厳しいでしょうか?
67歳で新たに働き始めたいと考えたとき、「体力がもつか不安」「月に10万円程度稼げれば生活が安定する」と思う方は多いでしょう。そんな中で注目されているのが警備員という仕事です。年齢を問わず、未経験でも始められることが多く、無理のない働き方を選べる点から、定年後の選択肢として人気があります。
 
本記事では、67歳でも月10万円を稼ぐことができるのか、体力が必要かどうか、具体的な働き方とともに解説します。
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67歳からでも警備員として働けるのか

67歳であっても、警備員として働くことは十分に可能です。警備業界は高齢者の雇用に積極的であり、定年後の再就職先としても多くの募集があります。実際に、60代後半から警備の仕事を始めたという方も多数存在し、現場でしっかり活躍しています。
 
その理由の一つは、警備の仕事が「年齢よりも誠実さや責任感を重視する職種」であることです。また、研修制度が充実しているため、未経験でも安心して業務に取り組めます。週2日から勤務できる会社も多く、年金と併用して働きたい人にもぴったりの職種といえるでしょう。
 
特に67歳という年齢は「まだまだ動けるがフルタイムはきつい」という方が多く、その点で警備業はライフスタイルに合わせやすく、無理のない範囲で収入を確保できる現実的な選択肢です。
 

月10万円を稼ぐにはどれくらい働けばいいのか

では、実際に「月10万円」を目指すには、どの程度働く必要があるのでしょうか。ここでは、時給1100円を想定して試算してみましょう。
 
表1

勤務日数(週) 1日の勤務時間 月間出勤日数 月収目安
週2日 5時間 約8日 約4万4千円
週3日 6時間 約12日 約7万9千円
週4日 6時間 約16日 約10万5千円

 
表1からわかるように、週に4日・1日6時間程度の勤務ができれば、月10万円を超える収入を得ることが可能です。また、夜間勤務や休日勤務を取り入れることで、出勤日数を抑えながらも目標金額に到達しやすくなります。
 
ただし、体力面や生活リズムを考慮すると、無理のない日勤中心の働き方を選ぶほうが長続きしやすい傾向にあります。多くのシニア層は週3日程度の勤務で7〜8万円の収入を確保しつつ、必要に応じて出勤日を増やす調整をしています。
 

警備員の仕事に体力はどれくらい必要か

警備員と聞くと「長時間の立ち仕事がきつそう」というイメージを持つ方も多いかもしれません。確かに、交通誘導などの屋外業務は夏場や冬場に体への負担がかかる場面もありますが、すべての警備の仕事が体力勝負というわけではありません。
 
たとえば、施設警備と呼ばれるオフィスビルや病院、商業施設などでの業務は、出入り管理や監視業務、定時の巡回などが中心となり、屋内での勤務が多くなります。この場合、空調の効いた環境で業務が行えるため、67歳でも無理なく勤務できると感じる方が多数います。
 
また、現場によっては座って業務できるポジションや、歩行距離が少ない建物内巡回なども用意されています。自分の体力に合わせた業務を選べる点も、警備業界がシニアに適している理由のひとつです。
 
警備の仕事で必要な体力は「若者と同じだけ動けること」ではなく、「決められた時間を安全に勤め上げる安定した健康状態」であるため、過度に体力に不安を感じる必要はありません。
 

まとめ

67歳からでも警備員として働くことは現実的であり、体力に大きな自信がなくても十分に対応できる業務内容が多数用意されています。特に施設警備や短時間勤務が可能な現場を選べば、無理なく継続できる仕事として、多くのシニア層に支持されています。
 
また、月10万円を稼ぐことも不可能ではありません。週4日勤務や夜勤・休日勤務を組み合わせれば、短時間勤務でも目標金額に達することができます。収入面に安心を得られるだけでなく、生活リズムの維持や社会とのつながりという面でも、警備の仕事は定年後の生きがいにつながる職種です。
 
「まだ動けるうちは働きたい」「年金以外の収入がほしい」と考えている67歳の方にとって、警備員は非常に現実的で、やりがいのある仕事といえるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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