40代・年収300万円。親に「40代なら年収500万円が平均じゃないの?」と言われてしまいました…他の40代はもっと稼いでいますか?

配信日: 2026.01.11
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40代・年収300万円。親に「40代なら年収500万円が平均じゃないの?」と言われてしまいました…他の40代はもっと稼いでいますか?
40代の年収について、「平均500万円程度」と聞くと、自身の年収300万円という水準は「同年代と比べて低いのではないか」と感じる人もいるかもしれません。ただし、年収の平均値は、性別や雇用形態、職種や企業規模の違いなどによって大きく左右されるのが実情です。
 
実際の統計データを確認すると、40代の年収には幅があり、単純に平均と比較するだけでは実態を正確に捉えられない場合もあります。本記事では、国税庁の統計データを基に、40代の年収水準を整理するとともに、年収を伸ばすために考えられる方向性について解説します。
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全体の平均年収はどの程度か

国税庁長官官房企画課が公表している「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人あたりの平均給与は478万円となっています。この数値は男女を合算した平均で、内訳を見ると男性は587万円、女性は333万円と、大きな差があることが分かります。
 
また、雇用形態別に見ると、正社員(正職員)の平均給与は545万円である一方、正社員(正職員)以外は206万円にとどまっています。年収の平均値は、こうした雇用形態の構成を反映した結果であり、正社員かどうかが年収水準に大きく影響していることが読み取れます。
 

年齢階層別に見る40代の年収水準

次に、年齢階層別の平均給与を確認します。同調査によると、40~44歳の平均給与は516万円で、男性は630万円、女性は359万円となっています。さらに45~49歳では平均540万円となり、男性663万円、女性369万円という結果です。
 
このように、40代の平均年収が500万円台で推移しているのは事実ですが、その内訳を見ると男女差が大きく、また雇用形態の影響も強く反映されていると考えられます。そのため、「40代なら年収500万円が平均」という数字だけを基準に、自身の年収を評価するのは注意が必要です。
 

平均年収と実感がずれる理由

平均年収は、全体の傾向を把握するための指標ではありますが、個々の状況をそのまま表すものではありません。40代であっても、正社員として長く勤続している人と、非正規雇用や短時間勤務の人とでは、年収に大きな差が生じます。
 
また、業種や職種による賃金水準の違い、転職や育児・介護による就業形態の変化なども、年収に影響します。こうした要因を踏まえると、今回の40代・年収300万円という水準が、必ずしも「同年代より極端に低い」とは言い切れないケースもあります。
 

年収を上げるために考えられる選択肢

年収を上げる方法はひとつではなく、現在の立場や働き方を前提にしながら検討できる余地もあります。
 
例えば、同じ職場であっても、担当業務や役割が変わることで、手当や評価が年収に反映されるケースがあります。資格手当や職務手当、役職手当などが設けられている企業では、業務内容の変化が収入面に影響することもあります。
 
また、スキルや専門性の向上も中長期的な年収アップにつながる要素です。業務に関連する資格の取得や、特定分野での経験を積み重ねることで、昇給や将来的な条件改善につながる可能性があります。とくに、ITスキルや専門職資格などは、年齢を重ねてからでも評価されやすい分野とされています。
 
さらに、業界や職種による賃金水準の違いに目を向けることもひとつの視点です。同じ40代であっても、業界ごとに賃金水準には一定の違いが見られます。現在の経験を生かせる分野の中で、賃金水準の異なる選択肢がないかを把握しておくことも、今後の働き方を考えるうえで参考になります。
 

まとめ

国税庁の統計を見ると、40代の平均年収は500万円台ですが、その背景には性別や雇用形態の違いなどが大きく影響しています。平均年収はさまざまな働き方を含んだ数値であり、個々の状況とそのまま比較できるものではありません。
 
年収300万円という水準も、雇用形態や就業条件によっては珍しいものではありません。平均値だけにとらわれず、統計の内訳を理解したうえで、自身のキャリアや働き方をどうしていくかを考えることが、今後の収入や生活設計を考える際の重要な視点になるでしょう。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和6年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与(15ページ)、〔年齢階層別の平均給与〕(21ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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