手取り17万円の正社員です。月160時間勤務で時給換算すると約1,060円…もしかして時給1300円のバイトの方が稼げているのでしょうか?

配信日: 2026.01.31
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手取り17万円の正社員です。月160時間勤務で時給換算すると約1,060円…もしかして時給1300円のバイトの方が稼げているのでしょうか?
正社員として働いているのに、手取り額を時給換算するとアルバイトより低いのでは、と疑問に感じる人は少なくありません。特に最近は時給1300円以上のアルバイト求人も珍しくなく、比較して不安になるケースも多いでしょう。
 
本記事では、手取り17万円・月160時間勤務という条件をもとに、正社員とアルバイトの収入差や見落としがちなポイントを整理していきます。
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手取り17万円を時給換算すると本当に安いのか

月160時間勤務で手取り17万円の場合、単純計算すると時給は約1060円になります。これだけを見ると、時給1300円のアルバイトの方が高く見え、「損をしているのでは」と感じるのも無理はありません。ただし、この時給はあくまで「手取りベース」であり、額面給与や会社負担分は含まれていない点に注意が必要です。
 
正社員の給与からは社会保険料や税金が差し引かれますが、これらは将来の年金や医療保障につながる重要な支出です。時給換算だけで高い・低いを判断すると、実態を正確に捉えられない可能性があります。
 
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」によると、20代前半の平均月収は、男性が23万4200円、女性が23万600円となっています。一般的に、実際に受け取る手取り額はこのうち8割程度とされているため、手取り17万円は20代ではごく標準的な水準といえるでしょう。
 

時給1300円のアルバイトと収入を比較すると

仮に時給1300円のアルバイトで月160時間働いた場合、月収は約20万8000円となり、手取り17万円の正社員より高く見えます。ただし、アルバイトの場合は社会保険に加入していないケースも多く、国民年金や国民健康保険を自分で支払う必要があります。
 
その結果、最終的な可処分所得は想像より少なくなることも珍しくありません。また、シフト減少や契約終了といった収入の不安定さも考慮すべき要素です。単月の金額だけでなく、年間を通じた収入の安定性を見ることが重要です。
 

正社員ならではの「見えない収入」を忘れてはいけない

正社員の大きな強みは、賞与や昇給、退職金制度など、月給以外の収入が見込める点です。賞与が年2回支給される場合、年収ベースでは時給換算の印象が大きく変わることもあります。
 
さらに、有給休暇や育休・産休制度、会社負担の社会保険料なども金銭的価値に換算できます。これらはアルバイトでは得られにくいメリットであり、長期的な生活設計を考える上では重要な要素です。目先の時給だけで判断せず、トータルの待遇を見る視点が欠かせません。
 

自分に合った働き方を見極めるための考え方

収入面だけでなく、働き方そのものが自分のライフスタイルに合っているかを考えることも重要です。
 
例えば、正社員は勤務時間や業務内容が固定されやすい一方で、キャリア形成やスキル習得の機会が得られやすい傾向があります。将来的に昇進や転職による年収アップを目指すのであれば、正社員としての経験が有利に働く場面も多いでしょう。
 
一方、アルバイトは自由度が高く、副業や学業、家庭との両立がしやすい点が魅力です。短期的な収入を重視するのか、長期的な安定や成長を重視するのかによって、選ぶべき働き方は変わります。今の収入に不満を感じたときこそ、自分が何を優先したいのかを整理することが大切です。
 

時給だけで判断せず、年収と将来性を比較しよう

手取り17万円を時給換算すると低く感じますが、正社員とアルバイトでは前提条件が大きく異なります。アルバイトは時給が高く見えても、保険料負担や雇用の不安定さが伴います。
 
一方、正社員は福利厚生や将来の保障を含めた「総合的な収入」が特徴です。働き方を見直す際は、時給だけでなく年収、安定性、将来性まで含めて冷静に比較することが大切です。
 

出典

厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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