45歳で「俺なんて平社員」という同期が“年収600万円”でショック! 中小企業で“係長”の自分とほぼ同じですが、大企業の平社員のほうが「高収入で安定」していますか? 年収差を確認

配信日: 2026.02.15
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45歳で「俺なんて平社員」という同期が“年収600万円”でショック! 中小企業で“係長”の自分とほぼ同じですが、大企業の平社員のほうが「高収入で安定」していますか? 年収差を確認
中小企業で係長として責任を担い、順調にキャリアと年収を積み上げてきたつもりでも、大企業に勤める友人が「平社員だけど同じ年収600万円」と聞くと、胸がざわつく人もいるかもしれません。同じ年収であれば、中小企業の中間管理職と大企業の平社員では、どちらが有利なのでしょうか?
石井ヒロユキ

FP2級、AFP、社会保険労務士、第1種衛生管理者

中小企業と大企業の年収差はどれくらい?

国税庁が実施した2024年度の民間給与実態統計調査によると、従業員30~99人の事業所の男性給与所得者の平均年収は519万円、100~499人の事業所の男性給与所得者の平均年収は568万円となっています。
 
一方、従業員数1000人~4999人の大企業の男性給与所得者の平均年収は約680万円となっており、大企業の社員のほうが中小企業の社員よりも給与が高いケースが一般的です。
 
同調査によると、日本の給与所得者の平均年収は478万円、男性の平均年収は587万円となっていますので、やはり大企業に勤める社員が平均年収を底上げしていることが推測されます。
 
また、厚生労働省が実施した令和6年賃金構造基本統計調査によると、男性係長職の給与は非役職者より約22%高い結果となっているので、大企業の平社員と中小企業の係長では年収が同程度になるケースもあると考えられます。
 

中小企業と大企業で賃上げの差はどれくらい?

中小企業と大企業では、賃上げにどれくらい差があるのでしょうか?
 
2025年版中小企業白書によると、中小企業の2024年の賃上げ率は4.45%となっていますが、全規模平均の賃上げ率は5.10%となっており、大企業が平均を押し上げる形となっています。
 
また同白書によると、労働分配率(人件費÷付加価値額)は中小企業で約8割、大企業では約5割となっており、今後の賃上げ余力は大企業のほうが残っており、逆に中小企業は賃上げが苦しい状況になっている会社も少なくありません。
 

大企業で平社員として働くことのメリット

大企業で平社員として働くメリットとしては、年収が多い以外にも福利厚生が充実している、倒産のリスクが低く安定していることが挙げられます。また、賃上げの余力も中小企業より高いため、今後の年収増を期待しやすいことなどもメリットと言えるでしょう。
 
安定して年収増を狙えるので、将来のライフプランを決めやすい、老後の心配が少なくなるなどのさらなるメリットにつながる可能性もあります。
 

中小企業の中間管理職のメリット

一方、中小企業の係長職のメリットは何でしょうか? 中小企業の中間管理職と言えば、プレイングマネジャーのイメージがありますが、人によってはいろいろな仕事を経験できてスキルが広がる可能性もあることなどがメリットと言えるのではないでしょうか。
 
また、賃金構造基本統計調査によると、男性課長職の平均給与は係長職よりも約100万円多く、係長から課長に出世して、役職経験を積むことで、自身の市場価値を高めることもでき、結果的に大きな年収アップを狙うこともできるでしょう。
 

まとめ

年収や安定だけなら大企業の平社員のほうがメリットは大きいですが、仕事の裁量権ややりがい・スキルなどは中小企業の係長のほうが今後のメリットが大きくなる可能性も考えられます。
 
中小企業の係長から実績を残し、課長や部長に昇進することができれば、大企業に勤める同年齢の平社員よりも年収が多くなる可能性がありますし、仕事の幅やスキル、やりがいなどがますます高まる可能性もあります。
 
自身の仕事の価値観(年収重視、やりがい重視、安定性重視など)を大切にして、大企業を選択するか、中小企業を選択するか判断することが大切です。
 

出典

国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概要 役職別
中小企業庁 2025年版 中小企業白書 第7節 賃金・賃上げ
 
執筆者 : 石井ヒロユキ
FP2級、AFP、社会保険労務士、第1種衛生管理者

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