正社員で「月給25万円・時給換算1560円」ですが、派遣社員は「時給2000円」です。私のほうが“給料が低くて損”に感じますが、この差は妥当ですか? 正社員の「数字以外のメリット」とは

配信日: 2026.05.13
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正社員で「月給25万円・時給換算1560円」ですが、派遣社員は「時給2000円」です。私のほうが“給料が低くて損”に感じますが、この差は妥当ですか? 正社員の「数字以外のメリット」とは
正社員と派遣社員が混在する会社で働いていると、「正社員より派遣社員のほうが時給が高い」と感じる人もいるでしょう。例えば、月給25万円の正社員の自分と派遣社員の時給を比べると、自分のほうが時給換算では少なくて「正社員って損なのでは」と感じることもあるかもしれません。
 
本記事では、月給を時給に換算した場合の比較や、派遣社員の時給が高く見える理由、年収ベースでの違いについて解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

月給25万円は時給いくら?

まずは、月給25万円を時給に換算してみましょう。一般的な事例として、1日8時間・月20日勤務とすると、月の労働時間は160時間です。
 
この場合、時給は25万円÷160時間=約1560円となります。この数字だけを見ると、時給2000円の派遣社員のほうが高く、「自分のほうが低い」と感じるのも無理はないでしょう。
 

派遣社員はなぜ時給が高い?

派遣社員はなぜ時給が高く設定されているのでしょうか。理由の1つは、派遣社員にはボーナスや退職金がないケースが多いことが考えられます。正社員の場合、基本給とは別に賞与が支給されることが一般的ですが、派遣社員は時給にその分が上乗せされていることもあるでしょう。
 
また、雇用の安定性という面でも違いがあります。派遣社員は契約期間が定められていることが多く、更新されなければ仕事がなくなってしまいます。そのため、不安定さの分が時給に反映されているのです。
 
さらに、専門的なスキルが求められる職種では、人材確保のために時給が高く設定されることもあるでしょう。
 

年収ベースではどうなる?

続いて、年収ベースで比較してみましょう。月給25万円の正社員の場合、基本給ベースの年収は単純計算で300万円です。しかし、ここにボーナスが加わると、年収は大きく変わります。例えば、ボーナスが年間4~5ヶ月分(単純計算で約100~125万円)支給されるとすると、年収は300万円+100~125万円で400万円~425万円となります。
 
一方で、時給2000円の派遣社員が同じ時間働いた場合の年収は次の通りです。
2000円×8時間×20日×12ヶ月=384万円
 
このように、年収ベースで見ると、正社員のほうが高くなるケースもあるでしょう。
 

正社員の「見えない待遇」にも注目

正社員には、ボーナス含めた年収以外にもさまざまなメリットがあります。例えば、福利厚生の充実、住宅手当や家族手当などの各種手当が支給される場合もあります。また、昇給や昇進によって将来的に収入が増えることもあるでしょう。
 
さらに、雇用の安定性も大きな違いです。長期的に働ける環境が整っていることは、収入面だけでなく、ライフプラン全体にも影響します。
 

派遣社員のメリット

派遣社員には働き方の自由度が高いというメリットもあります。勤務地や勤務時間、仕事内容を自分の希望に合わせて選びやすく、ライフスタイルに応じた柔軟な働き方ができる点は大きな魅力です。
 
また、スキルを活かして高時給の仕事を選べるケースもあり、短期間で効率よく収入を得たい人にとっては魅力的な働き方といえるでしょう。
 

まとめ

月給25万円を時給換算すると約1560円となり、時給2000円の派遣社員と比べると低く見えるかもしれません。しかし、派遣社員の時給にはボーナスや雇用の不安定さなどが反映されていることが多く、単純に比較はできません。
 
さらに、年収ベースで見ると正社員のほうが高くなるケースもあり、福利厚生や将来性といった点も考慮する必要があります。とはいえ、派遣社員にもメリットはあります。
 
目先の時給だけで判断するのではなく、各種条件や自分の働き方の希望など、総合的に比較することが重要といえるでしょう。
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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