姉が婚活で「公務員」と結婚! 母は「お給料も安定してて安心」と言いますが、姉いわく「市役所勤務だから普通だよ」とのこと。公務員でも“高年収”じゃないんですか? 市役所職員の年収を確認
姉が市役所勤務の公務員と結婚し、母親が「お給料が安定していて安心ね」と喜ぶ一方、当の姉本人は「市役所勤務だから普通だよ」と冷静な反応……実際のところ、公務員、特に市役所職員の年収はどれくらいなのでしょうか。
本記事では、地方公務員(一般行政職)の平均給与額や市役所職員の年代別の給与水準、民間給与との比較などを解説します。
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地方公務員(一般行政職)の平均給与はどのくらい?
総務省「令和6年地方公務員給与実態調査結果」によると、令和6年4月1日時点の地方公務員(一般行政職)の平均給与月額は40万2761円となっています。これは、全地方公共団体の一般行政職の平均で、平均年齢は42.1歳です。
「平均給与月額」は、毎月支給される給料に、扶養手当・地域手当・住居手当・時間外勤務手当などの諸手当を加算した金額です。ボーナスにあたる期末手当・勤勉手当は、含まれていません。
一方、国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円です。地方公務員の年収を「平均給与月額×12ヶ月+ボーナス分」で単純に試算すると、民間の平均を上回る水準になり、「公務員=安定して高めの収入」というイメージは、あながち間違いではないといえます。
市役所職員(市の一般行政職)の給与水準は?
ただし、「地方公務員」と言っても、都道府県・指定都市・市・町村・特別区によって給与水準は異なります。同じ調査の団体区分別データで、一般行政職の平均給料月額(諸手当を除いた基本給部分)を見てみると、次のとおりです。
・都道府県:32万1156円(平均年齢42.4歳)
・指定都市:32万2777円(平均年齢41.9歳)
・市:31万9094円(平均年齢42.2歳)
・町村:30万5767円(平均年齢41.5歳)
・特別区:29万8662円(平均年齢39.8歳)
市の一般行政職の平均給料月額は31万9094円で、地方公務員の中では中位の水準です。指定都市と比べると、地域手当の支給率の差などから、諸手当を含めた金額では差が広がる傾向にあります。
市役所勤務の公務員と聞くと「高年収」のイメージを抱きがちですが、政令指定都市や東京都の特別区などと比べると、給与水準は控えめになりやすいといえるでしょう。
市役所職員の給料は年代でどう変わる?
同じ調査の市の一般行政職について、年齢階層別の平均給料月額を見ると次のようになっています。
・20~23歳:19万6812円
・24~27歳:21万7521円
・28~31歳:24万2350円
・32~35歳:26万8137円
・36~39歳:29万6784円
・40~43歳:33万1782円
・44~47歳:36万1674円
・48~51歳:38万1879円
・52~55歳:39万8066円
・56~59歳:41万1961円
20代のうちは20万円前後と決して高くはないものの、年齢を重ねるごとに着実に給料が上がっていく仕組みであることが分かります。これに加えて、諸手当やボーナスが支給されるため、家族を養いながら生活していくことは十分に可能な水準といえそうです。
「公務員は安定」と言われる理由
市役所勤務の公務員の給与水準は、世間で抱かれがちな「高年収」のイメージほどではないかもしれません。しかし、以下の点を踏まえると、結婚相手としての安心感が大きい職業であることは間違いないでしょう。
・倒産やリストラのリスクが原則としてない
・人事評価などにより、年齢とともに着実に給料が上がっていく
・期末手当、勤勉手当(ボーナス)が原則として支給される
・共済組合による医療、年金などの福利厚生が手厚い
・育児休業や介護休業などの制度が整っている
まとめ
令和6年の地方公務員(一般行政職)の平均給与月額は40万2761円で、ボーナスを加味すると民間の平均年収を上回る水準にあります。ただし、市役所勤務の場合は政令指定都市や特別区と比べると給与水準は控えめで、特に20代のうちは民間の同年代と大きな差はないかもしれません。
出典
総務省 令和6年地方公務員給与実態調査結果等の概要
総務省 令和6年地方公務員給与の実態 第7表の1 職種別、年齢別、学歴別職員数及び平均給料月額
国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
執筆者 : 上野梓
FP2級、日商簿記3級、アロマテラピー検定2級、夫婦カウンセラー、上級心理カウンセラー、整理収納アドバイザー

