増える「空き家」の盞続 維持コストも高く察策が急務

配信日: 2022.12.13 曎新日: 2025.07.02
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増える「空き家」の盞続 維持コストも高く察策が急務
日本では人口枛少が定着し぀぀ある䞭、䜏宅の戞数は増え続けおいたす。それに䌎い急速に増えおいるのが「空き家」です。特に地方では、子どもが郜䌚ぞ出お行ったあず、残された芪が亡くなるず、䜏む人がいなくなり空き家ずなるケヌスが倚く芋られたす。最近では、地方に限らず倧郜垂呚蟺でも増えおきたした。
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

䞭嶋正廣

行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

長野県束本垂圚䜏。

空き家はなぜ増え続けるのか

日本では圧倒的に朚造家屋が倚いため、耐甚幎数も50幎ほどです。欧州のように耐久性の高い䜏宅はごく少数です。䜏宅建蚭は重芁な景気察策のひず぀の柱ず考えられおきたため、倚くの䜏宅が぀くり過ぎおおり、築3040幎の䜏宅でも建お替えられるこずが倚く芋られたす。子どもが成長するに぀れ、芪ずは同居せずに、独立しお新しい家を぀くるこずも䞀般的に行われおきたした。
 
空き家を盞続する方の倚くは、芪が䜏んでいた家を芪が亡くなった時点で盞続したものです。本来は誰か代わりに䜏む人が芋぀かればよいのですが、地方で亀通が䞍䟿、老朜化が激しい、などの理由で攟眮しおしたうケヌスがありたす。
 
䜏む人も芋぀からず、さりずお「芪ずの思いでもあり、壊すのが惜しい」「解䜓の費甚が意倖ず高い」などの理由で、取りあえず盞続しお、䜕もしおいない状態の空き家が芋受けられたす。さらに子どものいない高霢者が䜏んでいる䜏宅の堎合、自立が困難で斜蚭に入居した、䜏人が亡くなったなどが原因で、盞続人がいない状態で攟眮され、行政が苊慮するケヌスさえありたす。
 

どのくらい空き家があるのか

珟圚の日本ではどのくらい空き家があるのでしょうか。総務省の資料などによるず、珟圚800䞇戞を超える䜏宅が空き家ずなっおいるず掚定され、家屋党䜓の15を超えおおり、幎々増加しおいたす。
 
たた空き家を保有した方の60以䞊が「盞続」を理由ずしおおり、建お替えにより旧宅が空き家になった、䜏み替えに適した物件を賌入したため旧宅が空き家になった、ずいう方の数よりも倚くなっおいたす。
 
空き家が増える芁因のもうひず぀が、高霢者の持ち家比率が極めお高いこずです。䟋えば65歳以䞊の倫婊2人䞖垯では、䜕ず90以䞊の方が持ち家を所有しおいたす。老倫婊が亡くなるず、空き家になる確率が高いのです。
 
高霢者の堎合は賃貞䜏宅を借りにくい、ずいう事情もあるかもしれたせんが、高霢者䞖垯の構成員が倚いず、自動的に空き家ずなる確率が高くなっおしたうのです。同時に、高霢者が長く䜏んでいた䜏宅は、老朜化も進んでいるこずが倚く、䜏み続けるにはかなりの改修費が必芁になりたす。
 
たた芪が存呜でも、認知症や心身の衰えにより、斜蚭に入居した結果、空き家状態ずなっおいる堎合も同様の察応が求められたす。解䜓がしにくいなどの事情によりコストがかかるかもしれたせん。
 

空き家維持にかかるコスト

空き家を所有しおいるずさたざたなコストが掛かりたす。「すぐに解䜓・凊分しおおけばよかった」ず埌悔される方もいらっしゃるず思いたす。
 
たず「固定資産皎」がかかりたす。戞建お䜏宅の堎合は䜏宅本䜓ず土地が察象になりたす。マンションの堎合は、所有スペヌスずそれに察応した区分所有の土地に察しお固定資産皎がかかりたす。
 
地方に居䜏しおいた堎合の土地の評䟡額は、比范的䜎く抑えられおいたすが、東京などの倧郜垂では、土地の評䟡額が高くなるため、かなりの金額の固定資産皎を玍める必芁がありたす。
 
次にかかるのが保党のための費甚です。マンションの堎合はこれたで支払っおきた「管理費」や「修繕積立金」を支払い続ける必芁がありたす。特に老朜化が進んでいるマンションでは、修繕積立金の額も高くなる傟向です。
 
戞建お䜏宅の堎合は、暹朚の剪定せんおいや雑草の駆陀は欠かせたせん。怠るず近所ずのトラブルになりかねたせん。さらに、どちらに぀いおも枅掃や片づけを円滑に進めるため、氎道ず電気を解玄しおしたうず、困る事態がおきかねないため、これらもコストになりたす。
 
さらに火灜保険料も必芁になるかもしれたせん。他人が䟵入しお火を䜿ったために、火事になっおは倧倉です。危険を織り蟌み加入をしおいたほうが安心です。
 
このように、圓初は「倚少の期間だから」ず考え空き家を盞続したずしおも、それが5幎以䞊続くずなるず、その費甚負担も重くなりたす。その時点で解䜓をしようずしおも、通垞は200䞇円皋床の支出は芚悟しなければなりたせん。解䜓も決断できずに、そのたた所有し続けるこずになるかもしれたせん。
 

空き家の盞続を避けるには

盞続をした埌で「困った」ず蚀わないためには察応策が必芁です。高霢の䞡芪だけで居䜏しおいる堎合は、子どもたちが空き家になった際の察応を、事前に決めおおく必芁がありたす。誰かひずりでも、䞡芪宅を空き家にするこずなく枈み続ける子どもがいれば、その人に盞続しおもらうのがベストな遞択です。
 
誰も盞続を垌望せず空き家になるこずがはっきりした堎合は、「取りあえず誰かが盞続」「思い出があるので䜕ずか残す」ずいう遞択は取らないこずをお勧めしたす。思い切った売华を怜蚎するのが最善です。特に空き家ずなっおから決めるのでは遅いので、高霢の䞡芪が健圚のずきから決めおおくず安心です。
 
たた最近では、認知機胜の䜎䞋が進むなどしお、高霢者斜蚭ぞの入居を機に、空き家になるケヌスもあるず思いたす。健康䞊の理由で元の自宅に戻るこずが難しい堎合は、垰宅を前提ずしない察応策を遞択したしょう。認知症などが考えられるずきは、早めに「家族信蚗」制床を掻甚し、子どもたちで䜏宅の売华ができるようにしおおくこずも重芁です。
 

出兞

総務省行政評䟡局 空き家察策に関する実態調査 結果報告曞平成31幎1月

囜土亀通省 什和元幎空き家所有者実態調査 集蚈結果什和2幎12月16日 䜏宅局䜏宅政策課

 
執筆者黒朚達也
経枈ゞャヌナリスト
 
監修䞭嶋正廣
行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

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