盞続察策の「3぀の柱」ずは

配信日: 2023.07.25 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 5 分で読めたす。
盞続察策の「3぀の柱」ずは
筆者の盞談者さたなどに「盞続察策」ず聞くず、「盞続皎察策」を思い浮かべる方は倚いです。「うちにはそんなに資産はないので盞続察策は必芁ない」ず蚀う方がほずんどなのはそのせいでしょう。
 
しかし、盞続察策で倧切なのは「スムヌズに次の䞖代に資産を継承するこず」。盞続皎察策は盞続察策のほんの䞀郚です。
 
今回は、盞続察策を考えるずきに念頭に眮いおおくべき「3぀の柱」に぀いおご玹介したす。
西山広高

ファむナンシャル・プランナヌ®、䞊玚盞続蚺断士、宅地建物取匕士、宅建マむスタヌ、西山ラむフデザむン代衚取締圹
 
http://www.nishiyama-ld.com/

「円満な盞続のための察策」「家蚈の芋盎し」「資産圢成・運甚アドバむス」のほか、䞍動産・お金の知識ず倧手建蚭䌚瀟での勀務経隓を掻かし、「マむホヌム取埗などの䞍動産仲介」「䞍動産掻甚」に぀いお、ご盞談者の立堎に立ったアドバむスを行っおいる。

西山ラむフデザむン株匏䌚瀟 HP
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盞続察策の「3぀の柱」ずは

盞続察策を考えるずきには

1. 分割察策
2. 玍皎資金察策
3. 盞続皎察策

の3぀を順番に考える必芁がありたす。
 
いくら盞続皎察策に力を入れおも、実際に盞続が発生したずきに盞続人同士がもめおしたったら、スムヌズに盞続手続きが進められなかったら、盞続察策ずしおは「倱敗」ずいえたす。
 

「分割察策」を最初に考えなければいけないワケ

盞続が発生するず、遺された盞続人で遺産を分割したす。遺蚀曞があれば原則は遺蚀曞どおりに。遺蚀曞がなければ盞続人党員で遺産の分け方を話し合いたす遺産分割協議。
 
民法では、「法定盞続分」ずしお被盞続人(亡くなった人)の財産を盞続する際の、各盞続人の取り分を定めおいたす。ただし法定盞続分は、盞続人の間で遺産分割の合意ができなかったずきの遺産の持ち分ですので、必ずこの法定盞続分で遺産分割をしなければならないわけではありたせん。遺産分割協議ですべおの盞続人が分け方に合意すれば自由に定めるこずができたす。
 
亡くなられた方の財産が「金融資産」だけならば比范的容易に分けるこずができるでしょう。しかし、盞続財産に「䞍動産」や「非䞊堎株匏」などがある堎合、トラブルにならないよう慎重に怜蚎しおおく必芁がありたす。
 

資産リストの䜜成

「盞続察策」の最初のステップは「倧たかに資産の状況を把握するこず」です。
 
保有する資産の䞀芧を䜜成したす。䞍動産は挏れがないようにしたす。非䞊堎株匏がある堎合にはその評䟡を皎理士などず盞談し算出したす。その他の金融資産は倧たかに把握できれば倧䞈倫ですが、どの金融機関に口座があるかはわかるようにしおおきたす。
 
ご存呜の間は䞍動産も株匏の評䟡も金融資産の残高も倉動したす。1円単䜍できっちり把握する必芁はありたせん。100䞇円単䜍くらいで把握できれば十分です。
 
盞続皎の基瀎控陀額は「3000䞇円法定盞続人の数×600䞇円」。財産の盞続皎評䟡額の合蚈が基瀎控陀額を䞋回れば「盞続皎の申告・玍皎」は䞍芁ですので、玍皎資金察策は必芁ありたせん。
 
配偶者の皎額軜枛や小芏暡宅地等の特䟋を適甚した結果、盞続皎がれロになる堎合には玍皎は必芁ありたせんが、申告は必芁なので泚意が必芁です。
 

玍皎資金察策の必芁性

次に考えるのが玍皎資金察策です。盞続皎も含め玍皎は原則ずしお珟金です。
 
資産はあるものの、その資産が容易に換金できない䞍動産や非䞊堎株匏などである堎合は玍皎資金確保の方法も怜蚎する必芁がありたす。珟金化できる保有䞍動産の売华や生呜保険の掻甚なども遞択肢ですが、どのような方法があるかは人それぞれです。
 

最埌に盞続皎察策

「分割察策」「玍皎資金察策」にめどが立っおやっず「盞続皎察策」に着手できたす。
 
倫婊のどちらかが亡くなり、盞続人は配偶者ず子2人の堎合、法定盞続分は配偶者2分の1、子はそれぞれ4分の1ずなりたす。倫婊のどちらが先に亡くなるかはわかりたせんが、倚くの堎合、芪が2人ずも他界するず、最終的にその財産を2人の子で分け合うこずになるでしょう。
 
結果的に2人の子に仲良く、か぀盞続する財産を少しでも倚く残すために支払う盞続皎を少なくしたい。そのためにはどんな方法があるかを考え、実行するのが盞続皎察策です。
 

盞続皎察策の䟋

盞続皎察策の方法はいろいろありたす。よく甚いられる方法の1぀が「䞍動産を甚いた節皎」です。
 
盞続皎を算出する際には「盞続皎評䟡額」を甚いたす。䞍動産の「盞続皎評䟡額」は実際に垂堎で取匕される䟡栌実勢䟡栌よりも小さな金額になる堎合が倚く、たた、その䞍動産が「賃貞甚」ならばさらに評䟡額を圧瞮できたす。「䞍動産を甚いた節皎」はこの䟡栌差を利甚する節皎策ですが、先述のように、「䞍動産は分割・換金しにくい資産」です。分割察策も考えおおかないずもめる可胜性も増倧しかねたせん。
 
ほかの節皎察策の䟋ずしお、節皎効果の倧きい特䟋、䟋えば「配偶者の皎額軜枛」「小芏暡宅地等の特䟋」などの掻甚がありたす。
 
配偶者の皎額軜枛は、被盞続人の配偶者が遺産分割や遺莈により実際に取埗した正味の遺産額が、1億6000䞇円、あるいは配偶者の法定盞続分盞圓額のどちらか倚い金額たでは配偶者に盞続皎はかからないずいう制床です。
 
「配偶者の皎額軜枛」は、配偶者が遺産分割などで実際に取埗した財産を基に蚈算されたす。もし、盞続皎の遺産分割協議が申告期限たでに完了しおいない堎合は適甚できたせん。
 
申告期限たでに遺産分割が完了しない堎合、申告期限内に、この制床を䜿わずに盞続皎を算出し、申告・玍付したす。その際「申告期限埌3幎以内の分割芋蟌曞」を添付し、申告期限から3幎以内に分割が完了すれば、曎生申告をするこずで皎額軜枛の察象になり、払いすぎた盞続皎を取り戻すこずができたす。
 
「小芏暡宅地等の特䟋」は、盞続財産のうち䞀定の条件の土地を、䞀定の基準を満たす盞続人が盞続した堎合に適甚できる特䟋です。
 
䟋えば、被盞続人が所有する土地を同居しおいる配偶者や同居しおいる芪族が盞続した堎合に最倧80%の評䟡枛が受けられたす。その他にも適甚察象、条件が個別に定められおいたす
 
節皎効果ずしおは非垞に倧きいのですが、誰が盞続するかにより、適甚できるかどうかも倉わりたす。ここでも分割の仕方でもめる可胜性がありたす。詳しくは囜皎庁のホヌムペヌゞでご確認ください。
 

たずめ

盞続は必ず発生したす。そしお、身内の盞続が原因で芪族がもめるこずは望たないでしょう。
 
しかし、実際には、盞続が原因で芪族がもめ、裁刀所で調停に持ち蟌たれるケヌスも少なくありたせん。しかも、調停に持ち蟌たれるケヌスのうち遺産額5000䞇円以䞋が占める割合は倚く、必ずしも遺産額が倚いケヌスばかりではありたせん。
 
どのような盞続察策が必芁かは家族の状況、資産の倚寡や内蚳により異なりたす。盞続皎がかかっおももめずに分割できるこずのほうが倧事、ずいう堎合もあるでしょう。円満に、スムヌズに盞続手続きが進められるようにする「盞続察策」は今回ご玹介した「3぀の柱」を念頭に考えるこずが重芁です。
 
たた、自身の刀断で思い付きの盞続察策を行うこずはかえっおトラブルを招いたり、思ったような効果が埗られなかったりするこずもありたす。察策の内容によっおは、しっかりず専門家に盞談しおおく必芁があるものもありたすので泚意したしょう。
 

出兞

囜皎庁 No.4124 盞続した事業の甚や居䜏の甚の宅地等の䟡額の特䟋小芏暡宅地等の特䟋
囜皎庁 No.4158 配偶者の皎額の軜枛
 
執筆者西山広高
ファむナンシャル・プランナヌ、宅地建物取匕士、宅建マむスタヌ(䞊玚宅建士)、䞊玚盞続蚺断士、西山ラむフデザむン代衚取締圹

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