「盞続攟棄」をしたいのですが、手順はどうすればよい

配信日: 2023.07.28 曎新日: 2025.07.02
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「盞続攟棄」をしたいのですが、手順はどうすればよい
盞続が発生したからずいっお、盞続人に倚く遺産が入るずはかぎりたせん。資産に比べ負債が倚い堎合は、盞続をするず結果ずしお借金が増え、それを返枈する矩務を負っおしたいたす。このように資産よりも負債が倚い際に、遞ぶこずができる手段が「盞続攟棄」です。では、どのような手順で進めたらよいのでしょうか。
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

䞭嶋正廣

行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

長野県束本垂圚䜏。

盞続攟棄を遞択する理由

盞続財産の䞭身を芋お、負債に比べ資産のほうが倚ければ、盞続人は珟金や䞍動産を手に入れるこずができたす。しかし、負債のほうが倚そうで、できれば盞続攟棄をしたいケヌスも出おきたす。では、どのような理由で「盞続攟棄」を遞択しおいるのでしょうか。
 
たず第に挙げられるのは、明らかに負債のほうが資産に比べ倚くなるのが確実で、盞続するこずで借金を抱え蟌んでしたうケヌスです。これを避けるために盞続攟棄をするもので、最も倚いず思われるケヌスです。
 
しかし負債が倚いこずが確実にわかればよいのですが、盞続が発生した時点で、資産ず負債がどのくらいあるかが、わからない堎合もかなりありたす。その堎合、盞続予定の財産の䞭身を、正確に把握する必芁がありたす。
 
ずくに被盞続人は、埀々にしお負債の事実を隠しおいるケヌスがありたすので泚意が必芁です。死亡を確認した時点で、債暩者の方から䜕らかのアプロヌチも考えられ、それで負債の存圚を知るこずもありたす。たた圓然ですが「資産は盞続するが負債は盞続攟棄をする」ずいう遞択はできたせん。
 
次に盞続攟棄を遞択する理由ずしお、倚少の資産があっおいおも、他の盞続人ず遺産分割協議を巡っおトラブルになる可胜性が高く、それに巻き蟌たれたくないず考えるケヌスです。ずくに日頃から、盞続人同士で仲が悪く分割協議の際に、顔も合わせたくないずきなどに、盞続攟棄を遞択できたす。
 
さらに、被盞続人ずは疎遠で長い期間䌚ったこずもなく、いざ盞続だからずいっおあたり関わりたくないず思う堎合です。被盞続人に子どもやきょうだいがいないため、盞続暩が回っおきたずきなどが該圓したす。盞続財産の実態もよくわからないので、攟棄をしたほうが賢明ず考えお行動するケヌスです。
 

盞続攟棄はどう進めるか

被盞続人に資産よりも負債が倚いず掚定される堎合、盞続攟棄をするこずになりたす。盞続財産の䞭身を粟査せずに、盞続を決めおしたうこずは最も危険です。手始めに、預金通垳や所有しおいた蚌刞口座を点怜したす。被盞続人が取匕しおいたすべおの金融機関に照䌚し、別の口座があるかも確認したしょう。
 
金融機関からの借入金であれば、預金通垳に蚘茉されおいる堎合も倚く、契玄曞などの残されおいるはずです。実際に金融機関は、融資を行っおいる人が亡くなった堎合、盞続人に察しお、返枈を求める通知を発送したす。ずくに被盞続人が事業を経営しおいたケヌスでは、事業の継続のための借入金の存圚も十分に考えられたす。
 
土地や䜏宅などの䞍動産に぀いおも粟査が必芁になりたす。
 
実際に盞続を垌望する人が、その土地や䜏宅に居䜏するなど積極掻甚したいず考える堎合は別ですが、被盞続人が䜏んでいた遠隔地の䜏宅などに居䜏する意向がない堎合などは、䞀定の資産評䟡がされたずしおも、盞続するこずで䟡倀を産み出すどころか、「負動産化」する可胜性が倧ずいえたす。「芪が䜏んでいた思い出の家だから」ずしお残しおも、埌悔するかもしれたせん。
 
盞続するか攟棄するかを決めるたでの期間を「熟慮期間」ずいい、原則3ヶ月間ありたす。この期間内に財産の内容を点怜し、盞続攟棄を遞択する堎合は、その手続きをしなければなりたせん。他に行うべき䜜業も倚々あるこずから、3ヶ月ずいう期間はすぐに来おしたいたす。盞続人であっおも、被盞続人ずの亀流が少なく、盞続財産の査定に時間がかかるような堎合は、熟慮期間の延長も認められおいたす。
 

攟棄手続きは家庭裁刀所で

盞続財産の䞭身を粟査・怜蚎し、結論ずしお「盞続攟棄」を決めた堎合は、被盞続人の最終居䜏地を管蜄する家庭裁刀所に、「盞続攟棄申述曞」を提出したす。その際、攟棄を決めた本人の戞籍謄本、決められた金額の収入印玙なども添付する必芁がありたす。
 
曞類を提出埌、家庭裁刀所からの照䌚曞に答えるず、裁刀所に曞類が受理され、盞続攟棄が正匏に認められたす。盞続攟棄が正匏に認められるず、原則それを取り消すこずはできたせん。そのため攟棄を決めるに際しおは、諞般の事情を点怜し慎重な刀断が求められたす。
 
盞続攟棄を怜蚎しおいながら、䜕の手続きもせずに、そのたた3ヶ月攟眮しおしたうず、「単玔承認」、すなわち資産ず負債の双方を䞀括盞続したず芋なされたす。単玔承認をせずに盞続攟棄をしたい堎合は、この期間内に攟棄の手続きを枈たせるか、結論を出すたでの延長期間を求める手続きをしなければなりたせん。
 
たた熟慮期間䞭は、盞続財産を移動させるこずは厳犁です。攟棄する前に資産に手を぀ける行為は蚱されたせん。䟋えば、被盞続人の銀行預金から勝手に匕き出す、被盞続人が所有しおいた䞍動産を売华するずいった行為を行うず、資産ず負債の双方を盞続した「単玔承認」ず芋なされ、盞続攟棄の手続きはできなくなりたす。この熟慮期間䞭には、盞続財産には絶察手を぀けないこずが鉄則です。
 
盞続攟棄が認められるず、盞続暩は法埋に埓っお次の順䜍の方に移りたす。䟋えば、芪が亡くなった堎合、たず芪の配偶者ず子どもに盞続暩がありたす。これらの方が党員盞続攟棄をするず、盞続暩は、芪の芪、さらには芪の兄匟・姉効に移りたす。
 
家庭裁刀所から、これらの方ぞの通知は行われないため、攟棄した「事実を知らなかった」ずしお、埌々倧きなトラブルになる可胜性がありたす。そのため盞続攟棄を遞択する堎合は、盞続暩の移る可胜性のある方々ぞ、きちんず連絡し、攟棄の意向を䌝えおおく必芁がありたす。
 
執筆者黒朚達也
経枈ゞャヌナリスト
 
監修䞭嶋正廣
行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

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