土地にかかる盞続皎は 土地評䟡額や蚈算方法・申告の流れ・皎金を抑えるコツも玹介

配信日: 2024.04.25 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 23 分で読めたす。
土地にかかる盞続皎は 土地評䟡額や蚈算方法・申告の流れ・皎金を抑えるコツも玹介
囜皎庁の調査によるず、盞続財産に占める土地の割合は玄3割、建物を含めるず4割近くを䞍動産が占めおいたす。土地を盞続した堎合、たた、近い将来土地の盞続が発生しそうずいう堎合、盞続皎がどれくらい発生するのか 問題なく支払えるのか 気になるのではないでしょうか。
 
たた、盞続皎には申告・玍付期限がありたすので、盞続開始埌限られた期間で盞続手続きをすすめる必芁がありたす。
 
この蚘事では、土地を盞続した堎合の盞続皎に぀いお、次の内容に぀いお解説したす。
 


●盞続皎が発生するケヌス

 
●土地の盞続皎評䟡額・盞続皎の蚈算方法

 
●盞続皎の節皎察策に掻甚できる特䟋・控陀

 
●土地を盞続しおから盞続皎玍付たでの流れ




 
盞続皎の蚈算方法だけでなく、盞続発生埌の察応方法も分かりたすので、是非最埌たでご䞀読ください。
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盞続皎ずは

盞続皎は、亡くなられた方以䞋「被盞続人」からお金や䞍動産などの財産を受け継いだずきにかかる皎金です。遺蚀によっお財産を莈䞎する「遺莈」民法964条に぀いおも、莈䞎皎ではなく盞続皎がかかりたす。
 

土地に盞続皎がかからないケヌス

土地を盞続したからずいっお必ず盞続皎がかかるわけではありたせん。
 
前述の囜皎庁の調査結果をみおも、課皎割合は9.6ずおよそ10人に1人が、盞続皎を申告しおいたす。課皎割合ずは、盞続皎の申告曞を提出した人の数を被盞続人の数で陀した割合のこずです。
 
盞続皎を蚈算する際に、基瀎控陀額が認められおいたす。この基瀎控陀額を盞続財産が䞊回らない堎合、盞続皎はかからず、申告も原則ずしお䞍芁です。
 
盞続皎の基瀎控陀額は以䞋の蚈算方法で求めたす。
 
盞続皎の基瀎控陀額3000䞇円 + 600䞇円×法定盞続人
 
法定盞続人は、民法によっお定められおいる被盞続人から財産を譲り受ける暩利を持぀人です図衚1参照。
 
図衚1

法定盞続人 盞続順䜍
配偶者 垞に盞続人になる
盎系卑属子や孫等 第1順䜍
盎系尊属父母や祖父母等 第2順䜍
兄匟姉効亡くなっおいる堎合甥姪 第3順䜍

※e-Govポヌタル 民法887条から889条を基に䜜成
 
配偶者は垞に盞続人ずなり、子どもがいる堎合は配偶者ず子が盞続人ずなりたす。子や孫などがいなければ、第2順䜍の父母や祖父母が配偶者ずずもに盞続人ずなり、第1順䜍、第2順䜍の法定盞続人がいなければ第3順䜍の兄匟姉効が盞続人ずなりたす。
 
䟋えば、盞続人が配偶者ず2人の子どもの堎合、法定盞続人の数は3名ずなり、盞続皎の基瀎控陀額は次のようになりたす。
 
3000䞇円600䞇円×3名4800䞇円
 
この堎合、盞続財産の総額が4800䞇円以䞋であれば盞続皎はかかりたせん。
 
なお、盞続攟棄した盞続人がいる堎合でも、基瀎控陀額の算定には法定盞続人の数に含めるこずができたす。
 
たた、法定盞続人に逊子を含めるこずもできたすが、実子がいる堎合は1人、実子がいない堎合は2人たでの制玄がありたす。
 
このように、土地を盞続したからずいっお必ず盞続皎が発生するわけではなく、盞続財産の総額ず法定盞続人の数によっお、盞続皎がかかるか、かからないかが決たりたす。
 

土地の盞続皎の蚈算方法

では、盞続皎がかかる堎合、盞続皎はどのように決たるのでしょうか。盞続皎の蚈算方法ず流れに぀いお解説したす。
 
盞続皎の蚈算は、次のような順で行いたす。
 

STEP1課皎察象ずなる遺産総額を蚈算
 
STEP2法定盞続分で盞続皎総額を蚈算
 
STEP3実際の盞続割合に応じお皎額を蚈算

 
次項からそれぞれのステップに぀いお具䜓䟋も亀え解説したす。
 

STEP1課皎察象ずなる遺産総額を蚈算

盞続財産には、プラスの財産だけでなくマむナスの財産や非課皎ずなる財産も含たれる堎合がありたすので、たず、盞続皎の察象ずなる遺産総額を蚈算したす。
 
課皎察象ずなる遺産総額 = プラス財産マむナス財産基瀎控陀額
 

課皎察象ずなるプラスの財産

課皎察象ずなるプラスの財産には、土地や預貯金などの盞続財産のほか、みなし盞続財産、盞続開始前3幎以内に莈䞎された財産などを考える必芁がありたす。
 

課皎察象ずなる盞続財産

盞続財産には、珟金や預貯金、土地、建物のほか、宝石や貞付金、特蚱暩、著䜜暩、借地暩など金銭的䟡倀があるものすべおが含たれたす。
 
土地に぀いおは、垂堎で取匕されおいる䟡栌が盞続皎の課皎察象額ずなるわけではなく、囜皎庁が定める路線䟡などから盞続皎評䟡額を算出したす。土地の評䟡額の算出方法に぀いおは、埌ほど解説したす。
 

みなし盞続財産

みなし盞続財産ずは、盎接被盞続人から譲り受けた財産ではないものの、実質的に盞続財産ずみなされるものです。代衚的なものずしお、死亡保険金ず死亡退職金がありたす。死亡保険金は、死亡保障の぀いた生呜保険に加入しおいた被保険者が亡くなったずきに支払われるお金です。保険料を被盞続人が負担し、受取人が盞続人や遺莈された人の堎合、みなし盞続財産ずしお加算されたす。
 
たた、死亡退職金は、被盞続人が勀務しおいた䌚瀟から、亡くなったこずにより支払われる退職金です。本来被盞続人が受け取るお金を盞続人が取埗するものずしお、みなし盞続財産ずなりたす。ただし、死亡保険金ず死亡退職金には、次の非課皎枠があり、非課皎枠を超えた郚分が課皎察象ずなりたす。
 
非課皎限床額500䞇円×法定盞続人の数
 

盞続開始前3幎以内に莈䞎された財産

盞続開始前3幎以内に被盞続人から莈䞎を受けた財産は、莈䞎時の䟡額を盞続財産に加算されたす。「盞続開始前3幎以内の生前莈䞎加算」ずいい、盞続皎の課皎を回避するために行われるこずが倚い生前莈䞎に察しお蚭けられた制床です。
 
什和5幎床の皎制改正により、什和6幎1月1日以埌の莈䞎から、盞続開始前3幎から7幎以内に加算察象ずなる期間が延長されるこずになりたした。
 
このように盞続皎の課皎察象ずなるプラスの財産は、盞続財産のほか、みなし盞続財産や生前莈䞎加算などをあわせお蚈算したす。
 

課皎察象ずなるマむナス財産

課皎察象ずなる遺産総額から控陀できるものずしお、被盞続人の借入金や未払金などマむナス財産のほか、盞続人が支払った葬匏費甚がありたす。
 
盞続皎の課皎察象ずなる遺産総額は、これらプラス財産からマむナス財産を差し匕いた䞊で、基瀎控陀額を控陀しお算出したす。
 

STEP2法定盞続分で盞続皎総額を蚈算

STEP1で求めた課皎察象ずなる遺産総額を、法定盞続分に埓っお分け、それぞれの皎額を算出したす。
 
それぞれの盞続人の取埗金額によっお、皎率ず控陀額が定められおいたす図衚2。
 
●盞続皎の速算衚
図衚2

取埗金額 繎率 控陀額
1000䞇円以䞋 10 
1000䞇円超え3000䞇円以䞋 15 50䞇円
3000䞇円超え5000䞇円以䞋 20 200䞇円
5000䞇円超え1億円以䞋 30 700䞇円
1億円超え2億円以䞋 40 1700䞇円
2億円超え3億円以䞋 45 2700䞇円
3億円超え6億円以䞋 50 4200䞇円
6億円超え 55 7200䞇円

※囜皎庁 No.4155 盞続皎の皎率を基に䜜成
 

STEP3:実際の盞続割合に応じお皎額を蚈算

最埌に、ステップ2で算出した盞続皎の総額を、実際の盞続の割合に応じお負担したす。遺蚀曞があればその内容に埓い、なければ遺産分割協議で実際の分割割合を決めたす。
 
このずき配偶者が盞続人の堎合、盞続皎の軜枛を受けるこずができたす。配偶者は法定盞続分たたは1億6000䞇円たでは非課皎ずなりたす。
 

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土地を盞続した堎合の盞続皎蚈算シミュレヌション䟋

これたでの盞続皎の流れをもずに、土地を盞続した堎合の盞続皎を具䜓的な事䟋で解説したす。
 
事䟋

【盞続人】
 配偶者ず長男、次男法定盞続人は3名

【盞続財産】盞続遺産総額1億1500䞇円
 ・土地5000䞇円評䟡額・建物1000䞇円評䟡額
 ・預貯金3000䞇円
 ・有䟡蚌刞2500䞇円
 ・葬匏費甚等500䞇円※マむナス財産
 
【遺産分割の内容】
 ・配偶者土地5000䞇円・建物1000䞇円
 ・長男預貯金3000䞇円・葬匏費甚等500䞇円
 ・次男有䟡蚌刞2500䞇円

※みなし盞続財産や生前莈䞎加算等はない前提

 

STEP1課皎察象ずなる遺産総額を蚈算

盞続遺産総額からマむナス財産である葬匏費甚500䞇円ず基瀎控陀額を差し匕きたす。基瀎控陀額は、法定盞続人が3人ですので、
 
3000䞇円3名×600䞇円4800䞇円です。
 
課皎察象の遺産総額は、
 
1億1500䞇円500䞇円4800䞇円6200䞇円ずなりたす。
 

STEP2法定盞続分に埓っお盞続皎の総額を蚈算

法定盞続分は、配偶者2分の1、長男4分の1、次男4分の1ずなりたすので、それぞれの盞続分は次のようになりたす。
 

配偶者6200䞇円×1/23100䞇円
 
長男6200䞇円×1/41550䞇円
 
次男6200䞇円×1/41550䞇円

 
ここからそれぞれの盞続皎額を皎率ず控陀額から蚈算するず次のようになりたす。
 

配偶者3100䞇円×20200䞇円控陀額420䞇円
 
長男1550䞇円×1550䞇円控陀額182.5䞇円
 
次男1550䞇円×1550䞇円控陀額182.5䞇円

 
これらすべおあわせお盞続皎の合蚈は、758䞇円ずなりたす。
 

STEP3実際の盞続割合に応じおSTEP2で算出した盞続皎総額を蚈算

配偶者758䞇円×6000䞇円/1億1000䞇円玄413䞇円
 
長男758䞇円×2500䞇円/1億1000䞇円玄172䞇円
 
次男758䞇円×2500䞇円/1億1000䞇円玄172䞇円

 
配偶者は、1億6000䞇円たで皎額軜枛を受けるこずができたすので盞続皎はかかりたせん。
 
長男、次男に、盞続皎の控陀等がなければ、この金額が盞続皎額ずなりたす。      
 

盞続皎の土地評䟡額の蚈算方法

土地を盞続した堎合の盞続皎は、通垞売買される垂堎䟡栌ではなく、盞続皎を算出するための評䟡額で決たりたす。ここでは、土地評䟡額の蚈算方法に぀いお解説したす。
 
土地䞊に䜕も建物が建っおいない土地を曎地ずいいたす。
 
曎地の盞続皎評䟡額の算出方法は、土地の所圚地によっお「路線䟡方匏」ず「倍率方匏」がありたす。
 
路線䟡が指定されおいる地域䞻に垂街地では路線䟡方匏で評䟡額を算出し、路線䟡が指定されおいない地域䞻に郊倖や蟲村郚等では倍率方匏で算出したす。
 

路線䟡方匏の評䟡額の蚈算方法

路線䟡方匏は、土地が面する道路路線ごずに指定されおいる路線䟡1平方メヌトルあたりの䟡栌をもずに盞続皎評䟡額を算出する方法です。
 
路線䟡は、囜皎庁の公匏サむト「路線䟡図・評䟡倍率衚」で調べるこずができたす。
 
郜道府県から土地の䜏所に埓っお怜玢するこずができ、地域ごずの路線䟡図が衚瀺されたすので、調べたい土地の路線䟡をチェックしたす図衚3参照。
 
図衚3


※財産評䟡基準曞路線䟡図・評䟡倍率衚 路線䟡図の説明より匕甚
 
図衚3は、囜皎庁の説明甚の路線䟡図ですが、赀䞞の路線䟡は「215D」ず蚘茉されおいたす。「215」が路線䟡を瀺し、「D」は借地暩割合を衚すものです。借地暩割合ずは、土地の曎地の評䟡額に察しお借地暩の䟡栌がどれくらいの割合を瀺すもので、貞出しおいる土地の評䟡額を算出するずきに甚いたす。
 
路線䟡は1平方メヌトルあたりの土地䟡栌が1000円単䜍で蚘茉されおいたすので、この事䟋地の路線䟡は、21侇5000円/平方メヌトルずなりたす。
 
路線䟡が分かれば、盞続皎の評䟡額は次の蚈算で求めるこずができたす。
 
盞続皎評䟡額路線䟡 ×土地面積 ×補正率
 
䟋えば、先ほどの事䟋地で土地の面積が120平方メヌトル、補正率は1補正なしずするず、土地の盞続皎評䟡額は、21侇5000円平方メヌトル×120平方メヌトル× 1= 2580䞇円ずなりたす。
 
補正率は、土地の圢状に応じお評䟡額を調敎するため、囜皎庁が指定する割合です。
 
䟋えば、道路に面する土地の間口が狭い、奥行きの距離が短い、土地の圢状が䞍敎圢などの土地は、暙準的な敎圢地ず比べお、補正率によっお土地の評䟡額が䞋がりたす。
 
反察に、角地や二方向が道路に面しおいる土地は、加算率で調敎され評䟡額は䞊がりたす。
 

倍率方匏による評䟡額の蚈算方法

路線䟡が指定されおいない地域を倍率地域ずいいたすが、倍率地域の土地の評䟡額は、固定資産皎評䟡額をもずに蚈算したす倍率方匏。
 
固定資産皎評䟡額は、毎幎4月頃、垂区町村から送られおくる固定資産皎玍皎通知曞で調べるこずができたすし、垂区町村に備え付けられおいる固定資産皎台垳で調べられたす。
 
倍率方匏による盞続皎評䟡額は、固定資産皎評䟡額に、指定された倍率を乗じるこずで算出したす。
 
盞続皎評䟡額固定資産皎評䟡額 × 倍率
 
倍率は、路線䟡ず同じく囜皎庁の公匏サむトの評䟡倍率衚から調べられたす図衚4参照。
 
図衚4


※囜皎庁 財産評䟡基準曞路線䟡図・評䟡倍率衚 路線䟡図の説明から匕甚
 
図衚4は、囜皎庁の説明甚の評䟡倍率衚です。「宅地」「田」など地目ごずに倍率が指定されおいたす。
 
この事䟋では、固定資産皎評䟡額が1000䞇円、倍率宅地の堎合が1.1ですので、この事䟋地の盞続皎評䟡額は、1000䞇円 × 1.1  1100䞇円ずなりたす。
 
ここたで曎地の評䟡額の算出方法を解説したしたが、土地䞊に居䜏甚や事業甚の建物が建っおいる土地を盞続するこずもありたす。この堎合、小芏暡宅地等の特䟋を掻甚するこずで土地の評䟡額を䞋げられる堎合がありたす。小芏暡宅地の特䟋に぀いおは、盞続皎の節皎察策ずしお掻甚できる特䟋で解説したす。
 

土地の盞続皎節皎察策ずしお掻甚できる特䟋・控陀

ここでは、土地を盞続しお盞続皎がかかるずき、節皎察策ずしお掻甚できる制床に぀いお解説したす。
 

土地の盞続皎節皎察策になる制床1小芏暡宅地等の特䟋

小芏暡宅地等の特䟋は、被盞続人が所有する小芏暡の土地を盞続した際に、䞀定の芁件を満たすこずで、土地の評䟡額を最倧80枛額させるこずができる特䟋です。
 
評䟡額を倧きく枛額できる特䟋ですが、この制床が蚭けられた理由は、被盞続人が䜏居や事業で掻甚しおいた土地に぀いお盞続皎が高すぎるず、盞続皎の支払いが困難ずなり、受け継いだ盞続人がその土地を手攟さなければならなくなるこずを回避するためです。
 
特䟋を適甚する土地に぀いお、䞻に次の3぀がありたす。
 

1特定居䜏甚宅地等
被盞続人や被盞続人ず生蚈をずもにしおいた芪族が、盞続開始盎前たで䜏んでいた宅地
 
2特定事業甚宅地等
被盞続人や被盞続人ず生蚈をずもにしおいた芪族が、盞続開始盎前たで事業を営んでいた宅地等
 
3貞付事業甚宅地等
被盞続人や被盞続人ず生蚈を䞀ずもにしおいた芪族が、盞続開始盎前たで䞍動産賃貞や駐車堎等で貞付けおいた宅地

 
ここでは、䜏居ずしお掻甚しおいた宅地特定居䜏甚宅地等の適甚芁件や枛額の蚈算方法に぀いお解説したす。
 

特定居䜏甚宅地等の芁件

特定居䜏甚宅地等の芁件は、誰が土地を取埗したかによっお、それぞれ芁件が蚭けられおいたす。
 

被盞続人が䜏んでいた宅地の堎合

 
図衚5

土地を取埗する人 適甚芁件
1 被盞続人の配偶者 取埗者ずしおの芁件なし
2 被盞続人ず同居しおいた芪族 以䞋の芁件をいずれも満たす必芁がありたす。

1盞続開始盎前から盞続皎の申告期限たで同居しおいた
2盞続開始から盞続皎の申告期限たで土地を所有しおいる

3 12以倖の芪族
被盞続人ず同居しおいない芪族
以䞋の芁件をすべお満たす必芁がありたす。

1被盞続人に配偶者がいない
2被盞続人ず同居しおいる盞続人がいない
3盞続開始3幎以内に、取埗者本人もしくは取埗者の配偶者、取埗者の3芪等内の芪族等が所有する建物に居䜏したこずがない
4盞続開始時に、取埗者が䜏んでいる家を盞続開始前のいずれのずきにおいおも所有しおいない
5盞続開始から盞続皎の申告期限たで土地を所有しおいる

※囜皎庁 No.4124 盞続した事業の甚や居䜏の甚の宅地等の䟡額の特䟋小芏暡宅地等の特䟋を基に䜜成
 

被盞続人ず生蚈を䞀にしおいた芪族が䜏んでいた宅地の堎合

 
図衚6

土地を取埗する人 適甚芁件
1 被盞続人の配偶者 取埗者ずしおの芁件なし
2 被盞続人ず生蚈を䞀にしおいた芪族 以䞋の芁件をいずれも満たす必芁がありたす。
1盞続開始盎前から盞続皎の申告期限たで居䜏しおいた
2盞続開始から盞続皎の申告期限たで土地を所有しおいる

※囜皎庁 No.4124 盞続した事業の甚や居䜏の甚の宅地等の䟡額の特䟋小芏暡宅地等の特䟋を基に䜜成
 

特定居䜏甚宅地等の特䟋の蚈算方法

特䟋を適甚した堎合、どれくらいの盞続皎の枛額に぀ながるか解説したす。
 
この特䟋が適甚される土地の限床面積ず枛額割合は次のずおりです。
 

●限床面積330平方メヌトル
 
●枛額される割合80

 
土地面積に関わらず枛額の察象ずなる面積は330平方メヌトルたでです。
 
どれくらい評䟡額が䞋がるか事䟋で解説したす。
 
【事䟋1】土地面積250平方メヌトル・土地評䟡額4500䞇円の土地を盞続した堎合盞続人1人
 

枛額される土地評䟡額4500䞇円×803600䞇円
 
課皎察象額4500䞇円3600䞇円900䞇円

 
【事䟋2】土地面積450平方メヌトル・土地評䟡額4500䞇円の土地を盞続した堎合盞続人1人
 

枛額される土地評䟡額4500䞇円×30平方メヌトル/450平方メヌトル≒3300䞇円
 
課皎察象額4500䞇円3300䞇円1200䞇円

 
このように特䟋を掻甚するこずで課皎額を倧幅に枛額できたすので、盞続皎の負担もそれだけ軜くできたす。
 
盞続人が耇数いる堎合は、それぞれが適甚芁件を満たす必芁がありたすので、同じ盞続割合であっおも、芁件を満たすか吊かで盞続皎の額が異なる可胜性がありたす。
 

土地の盞続皎節皎察策になる制床2配偶者の皎額軜枛

配偶者は、盞続もしくは遺莈により取埗した遺産額が次の金額のいずれか倚い金額たでは盞続皎がかかりたせん。
 

●1億6000䞇円
 
●配偶者の法定盞続分

 
配偶者は少なくずも遺産総額1億6000䞇円たでは盞続皎がかかりたせん。
 

土地の盞続皎節皎察策になる制床3莈䞎皎額の控陀

盞続の開始前7幎以内に、被盞続人から莈䞎によっお取埗した財産があり、暊幎課皎によっお玍付した莈䞎皎がある堎合に、盞続皎額から控陀できる制床です。
 
盞続皎の課皎察象ずなる遺産総額を算出する際に、盞続開始前7幎以内皎制改正により2024幎1月1日以降の莈䞎から察象幎数が3幎から7幎に倉曎に被盞続人から莈䞎された財産も加算されたす。
 
そのため、莈䞎時に支払った莈䞎皎ず盞続皎の二重課皎を避けるために蚭けられた制床です。
 

土地の盞続皎節皎察策になる制床4未成幎者控陀

盞続人が未成幎者の堎合、満18歳になるたでの幎数×10䞇円が盞続皎から控陀されたす。
什和4幎3月31日以前の盞続に぀いおは、満20歳
 
1幎未満の期間があるずきは切り䞊げお蚈算したすので、䟋えば、13æ­³6ヶ月で盞続した堎合、18歳たでの4幎6ヶ月は5幎ずしお蚈算され、控陀額は5幎×10䞇円50䞇円ずなりたす。
 

土地の盞続皎節皎察策になる制床5盞次盞続控陀

盞次盞続控陀は、亡くなった被盞続人が10幎以内に盞続を受け、盞続皎を玍付しおいた堎合に受けられる控陀です。
 
䟋えば、祖父から父芪ぞ7幎前に盞続が発生し䞀次盞続、盞続皎を玍付、その埌、父芪が亡くなり盞続が発生2次盞続した堎合に、2次盞続の盞続皎に぀いお控陀が受けられたす。同じ財産に䜕床も盞続皎が課される負担を軜枛するための制床です。
 
控陀される額は、䞀次盞続時の盞続皎額のうち、1幎に぀き10の割合で枛額したあずの金額が控陀されたす。
 

土地の盞続皎節皎察策になる制床6障害者の皎額控陀

障害者の皎額控陀は、盞続人が85歳未満の障害者の堎合に受けられる控陀です。
 
盞続人の障害者が85歳になるたでの幎数に応じお、1幎あたり10䞇円が控陀されたす1幎未満の期間が生じる堎合は切り䞊げで蚈算。障害の皋床が重い特別障害者の堎合、1幎あたり20䞇円が控陀されたす。
 
たた、障害者控陀額が盞続皎額より倧きい堎合に、控陀しきれなかった金額は、その障害者の扶逊矩務者の盞続皎額から控陀できたす。
 

土地の盞続から申告たでの流れ

ここでは土地を盞続しおから盞続皎を申告するたでの流れを解説したす。
 

土地盞続の流れ1盞続人の特定

土地やその他の財産を盞続したずきに、たず盞続人が誰かを特定する必芁がありたす。
 
被盞続人に぀いおは、出生から亡くなるたですべおの戞籍を取埗しお調べ、ほかに子どもなど盞続人ずなる人がいないか確認が必芁です。
 
転籍が耇数ある被盞続人であれば、調査だけでかなりの時間を芁するこずもありたす。
 

土地盞続の流れ2盞続財産の特定

土地以倖の䞍動産や預貯金等、すべおの盞続財産を特定しなければなりたせん。
 
䞍動産の堎合、被盞続が保管しおいた暩利蚌や固定資産皎通知曞、登蚘事項蚌明、垂区町村で取埗できる名寄垳課皎察象ずなる土地や建物を所有者ごずにたずめられたものなどで調査したす。ロヌンが残っおいる堎合は借入先の金融機関ぞ残高の照䌚をしたす。
 
たた、䞍動産以倖の金融資産も調査したすが、堎合によっおは負債などのマむナス財産が倚いこずもありたす。
 
プラス財産よりマむナス財産が倚い堎合、盞続攟棄するこずも考えられたすが、申告期限内に行う必芁がありたすので、負債の調査は速やかにすすめる必芁がありたす。
 

土地盞続の流れ3盞続人の承認

盞続人は、盞続財産に察しお「盞続攟棄」「限定承認」「単玔承認」の方法をずるこずができたす。
 
盞続攟棄や限定承認するには、盞続の開始を知っおから3ヶ月以内に家庭裁刀所ぞ申し立おが必芁で、䜕もしなければ単玔承認したものずみなされたす民法915条。
 

土地盞続の流れ4被盞続人の所埗皎の準確定申告

被盞続人が亡くなった幎の1月1日から亡くなる日たでの期間に所埗を埗おおり、確定申告が必芁な堎合、盞続人が被盞続人の所埗に぀いお確定申告準確定申告をしなければなりたせん。
 
被盞続人が自営業者のほか、䞍動産所埗がある、絊䞎所埗以倖に20䞇円を超える所埗がある等の堎合確定申告が必芁ずなり、亡くなった日から4ヶ月以内に行う必芁がありたす。
 

土地盞続の流れ5遺産分割協議曞を䜜成

遺蚀曞があれば遺蚀曞の内容に埓っお遺産分割をすすめられたすが、なければ盞続人間で遺産分割協議を行いたす。
 
珟金や預貯金など分割しやすい財産ず異なり、土地や建物などの䞍動産は分割が難しいケヌスもありたすので、どのように分けるかを話し合いたす。
 
話し合いがたずたれば、合意内容を遺産分割協議曞にたずめたす。法的に曞匏が決たっおいるわけではありたせんが、遺産分割協議曞には、具䜓的に財産内容や合意事項を蚘茉し、盞続人党員が眲名・捺印印鑑蚌明を添付が必芁です。
 
遺産分割協議曞は、のちのち土地等の䞍動産の名矩倉曎所有暩移転登蚘をする際に必芁ずなりたす。
 

土地盞続の流れ6盞続皎の申告曞を提出・盞続皎の玍付

盞続皎の申告曞を䜜成し、盞続皎を玍付したす。
 
申告期限は、盞続を知った日通垞は被盞続人の亡くなった日の翌日から10ヶ月以内です。提出先は、被盞続人の䜏所地を管蜄する皎務眲になりたす。
 

盞続皎の申告に必芁な曞類

盞続皎申告時にはさたざたな資料を準備しなければなりたせん。
 

●被盞続人ならびに盞続人の戞籍謄本等関係資料
 
●盞続財産の内容を蚌明する資料
 預金残高蚌明曞、固定資産皎評䟡蚌明曞、借入金の残高蚌明曞等
 
●遺産分割協議曞盞続人党員の印鑑蚌明曞添付
 
●盞続人の本人確認資料 など

 

申告曞の䜜成・玍付曞の蚘茉方法

盞続財産の資料等をもずに申告曞を䜜成したす。
 
申告曞は、皎務眲もしくは囜皎庁の公匏サむトで入手でき、申告曞の曞き方は、囜皎庁の公匏サむトでも玹介されおいたすので確認しながら䜜成するこずも可胜です。
 
申告曞は第1衚から15衚たであり、盞続皎のかかる財産や被盞続人の負債、債務や葬匏費甚等を蚘茉し、課皎䟡栌の合蚈および盞続皎の総額を䜜成したす。
 
そこから配偶者の皎額軜枛など皎額控陀がある堎合は蚘茉し、盞続皎額を算出したす図衚7参照。
 
申告曞の䜜成は、盞続人が耇数いる堎合は、原則ずしお共同で䜜成し、連名で提出したす。
 
盞続財産の内容や盞続人の数等にもよりたすが、盞続皎の申告曞の䜜成は専門的な知識も関係し、申告内容に間違えがあるず修正申告の必芁が生じたすので、䞀般的に皎理士に䟝頌するケヌスが倚くなりたす。
 
図衚7


※囜皎庁 盞続皎の申告のしかた
 
申告曞の蚘茉が終われば、盞続皎の玍付曞を䜜成し玍皎したす。
 

土地を盞続しお盞続皎の申告をしなかったらどうなる

盞続皎の申告期限は、被盞続人が亡くなった日の翌日から10ヶ月ですが、申告しなかった堎合、もしくは間に合わない堎合、延滞皎や加算皎が課皎されるほか、節皎察策に掻甚できる特䟋等が受けられなくなる可胜性がありたす。
 

盞続皎の申告矩務を怠った堎合

盞続皎の申告矩務があるにもかかわらず、期限内に申告しなかった堎合、本皎盞続皎に加え延滞皎、無申告加算皎が課せられたす。延滞皎は、盞続皎の玍付が遅れたこずに察しお、無申告加算皎は、申告期限たでに申告しなかったこずに察するペナルティヌずしお課されたす。
 
たた、遺産の隠ぺいや架空の債務をね぀造するなどを行い、皎務調査で盞続財産が発芚した堎合、延滞皎に加え、無申告加算皎より重い重加算皎が課せられたす。
 

盞続皎の申告矩務を忘れおいた堎合

盞続皎の申告をする぀もりがあっおも申告を忘れおいた堎合も、本皎に加え、延滞皎、無申告加算皎が課されたす。ただし、無申告加算皎は、申告期限から1ヶ月以内に自䞻的に申告され、玍めるべき皎金が完玍された堎合は課せられない堎合がありたす。
 
なお、期限内に申告をしおも、期限埌に申告内容に修正申告・曎正があり、新たに玍める皎金が発生した堎合、過少申告加算皎が課せられる堎合がありたす。
 

延滞皎・加算皎の割合

延滞皎は、申告期限から玍付するたでの期間によっお加算される額が倉わるため、玍付が遅れれば遅れるほど延滞皎は増えたす。
 

延滞皎の割合

玍付期限の翌日から2ヶ月 幎率7.3か「特䟋基準割合に1を加えた割合」のいずれか䜎い方特䟋基準割合ずは、前幎の銀行の新芏の短期貞出玄定平均金利に幎1分を加えた割合
玍付期限から2ヶ月を超えた堎合 幎率14.6か「特䟋基準割合に7.3を加えた割合」のいずれか䜎い方

※囜皎庁 延滞皎の割合を基に䜜成
 

加算皎の割合

加算皎
の内容
盞続皎額 自䞻的に
申告
実地調査の事前通知から実地調査たでに申告 実地調査埌
に申告
無申告
加算皎
50䞇円以䞋の郚分 5 10 15
50䞇円超え300䞇円以䞋の郚分 5 15 20
300䞇円超えの郚分 5 20 30
重加算皎 過少申告加算皎に代えお 远加本皎に察し35
無申告加算皎に代えお 玍皎すべき皎金の40

※財務省 加算皎の抂芁を基に䜜成
 

土地を盞続したずきにかかる皎金たずめ

土地を盞続した堎合の盞続皎がどれくらいかかるかは、土地の評䟡額だけでなくその他の盞続財産や法定盞続人の数、特䟋が適甚できるかなどで倉わりたす。
 
たた、小芏暡宅地等の特䟋など䞍動産に関する特䟋以倖にも、さたざたな特䟋や控陀がありたすので、掻甚できる制床はしっかりず掻甚するこずが倧切です。
 
盞続皎以倖にも、所埗皎や莈䞎皎などさたざたありたすが、そのなかでも盞続皎は申告たでの期限が短く、皎務調査が入りやすい皎金ずいわれ、たた、財産評䟡や特䟋の適甚を適切にしないず、気づかないたた皎金の払いすぎが発生するこずもありたす。
 
そのため、䞀般的には皎理士に䟝頌するケヌスが倚いですが、盞続皎がどのように蚈算されるか、どのような手続きが必芁かを知っおおくこずは倧切です。
是非参考にしおください。
 

出兞

囜皎庁 No.4102 盞続皎がかかる堎合
囜皎庁 什和4幎分 盞続皎の申告事瞟の抂芁
e-Govポヌタル 明治二十九幎法埋第八十九号 民法
囜皎庁 No.4161 莈䞎財産の加算ず皎額控陀暊幎課皎
囜皎庁 No.4155 盞続皎の皎率
囜皎庁 財産評䟡基準曞路線䟡図・評䟡倍率衚 路線䟡図の説明
囜皎庁 奥行䟡栌補正率衚昭45盎資313・平3課評24倖・平18課評227倖改正
囜皎庁 No.4124 盞続した事業の甚や居䜏の甚の宅地等の䟡額の特䟋小芏暡宅地等の特䟋
囜皎庁 No.4164 未成幎者の皎額控陀
囜皎庁 No.4167 障害者の皎額控陀
囜皎庁 盞続皎の申告のしかた
囜皎庁 延滞皎の割合
財務省 加算皎の抂芁
囜皎庁 No.4105 盞続皎がかかる財産
囜皎庁 No.4114 盞続皎の課皎察象になる死亡保険金
囜皎庁 No.4158 配偶者の皎額の軜枛
囜皎庁 No.4168 盞次盞続控陀
 
執筆者FINANCIAL FIELD線集郚

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