父が亡くなっお遺産分割が終わりたしたが、そのあず「遺蚀曞」が芋぀かりたした。この堎合は遺蚀曞の内容が優先されたすか

配信日: 2025.06.11 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
父が亡くなっお遺産分割が終わりたしたが、そのあず「遺蚀曞」が芋぀かりたした。この堎合は遺蚀曞の内容が優先されたすか
今回の盞談者のような、「父が亡くなったあず、匕き出しから手曞きの遺蚀曞が出おきた」ずいうケヌスはよくありたす。正匏な「遺蚀曞」ずいう圢匏ではなくおも、「○○に遺産をわたす」「△△は長男に任せる」など、遺蚀曞“らしきもの”が残っおいるこずもあるでしょう。
 
ただ、すでに遺産分割が終わっおいるようなケヌスであれば、どうすればいいのか察応に困るのは圓たり前です。もし遺産分割が終わったあず、遺蚀曞の盞続の内容が異なるず分かった堎合、遺蚀曞の内容が優先されるのでしょうか 本蚘事で芋おいきたしょう。
當舎緑

瀟䌚保険劎務士。行政曞士。CFP(R)。

阪神淡路倧震灜の経隓から、法埋やお金の倧切さを実感し、開業埌は、顧問先の䌚瀟の劎働保険関係や瀟䌚保険関係の手続き、盞談にのる傍ら、䞀般消費者向けのセミナヌや執筆掻動も粟力的に行っおいる。著曞は、「3箚FP過去問題集」(金融ブックス。「子どもにかけるお金の本」䞻婊の友瀟「もらい忘れ幎金の受け取り方」近代セヌルス瀟など。女2人男1人の3児の母でもある。
 

自筆蚌曞は無効になるこずが倚い

「遺蚀曞」ずいっおも、自筆で曞いた遺蚀曞が有効かずいうのは、たず確認する必芁がありたす。そもそも、「自筆で党文曞き、最埌に日付ず眲名捺印する」遺蚀曞が自筆蚌曞遺蚀ずしお正匏な圢匏を満たすのは、簡単なようで、意倖ず難しいものです。
 
「すべおを劻に盞続させる」などずいうシンプルなケヌスであれば、党文を自筆で曞くのにそれほど劎力は必芁ありたせんが、盞続人が劻ず子ども3人など、盞続人が耇数いる堎合には、「誰に」「䜕を」「いくら」盞続させる文章を誀りなく曞く劎力は、想像以䞊に倧倉なものです。
 
無効になるケヌスずしおは、「䞍動産の情報が登蚘情報どおりではない䜏所や広さが間違っおいるなど」「誀字・脱字がある」「財産に挏れがある曎新し続けおそのたたにしおいる定期預金を忘れおいたなど」「曞き盎しが二重線で消されおいるが、蚂正印が抌されおいない財産を遺すや莈るなど衚珟の違いなどの曞き盎し、そもそも挢字が間違っおいるなど」など、自筆蚌曞が有効かどうかを刀断しづらい理由を挙げればきりがありたせん。
 

「遺産分割協議」ず「遺蚀曞」の内容が異なるずきの優先順䜍はある

遺蚀曞の内容ず、すでに終わっおしたっおいる遺産分割の内容がほずんど同じであればよいのですが、たったく異なる堎合、そのたた「なし」にするのか、それずも遺産分割をやり盎すのか、盞続人しだい、盞続財産しだいずいうずころではありたす。
 
盞続人党員で遺産分割協議をするず、盞続人間のバランスに留意した分割割合、すなわち遺された方々の思惑が反映されるこずが倚いのですが、遺蚀曞は被盞続人の「想い」が反映されたす。
 
そもそも遺蚀曞は、法的にもその内容が優先されるのが原則です。しかし、遺蚀曞が存圚しおいおも、盞続人党員が合意すれば、その内容ずは異なる遺産分割は行えたす。
 
結局、どちらが「優先」ずいうわけではなく、どちらにもできるわけです。すでに行ったこずをひっくり返す遺産分割にするこずは、可胜ではありたす。
 
その堎合、手続きがどこたで終わっおいるかによっお取れる方法は倉わっおきたすが、遺産分割をし盎すために、自筆蚌曞を家庭裁刀所で「怜認の申立お」をしお、それぞれの手続きをやり盎すずいうのはずおも倧倉です。
 
もし盞続人が高霢であれば、自分でどこたでできるか、手続きを手䌝っおくれる人がいるかどうかが遺産分割をやり盎せるかどうかのカギずなるでしょう。
 

“想い”を残したいなら遺蚀曞は必芁

「うちの家族は倧䞈倫」「蚀わなくおも分かっおくれる」「子どもたちの仲は悪くない」など、遺蚀曞を曞かない理由を話されるこずはよくありたす。
 
「家族なのだから、わざわざ遺蚀曞を曞くなんお倧げさなこずする必芁はない」ず思う人もいるでしょう。しかし、家族だからずいっお、子どもに察しお、い぀・いかなるずきも盞手の思いを理解するのは䞍可胜です。
 
䟋えば、芪からの財産は兄が倚めに取埗するよう、暗黙の同意があったものの、高霢になった芪ずそのうち疎遠になり、䜕かず様子を芋にきおくれるようになった効に、「私の財産はあなたにあげる」など気軜に蚀っおしたう母芪もいるかもしれたせん。
 
いったん曞いた遺蚀曞の“想い”が倉わるこずは、誰にでもありたす。だからこそ、遺蚀曞はい぀でも曞き盎せたす。
 
お金が絡むず䟡倀芳の違いが顕圚化し、盞続人同士の争いに発展しおしたうこずもありたすので、想いが倉わったずきには「曞き盎せばいい」ず割り切っお、いったん今の想いを盞続人に䌝えるこずは倧切なこずです。
 
盞続された財産が珟金のみなら、盞続人間でも遺産分割をやり盎すこずは、話し合いで解決しやすいかもしれたせん。ただ、盞続皎の申告が必芁だったり、䞍動産の名矩倉曎が必芁だったりする堎合、やり盎しをするずいっおも手続き自䜓が耇雑な方法になりがちです。
 
盞続皎の修正申告が必芁になるケヌスもあるでしょう。遺蚀曞が存圚するにもかかわらず、無芖しおしたうず、故人ぞの眪悪感を持っおしたったり、遺産分割に䞍満を持っおいた方が遺産分割のやり盎しを求めおきたりず、盞続人間の関係が悪化しおしたうケヌスもありたす。
 
このようなこずのないよう遺蚀曞を䜜成したのであれば、遺族に遺蚀曞を芋぀けおもらえるように、「どこにしたっおいる」かを䌝えおおくこずは倧切です。
 
執筆者 : 當舎緑
瀟䌚保険劎務士。行政曞士。CFP(R)。

  • line
  • hatebu
【PR】 yumobile
【PR】
FF_お金にた぀わる悩み・疑問