更新日: 2024.05.10 損害保険

賃貸の火災保険は自分で加入できる? 選ぶときのポイントや注意点があれば教えて!

賃貸の火災保険は自分で加入できる? 選ぶときのポイントや注意点があれば教えて!
アパートやマンションなどの賃貸物件を借りる際、多くの場合は不動産会社から火災保険に加入するよう求められます。もし加入する火災保険を指定された場合、必ず従わなければならないのか、自分で選ぶことはできないのか、疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
 
そこで、この記事では賃貸の火災保険は自分で加入できるのか、また火災保険を選ぶときのポイントや注意点を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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賃貸物件の火災保険は自分で加入しても問題ない?

賃貸物件の契約時、よく見聞きする火災保険とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、火災保険の概要や自分で加入できるのかについて解説します。
 

・火災保険の内容は?

賃貸における火災保険は、一般的に「火災保険」のほか「家財保険」とも呼ばれます。基本的には家財の損害を補償する「家財保険」をメインに、貸主や第三者への賠償責任を負ったときの保障である「借家人賠償責任補償」など、賃貸中のリスクに備えるための保険がセットになっています。
 

・火災保険は自分で加入できるの?

賃貸物件を借りる際は、火災保険への加入が必須とされていたり、保険の内容や契約先を指定されたりするケースが多くみられます。ただ、物件の貸主や不動産会社から火災保険を指定されても、必ずしも従わなければならないという決まりはありません。
 
なぜなら、法律上は火災保険の加入は強制されていないためです。賃貸の火災保険はあくまでも入居者が契約するものであり、原則保険会社や商品は自由に選べます。そのため、自分で加入する火災保険を比較して選ぶことで、費用を抑えられる可能性があるでしょう。
 
ただし、場合によっては部屋を借りるために火災保険の加入が条件として定められていたり、賃貸借契約書で火災保険への加入や補償内容のルールなどが細かく決まっていたりすることもあります。そのため、まずは賃貸借契約書の内容をよく確認してみることが大切です。
 

自分で火災保険を選ぶときのポイント

自分で火災保険を選ぶ場合、意識すべきポイントがあります。ここでは、そのポイントをいくつか紹介します。
 

・基本は家財補償と借家人賠償責任保険の両方を契約する

賃貸物件の火災保険は、基本的に家財補償と借家人賠償責任保険の両方を契約することがおすすめです。賃貸物件では、自分の過失によって建物に損害を与えた場合に、貸主や不動産会社などに対して賠償責任が発生します。
 
借家人賠償責任補償はこのような事態に備えるための保険として必要なのです。また、前述のように家財の損害を補償するための家財保険にも加入しておきましょう。
 

・地震保険への加入も考える

火災保険は地震による被害や、地震により発生した津波・火災などへの被害は補償されません。しかし、日本が地震大国であることを踏まえると、どの地域でも地震対策を考える必要があるといえるでしょう。火災保険に加入する際は、地震のリスクを考え、地震保険への加入も検討しましょう。
 

自分で火災保険に加入する場合の注意点

自分で火災保険に加入する際は、注意点もあります。ここでは、主な注意点を解説します。
 

・必要な補償内容を考える

自分で火災保険に加入する場合、家財の価値や補償の範囲などを考えなければなりません。しかし、保険のプロでない場合、その判断が難しい可能性があります。
 
場合によっては、保険料を安く済ませることばかり重視したために、補償が不十分な保険を選んでしまうといったリスクもあります。トラブルが起きてから「補償内容が不十分だった」と後悔しないためにも、必要な補償内容をよく考える必要があるでしょう。
 
また、自分で判断することが難しい場合は、専門家に相談することがおすすめです。
 

・重複加入していないか確認する

賃貸物件の契約更新時、自分で選んだ火災保険に切り替えたつもりでも、じつは加入していた火災保険の契約を続けていたというケースもあります。重複加入とならないよう、よく確認しましょう。
 

火災保険は自分で選んで加入できる! 注意点も把握しておこう

賃貸物件の契約時、火災保険への加入を勧められることがあります。火災保険への加入は基本的に法律上強制ではありません。賃貸借契約書上で条件が定められていなければ、自分で火災保険を選び加入することもできます。
 
ただし、自分で火災保険に加入する場合、補償内容が不十分なものを選んでしまったり、重複加入になったりするなどのリスクがあります。自分で火災保険を選べるか、まずは賃貸借契約書をよく確認してみましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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