対面からネット保険へ乗り換えました。ネット保険は安いのですが保険の知識がないため不安です……。対面型に戻したほうがいいでしょうか?

配信日: 2025.01.04

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対面からネット保険へ乗り換えました。ネット保険は安いのですが保険の知識がないため不安です……。対面型に戻したほうがいいでしょうか?
「保険料の安さにひかれてネット保険と契約したけれど、やはり対面型保険にするべきだったかも」と、保険の契約について不安に思う人もいるでしょう。ネット保険と対面型保険では、保険料や受けられるサービスなどが違います。
 
本記事では、ネット保険と対面型保険の違いについて解説します。また、対面型保険に戻す場合の注意点についても説明します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ネット保険と対面型保険の違い

 
生命保険などの保険商品には、ネットから加入などの手続きができる「ネット保険」と、担当者と対面でやり取りする「対面型保険」があります。どちらが優れているというわけではなく、それぞれの特徴を知って自分に合った保険を選ぶことで、納得感を得られるでしょう。
 
ここでは、ネット保険と対面型保険の特徴を解説します。
 

保険料

 
ネット保険は、保険料が安い傾向です。一方対面型保険の場合、店舗の運営費や人件費などのコストがかかるため、保険料が高くなる傾向があります。ただし、保障内容が同じであれば、どちらで加入しても保険料は同額です。
 

手続き方法

 
ネット保険の場合、手続きを自ら行う必要があります。ただし、契約後の手続き(保険金・給付金の請求、変更事項の届け出など)は、電話で対応可能な場合があります。
対面型保険の場合、担当者がさまざまな手続きをサポートしてくれるでしょう。ただし、担当者と面談する際のスケジュール調整が必要になる場合があり、面倒に感じる人もいるかもしれません。
 

取扱保険商品

 
ネット型と対面型は、取り扱われる保険商品の数に違いがあります。ネット保険よりも、対面型保険のほうが種類は豊富といえるでしょう。
 
ネット保険の場合、対面型に比べて取り扱っている保険商品が少ないため、自分の求める保障内容の保険が見つからないかもしれません。特に、個人年金保険などの貯蓄型保険は取り扱っている保険会社が少なく、加入しにくい傾向にあります。
 

選び方

 
ネット保険の場合、自分で保険商品を選ばなくてはなりません。自分にとってどのような保障が必要なのかを正しく理解していないと、満足のいく適切な保障を受けられない可能性があります。
 
対面型保険の場合は、担当者がライフプランや家族構成などの情報をもとに、最適な保険商品の提案をしてくれることが多いです。ただし、最適な保険商品をみつけるには担当者の提案を信じ込まず、ニーズに合っているかを自分でしっかり確認することが重要です。
 

ネット保険と対面型保険のどちらに向いているか

 
ネット保険と対面型保険のどちらかに加入したほうがよい、といったことはありません。それぞれメリットだけでなくデメリットもあるため、どちらも把握したうえで自分に合った保険を選ぶことが重要です。
 
ここでは、ネット保険と対面型保険に向いている人のタイプについて解説します。
 

ネット保険に向いている人

 
ネット保険に向いている人は、以下のとおりです。

●保険料をおさえたい
●保険の知識がある
●多忙で保険相談の時間を作れない

ネット保険は保険料が安い傾向にあるため、とにかく保険料をおさえたい人に向いています。また、ある程度保険の知識がある人や、自分で保険商品を理解し選択できる人に適しています。対面型保険と違い、担当者とスケジュールを合わせる必要もないため、忙しい人にも向いています。
 

対面型保険に向いている人

 
対面型保険に向いている人は、以下のとおりです。

●手続きを担当者にサポートしてもらいたい
●保険の知識がない、少ない
●複雑な保障内容や高額な保障を検討している
●時間に余裕がある

対面型保険は保険料が高い傾向にあるものの、その分担当者からのサポートが期待できます。面倒な手続きをしてもらったり、自分に合った保険を選んでくれたりしてくれるでしょう。保険の知識がない、もしくは少ない人にも適していて、複雑な保障内容や高額な保障を検討している場合にも向いています。時間に余裕があれば、担当者とのスケジュールも合わせやすいです。
      

保険の解約は慎重に、自分にとって最適な保険を選ぼう

 
「自分にはネット保険は合わなそうだから対面型保険にしたい」と思っても、保険の解約は慎重に行いましょう。生命保険は、短期間で解約してしまうと解約返戻金がないか、あったとしてもごく少額である場合が多いからです。
また、一度解約すると新規契約として扱われるため、健康状態や年齢によっては再加入できない可能性があります。
 
無理して解約するよりも、保険契約を継続したほうがよいケースもあります。現在の保険契約を維持しながら、必要に応じて新たな保険に加入することも一つの方法です。なお、新しい保険に切り替える際は、現在の保険契約との間に空白期間が生じないよう注意してください。
 
保険選びはネット型か対面型かということよりも、自分のライフステージや家族構成、収入状況の変化に応じて、最適な保険を慎重に選択することが大切です。保険は長期的な視点で検討し、定期的に見直すことをお勧めします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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