毎月の高い社会保険料。病院に行く機会も少なく、払い損のような気がします。何か元を取る方法はあるのでしょうか?

配信日: 2026.05.10
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毎月の高い社会保険料。病院に行く機会も少なく、払い損のような気がします。何か元を取る方法はあるのでしょうか?
社会保険料は高いと感じられている方は、少なくないと思われます。実際に、会社員の年収の約15%が社会保険料で占められているといわれています。
 
ただし、社会保険は病気やけがなど、万が一のときに備えるための制度なので、損得では捉えられない部分があります。そこで本記事では、社会保険料の何たるかを解説し、有効活用できる方法を考えていきます。
堀江佳久

ファイナンシャル・プランナー

中小企業診断士
早稲田大学理工学部卒業。副業OKの会社に勤務する現役の理科系サラリーマン部長。趣味が貯金であり、株・FX・仮想通貨を運用し、毎年利益を上げている。サラリーマンの立場でお金に関することをアドバイスすることをライフワークにしている。

社会保険とは?

社会保険とは、病気、けが、出産、死亡、老齢、失業などの生活上のリスクに備える公的保険制度です。
 
病院へ行って補助が受けられるのは、社会保険のなかの健康保険になりますが、それ以外の制度もあります。制度をよく理解すれば、決して払い損と感じないかもしれません。以下、社会保険制度について解説します。
 

1. 健康保険(医療保険)

病気やけがをした場合に、治療費の一部を負担し、安心して医療にかかることができる制度です。
 
具体的には、医療費の負担割合が小学校入学前で2割、小学生から69歳までは3割、70~74歳までは原則2割、75歳以上は原則1割となっています。
 
また、高額療養費制度により、どんなに大きな病気やけがをして高額の医療費がかかっても、自己負担額には年齢や所得区分に応じて上限(一般的な所得層で月8万円程度)があるのは、万が一のことを考えると、とても安心できる制度と考えます。
 

2. 厚生年金保険(年金保険)

主に、民間企業に勤務されている方や公務員を対象とした、公的年金制度の一つです。老齢、障害、死亡(遺族)の際に、国民年金に上乗せ(いわゆる2階部分)して給付を受けられる制度です。
 
したがって、保険料を払っていれば、その分将来もらえる年金額を増やすことができますので、決して払い損ではありません。
 

3. 介護保険

対象は、40歳以上全員となります。保険料を負担することで、介護が必要になった際にサービスを受けられる制度です。今は病院へ行く機会が少ないかもしれませんが、将来、介護や支援が必要になったときに活用できる制度です。
 

4. 雇用保険

失業した際や育児・介護休業時、あるいは職業訓練を受ける際に給付を受けられる制度です。
 

5. 労災保険

業務中や通勤時のけが、病気、死亡などの災害に対して補償をする制度です。なお、労災保険は主に事業主が保険料を負担する制度です。
 

有効活用できる方法

社会保険とは、以上見てきたように、私たち国民の安心や生活の安定を支えるためのセーフティーネットの一つです。
 
したがって、損得では捉えられずに、将来のリスクに対する保険と捉え、制度を使う機会がないことは健康であり、けがなどをすることもないということで、むしろ喜ばしいことと考えてもよいでしょう。
 
一方で、ご自分が所属している健康保険組合が実施している費用補助を積極的に活用するとお得感がでてくるかと思われますので、ぜひ検討してみてください。例えば、以下のようなものが挙げられます。


1. 人間ドックの一部費用補助
2. インフルエンザの予防接種費用補助
3. ウオーキングや毎日の体重測定などでポイントを貯めて、ギフト券や健康関連商品を獲得する

詳しくは、ご自身が加入している健康保険組合の制度を確認してみてください。
 

まとめ

社会保険料について、高いと感じている方は少なくありません。特に、健康で病院へ行く機会がない人は、その恩恵を享受する機会が少なく、払い損と感じるかもしれません。ただし、社会保険は病気やけが、出産、死亡、老齢、失業などの生活上のリスクに備えるための制度ですので、損得で捉えられません。
 
一方、ご自身が加入している健康保険組合が行っている補助制度を積極的に活用することで元を取る(制度を使い倒す)のも、払い損という気持ちを払拭できる一助となるかもしれません。
 
病気になってから病院へ行くのではなく、人間ドックや予防接種などを受けることが健康維持にもつながるかと思われますので、ぜひ活用してみてください。
 

出典

厚生労働省 社会保障とは何か?
 
執筆者 : 堀江佳久
ファイナンシャル・プランナー

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