会社を退職し、失業保険の手続きをしています。認定日は過ぎたのですが、口座にまだ振り込まれていません。給付まではどれくらいかかるものなのでしょうか?
そこで本記事では、失業保険が振り込まれる時期の目安や、入金が遅れる理由、確認すべきポイントを解説します。
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失業保険は認定日後すぐに振り込まれる?
失業保険と呼ばれる給付は、正式には雇用保険の「基本手当」です。基本手当は、退職後の生活を支えながら再就職を目指すために支給されます。
ただし、認定日を迎えたからといって、その日にすぐ入金されるわけではありません。認定日にハローワークで失業の状態が確認され、その後に支給処理が行われます。一般的に振り込みは、認定日から数営業日~1週間前後で振り込まれることが多く、これを目安に考えるとよいでしょう。
ここで注意したいのは、「営業日」で数える点です。例えば金曜日が認定日だった場合、土日を挟むため、入金は翌週になる可能性があります。また、祝日や年末年始、ゴールデンウィークが重なると、さらに時間がかかる場合もあります。給与とは違い、毎月決まった日に入るものではないため、認定日からの営業日を基準に予定を立てることが大切です。
基本手当の振り込みが遅れる主な理由
基本手当の振り込みが遅れる理由として多いのは、土日祝日を挟むケースです。金融機関の処理は基本的に営業日に行われるため、カレンダー上では数日たっていても、実際には処理日数があまり進んでいないことがあります。
また、ハローワーク側の事務処理に時間がかかることも考えられます。退職者が増える時期や連休明けは手続きが集中しやすく、申請者に問題がなくても入金までに時間がかかることがあります。
口座情報の誤りがある場合も、振り込みが遅れる原因となります。支店名や口座番号、名義に間違いがあると、振り込みが正常に行われないことがあるため、登録した情報に誤りがないか確認しましょう。結婚などで姓が変わった後に口座名義を変更していない場合も、振り込みに影響する可能性があるため注意が必要です。
さらに、求職活動の実績不足や申告内容の不備があると、認定が停止されたり、支給が遅れる・停止されたりする場合があります。
基本手当を受けるには、認定対象期間中に求職活動を行い、その内容を正しく申告しなければなりません。求人を見るだけでは実績として認められない場合があるため、職業相談や求人への応募など、実績になる活動を確認しておくことが大切です。
基本手当が入金されないときに確認すること
認定日から数日たっても入金がない場合は、まず通帳記帳やネットバンキングで入金状況を確認しましょう。金融機関によっては反映される時間帯が異なるため、朝の時点で確認できなくても、その日のうちに反映されることがあります。
次に、認定日から何営業日がたっているかを数え直すことが大切です。認定日が金曜日で、翌週に祝日がある場合は、思ったより入金が遅く感じられることがあります。前述のとおり、多くの場合は認定日から数営業日~1週間前後で振り込まれるため、営業日で見て明らかに遅れている場合は、管轄のハローワークへ確認しましょう。
問い合わせる際は、「雇用保険受給資格者証」を手元に用意しておくとスムーズです。そのうえで、「認定日後の振り込み状況を確認したい」と伝えれば、現在の処理状況や口座情報・申告内容に不備がないかも確認しやすくなります。
なお、自己都合退職の場合は、一定の給付制限期間が設けられるため、初回の振り込み時期に注意が必要です。認定日を過ぎてもすぐに支給対象になるとはかぎらないため、入金が遅いと感じたときは、自分の退職理由や給付制限の有無も確認しましょう。
失業保険の振り込みは営業日で考え、早めに確認しよう
失業保険は、認定日が終わるとすぐに振り込まれるものではありません。ハローワークでの認定後、支給処理と金融機関の手続きを経て入金されます。振り込み時期の目安は認定日から数営業日~1週間前後ですが、土日祝日、連休、口座情報の誤り、申告内容の不備などで遅れることがあります。
入金がなくて不安なときは、まず営業日で数え直し、通帳やネットバンキングを確認しましょう。それでも確認できない場合は、雇用保険受給資格者証を用意してハローワークへ相談することが大切です。
早めに確認すれば、必要な修正や追加手続きにも対応しやすくなります。退職後の生活費を守るためにも、振り込みの目安を把握し、落ち着いて手続きを進めましょう。
出典
厚生労働省 ハローワークインターネットサービス 基本手当について
厚生労働省 雇用保険の具体的な手続き
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー