一見簡単そうで難しい保険の見直し。絶対に気を付けたい3つのポイント

配信日: 2020.06.19

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一見簡単そうで難しい保険の見直し。絶対に気を付けたい3つのポイント
保険の見直しなんて簡単、そう思っていませんか?誤った見直しをしてしまうと、それが原因となり問題を発生させてしまうこともあるのです。今回は保険を見直す際に、絶対に気を付けたい3つのポイントをご紹介します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

保険の見直し=掛け替えや解約ではない

定期的な保険の見直しは絶対に必要です。
 
なぜなら、年月の経過によって家族構成や健康状態、収入や将来の展望などが変わっていくからです。加入時においては最適となる保険に加入していても、そういった変化の過程で最適ではなくなっていくのです。
 
保険の見直しをする際にまず意識してほしいのが「保険の見直し=掛け替えや解約ではない」ということです。
 
保険の見直しと聞けば、保険の掛け替え(別の保険に移ること)や不要な保険の解約というイメージをもたれることも少なくないのですが、そうではありません。
 
見直しの結果、今のままの保険が最適であるという結果になれば、それはそれで正解なのです。自身や周囲の環境が変わったとしても、たまたま今加入している保険が最適であったというだけの話なのです。

無保険となる期間を作らない

保険は申し込んだすぐその場で加入できるものではありません。
 
申し込みに対して保険会社が審査し、その審査結果次第で加入できるかどうかが決まります。審査期間は保険会社や保険の内容によっても異なりますが、短ければ数日、長ければ2週間程度かかることもあります。
 
それを念頭に、保険の掛け替えをする場合は、無保険になる期間を作らないようにすることが大切です。
 
具体的には、元の保険と掛け替え先の保険の加入期間が重なるようにするのです。保険は万が一のリスクに備えて加入するものです。にもかかわらず無保険となる期間を自ら作り出してしまい、その間に何か問題が発生してしまっては元も子もありません。
 
無保険となる期間を作らないことで、その分保険料がかさんでしまうこともありますが、万が一のリスクに比べればごくわずかな出費です。保険の見直しの結果、保険の掛け替えをするのであれば、必ず無保険となる期間を作らないよう、元の保険の解約のタイミングを調整してください。

見直し後の保険の内容を理解しておく

難しいからとりあえず必要そうな保険に入っておこうと考えるのは避けるようにしてください。保険は万が一の際の保障として入るもので、短期で出たり入ったりを繰り返すようなものではありません。
 
そして、1年間に支払う保険料の総額は決して安くはありません。保険の加入が5年、10年と続けば、車など大きな買い物のできる金額になる場合も少なくありません。にもかかわらず、「よく分からないけどとりあえず…」という理由で加入すると、不要な保険に加入してしまう原因になります。
 
保険の内容は簡単なものばかりではありませんが、自身や家族を万が一のリスクから守ってくれる大切な備えです。保険の見直しを機に、どういった保険に加入しているのか、きちんと内容を理解しておくようにしてください。
 
仮に、保険会社やFPなど専門家に相談して決めるとしても、必ず内容についての理解はしておき、必要であると納得したうえで保険に加入するべきです。
 
また、保険の内容をしっかりと家族にも説明しておくべきでしょう。そうすることで、いざ保険の適用を受ける際、家族の考えていた内容と違うという事態を防ぐことができます。

保険の見直しはポイントをおさえて行うべき

保険の見直しは定期的に行うべきですが、ただ保険を掛け替えたり解約したりすればよいというものではありません。保険の見直しについては、FPなど専門家に相談し、自身でも理解を深めながら実施していくとよいでしょう。
 
執筆者:柘植輝
行政書士


 

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