最終更新日:2019.01.11 公開日:2018.04.11
暮らし

あなたはどんなイメージを持っていますか? 「妊活」にかかるお金について

そろそろ子どもがほしいから妊活を考えているけれど、いくらくらいかかるの?

妊活を始めるにあたって、費用が気になる人も多いと思います。そこで今回は、ちょっと人には聞きにくい、妊活の内容や費用についてお伝えします。

妊活って何をするの?

「妊活」とは文字どおり「妊娠するための活動」のことで、妊娠についての正しい知識を身に付け、妊娠しやすい体をつくることをいいます。
 
具体的には、基礎体温をつける、食事に気を付ける、生活習慣を改善するなど、日常生活のなかでできることのほか、医療技術を用いて妊娠を手助けする「不妊治療」も広い意味での妊活に含まれます。
 
そのため、ひとくちに妊活といっても、カップルごとに段階も費用もさまざまです。
 

妊活にはいくらくらいかかるの?

妊活や不妊治療には、お金がかかるイメージを持つ人が多いですが、実際に妊活を行った人はどれくらいお金がかかったのでしょうか?
 
ミキハウスがミキハウスベビークラブ会員のうち、子どものいる人、現在妊娠中の人を対象に行った「妊活アンケート2017」によると、6割以上の人が10万円以内の支出にとどまっています。
 
この結果を見てほっとした人もいるかと思います。6組に1組が不妊ともいわれており、これは決して少ない数字ではありませんが、逆に考えると6組中5組は不妊治療をせずに妊娠しているのです。
 


 
http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-7923.html
 
なお、回答者のうち不妊治療を行ったことがあるのは47.0%。その内、人工授精を行ったことがあるのは48.4%、体外受精を行ったことがあるのは32.9%(複数回答可)となっています。
 

何にいくらお金がかかるの?

では具体的に、何にいくらかかるのかを見てみましょう。
 
不妊治療を始めるまでの、いわゆる妊活には、食生活の改善や軽い運動、冷え対策や規則正しい生活を心がけるなど、ほとんどお金をかけずにできることがたくさんあります。
 
また、サプリメントや漢方薬を利用したり、整体やヨガなどで体調を整えたりする場合には、それぞれ数千円~数万円程度の費用がかかります。
 
不妊治療は、徐々に段階を踏みながら高度な治療へと進んでいくのが一般的で、治療が高度になるほど費用もかかります。
 
特に、高度生殖医療(特定不妊治療)と呼ばれる体外受精、顕微授精にはまとまったお金が必要です。
 
金額の目安は次のとおりですが、保険が適用されない自由診療の治療は、病院による金額の差も大きいため、治療を始める前にホームページなどで確認しておきましょう。
 
・各種検査(血液検査、子宮卵管造影検査、精液検査など) 数百円~20,000円程度(多くの検査は保険適用)
・タイミング法(保険適用) 1周期あたり2,000~20,000円程度
・人工授精(自由診療) 10,000~30,000円程度
・体外受精(自由診療) 20万~60万円程度
・顕微授精(自由診療) 25万~70万円程度
・凍結胚移植(自由診療) 10万~25万円程度
 
体外受精や顕微授精をした場合に、助成金が受け取れることを知っている人は多いですが、タイミング法や人工授精を対象とした助成制度、不妊検査費用の助成制度がある自治体もあります。
 
不妊治療を検討される場合には、住んでいる自治体の助成制度を確認してみてください。
 
妊活を始めようかと思っている人は、まずは体調や生活習慣の改善など、あまりお金がかからないことから始めながら貯蓄グセをつけておくと、不妊治療に進むときにも安心ですよ。
 
Text:宮野真弓(みやのまゆみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
FPオフィスみのりあ代表

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宮野真弓

執筆者:宮野真弓(みやのまゆみ)

FPオフィスみのりあ代表

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
大学卒業後、証券会社で営業部に所属。結婚を機に銀行へ転職し、投資信託や保険商品の販売サポート及び行員教育に携わる。その後独立系FP会社に勤務し、個別相談、家計簿診断、執筆、セミナー講師、資格講座講師などを数多く担当する。不妊治療に専念するために退職し、第一子出産後に独立。妊活、妊娠、出産、育児をハンデにしない社会の実現を目指し、子どもを望む家庭やファミリー世帯に向けたセミナー、執筆、個別相談に注力する。
https://fpoffice-minoria.jimdo.com/



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