2018.06.10 暮らし

片づけの美学(24) じめじめした季節。梅雨に備える片づけ

Text : 奥野 愉加子

すっきりしない梅雨の時期ですが、うまく過ごして「あぁ失敗しちゃった」を減らしていきましょう。
 
これを機会に生活のムダを減らすきっかけにすることもできますよ。

まずは、雨具から

雨具は何をお使いでしょう。しっかりした傘、ビニール傘、カッパ、そして長靴。子育て世代の家庭になると、家族の分をあわせると結構な量になりますね。
 
出番が多くなる時期を前に、サイズ確認や汚れ、欠損をチェックしてみましょう。
 
シーズン直前であれば、フリマアプリで上手に売り買いができます。特に子ども用のカッパや長靴は、サイズアウトしている可能性大。出番が少ないだけに、賢く手放したり手に入れたりしたですね。
 
また傘立てにパンパンに傘が突っ込まれている場合は、ぜひ見直してみましょう。まだ使えると思っている傘でも1度開いてみると、思いの外さびついていたり、変色を発見したり。事実を目にすると手放す気持ちになれるものです。
 
また「来客中に突然雨が降って、使ってもらうかも」など、万が一のレアケースを念頭に予備の傘がいくつもあることもありますが、そのような出番は見込めるでしょうか。この数年を思い浮かべてみてください。
 
基本的には傘は1人に1本で十分なのです。ライフスタイルに合わせて、軽量の折り畳み傘を常にバッグに入れておいてもいいですよね。
 
ビニール傘を買うことが多い人は、折り畳み傘の携帯をご検討ください。コスト的にも合理的です。
 
私の場合、子どもの送り迎えで雨傘と日傘が必需品です。2本は場所を取るので、UV加工の晴雨兼用になっているモノを購入して、1本にしています。
 
家にある傘を減らすアイデアは、考え方しだいでいろいろとひらめくと思います。
 

梅雨といえば、カビが気になる

この季節に憂うつなことといえば、食品のカビが大きいですよね。パンや残り物など、少し気を抜くと、あちゃ~ということがあると思います。食中毒も心配なので、できれば避けたい失敗です。
 
特に食事の残り物には注意したいですね。残り物がよく出る人や常備菜を活用している人は、意識してできるだけ早く食べるようにしましょう。そのために大切なことは、冷蔵庫の管理をわかりやすくしておくことです。
 
食材を上手く循環させるために、冷蔵庫の中をゾーニングして使うのがおすすめ。整理上手な人がビシッと美しい冷蔵庫をSNSなどにあげていますが、無理してそこを目指す必要はないと思います。
 
だれかに見せるものではないので、使う人がわかれば十分です。
 
ただ、2人以上が冷蔵庫からモノを出し入れすることが多い場合は、ラベルなどつけておくほうが便利だと思います。
 
冷蔵庫のゾーニングで、1番気を付けておきたいのは、残り物・常備菜・お肉やお魚はできるだけ下の段に入れることです。
 
冷たい空気は下、暖かい空気は上にいくことを気に留めておいてください。常にそういった「傷みやすいモノはこのあたりにある」ことを知ることで、食べ忘れを防ぐことができます。
 
同じ考え方で、日持ちのする食品(こんにゃく、塩漬けわかめなど)も近くに置いておくと管理がしやすいです。それらが載るようなトレーを用意しておくとわかりやすいと思います。
 
冷蔵庫に入れる量も大切です。食品がどっさりありすぎると、どうしても賞味期限・消費期限を見逃してしまいます。
 
日々の生活を思い起こして、期限切れを起こしやすい人は買いすぎです。少し買う量を控えてみましょう。1週間くらいのサイクルで、食品を使い切れる状態がいい具合だと思います。
 

梅雨といえば、洗濯物が乾かない悩みも

もう1つの憂うつは洗濯でしょう。特に余分なモノがないアイテムほど困ることが多いですね。例えば、仕事着や子どもの体操着。
 
乾かなくて困る経験があると、もしもの時を考えて、持っているアイテムの量が増えていきがちです。できるだけ平常時と同じ枚数で、困らないようにしたいですね。
 
そのためには雨だからとあきらめず、こまめに洗濯をすることです。量が少ないことで室内干しや乾燥機の負担を減らすことができますし、早くでも乾かすコツだと思います。
 
また洗濯物の干し方にもポイントがあります。
 
・タオルなど長いモノは均等の長さではなく、片側を長くとって干す
・ピンチ付き小物用ハンガーは、空気の流れを意識して、両端に長いモノ・中央に短いモノを干す
 
この2つは少しでも風通しをよくして、早く乾かすコツです。
 
実践していただき、少しでも晴れた気分になっていただけたらいいなと思います。
 
Text:奥野 愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表、 整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)

奥野 愉加子

Text:奥野 愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表、 整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)

奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

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