目に入れても痛くない! ついあげちゃう、孫へのお金はいくらくらい?

配信日: 2018.11.29 更新日: 2019.01.10

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目に入れても痛くない! ついあげちゃう、孫へのお金はいくらくらい?
他人よりも距離が近く、親子ほど近すぎない。昔から、おじいちゃんおばあちゃんはいつでも優しく、甘やかしてくれる存在だったのではないでしょうか。
 
時にはお小遣いをくれたりして、まれに帰省する際にヨコシマな思いを抱いていた人もいるかもしれません(筆者だけですかね…)。
 
今回はシニアと家族にスポットを当て、中でも「祖父母と孫」にまつわるお金の話をお伝えしたいと思います。
 
畑美雪

Text:畑美雪(はた みゆき)

フリーライター

雑誌を中心に取材やインタビュー記事を執筆中。
これまでの活動場所:タウン誌「湘南百撰」/情報誌「月刊公募ガイド」/WEBマガジン「カーサミアクラブ」

じいじとばあばはやっぱり孫が好き!

ソニー生命保険株式会社は、全国のシニア(50~79歳)の男女に対し、今年で6回目となる「シニアの生活意識調査」を実施。
 
全回答者1000名の内、孫がいるシニア337名に「この1年間で孫のためにお金を使ったこと(複数回答形式)」を質問しました。
 
その結果、1位は『おこづかい・お年玉・お祝い金』(75.1%)、2位は『一緒に外食』(53.1%)、3位は『おもちゃ・ゲーム』(41.2%)でした。
 
たしかにお祝い事があると、いくらかは包んで渡したいもの。身内であるならなおさらです。
 
また、株式会社あおぞら銀行では、2017年の「シニアのリアル調査」の中で、55~74歳の男女約2000名を対象に『お盆玉(お盆に子や孫にあげるお小遣いのこと)』についての調査を行いました。
 
それによると、お盆玉の予定金額は平均5900円。前年とほぼ同額で、男女別の比較では男性6100円、女性5700円でした。
 
筆者も子どもの頃は、お盆の時期になると田舎にある祖父母の家に帰省していました。お墓参りや夏祭り、河原遊び。祖父母はその都度、ポチ袋にお金を包んで渡してくれました。あれはうれしかったですね。
 

甘やかすばかりじゃない! 勉強もしっかりね!

いつでも優しいおじいちゃんとおばあちゃん。学習面でも援助を惜しみません。
 
前述の「この1年間で孫のためにお金を使ったこと」に対する回答では、6位に「本・絵本(29.4%)」、9位に「ランドセル・机・文房具など学用品(12.8%)」が上がっています。
 
「孫の勉強の世話(勉強を教えること)をしたいか、したくないか」の質問では、「世話をしたい」は28.8%、「世話をしたくない」は48.1%、「わからない」は23.1%。男女別では、「世話をしたい」は男性36.1%、女性22.3%となりました。約3割が“教育じいじ”、約2割が“教育ばあば”ということになります。
 
昔と今では教科書の内容が違っていたり、カリキュラムにも変化があるので、自ら勉強を教えることは難しいと感じるかもしれません。でも、「孫には立派な人間になってほしい」と願う気持ちはいつの時代も一緒。
 
そこで、本を買ってあげたり、学用品を準備してあげる形で孫をサポートする方もいるのかもしれません。
 
なお、この1年間で孫のための出費があったシニア(312名)に、孫のために使った金額を聞いたところ平均金額は12万8269円。最も多かったのは「5万円~10万円未満」(21.8%)でした。
 
ところで、おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらうポピュラーなものといえば「ランドセル」があります。
 
先の、あおぞら銀行の調査「シニアのリアル調査」によると、今年と過去2年の計3年の中で、孫にランドセルを購入したかどうかを聞いたところ、購入した人は21.1%、購入していない人は78.9%でした。
 
また、購入金額の中で最も多かったのは5万円台で、次いで6万円台、7万円台と、ランドセルの購入金額は「5万円以上」に集中しました。
 
おじいちゃん、おばあちゃんはいつの時代も孫のためにお金を使うもの。あげるほうももらうほうも、なんのための、だれのためのお金なのかを考え、コミュニケーションを深めることができたら素敵ですね。
 
Text:畑 美雪(はた みゆき)
フリーランス・ライター

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