最終更新日:2019.06.13 公開日:2019.01.09
暮らし

男性の平均給与が高い業種は? 業種ごとの平均給与を性別・年齢別に調べてみた

一般労働者の給与額は、時代や性別、年齢等によって異なりますが、働く業界によっても異なります。そこで今回は、平均給与を性別・年齢階級別そして業種別に調べ、どのような傾向にあるのか確認してみました。
 

男性の平均給与は金融業・保険業が最も高い

厚生労働省平成29年賃金構造基本統計調査では、一般労働者の平均給与(賃金)を詳細に調査しています。2017年の調査結果から、まずは男性の給与を業種別・年齢階級別に調べてグラフにしてみました。
 
※ここでは統計の所定内給与額のことを給与としています。所定内給与額とは、決まって支給される現金給与額(基本給・職務手当・家族手当等)のうち、超過労働給与額(時間外勤務手当・深夜勤務手当・休日出勤手当等)を差し引いた額のことです。賞与は含みません。
 

 
男性の業種別給与額で最も高い業種を年齢階級別にみていくと、~19歳が「建設業」、20~24歳は「情報通信業」、25~29歳から50~54歳までは「金融業 保険業」、55~59歳から65~69歳は「教育 学習支援業」で、特定の業種に限られています。
 
最も低い業種も年齢階級別にみていくと、~19歳が「金融業 保険業」、20~24歳から40~44歳までは「宿泊業 飲食サービス業」、45~49歳と50~54歳は「運輸業 郵便業」、55~59歳は再び「宿泊業 飲食サービス業」、60~64歳と65~69歳は「生活関連サービス業 娯楽業」で、こちらも特定の業種に限られています。
 
なぜか、最も高い給与で常連の「金融業 保険業」が低い方にも入っています。
 
男性の業種別・年齢階級別給与は、「金融業 保険業」が目立って高いことや、60歳代は「教育 学習支援業」が目立って高いこと、そして40~50歳代の給与額が業種によってかなり差があること等が主な特徴と言えます。
 

女性の教育・学習支援業の給与は上がり続ける!?

次に女性の給与を業種別・年齢階級別に調べてグラフにしてみました。
 

 
女性でも業種別給与額で最も高い業種を年齢階級別にみていくと、~19歳が「電気・ガス・熱供給・水道業」、20~24歳から30~34歳が「情報通信業」、35~39歳から50~54歳までは再び「電気・ガス・熱供給・水道業」、55~59歳から65~69歳は「教育 学習支援業」で、女性も特定の業種に限られていますが、男性とは業種が違います。
 
最も低い業種も年齢階級別にみていくと、~19歳が「金融業 保険業」、20~24歳から55~59歳までは常に「宿泊業 飲食サービス業」、60~64歳が「製造業」、65~69歳は「電気・ガス・熱供給・水道業」で、こちらも特定の業種に限られています。
 
女性でもなぜか、最も高い方で常連の「電気・ガス・熱供給・水道業」が低い方にも入っています。
 
女性の業種別・年齢階級別給与は、「電気・ガス・熱供給・水道業」と「情報通信業」が競うように高いことや、「宿泊業 飲食サービス業」が悲しいくらい低いこと、「教育 学習支援業」は年齢に比例して給与が上がっていく(65~69歳が最も高い)こと等が主な特徴と言えます。
 
このような統計を確認すると、業種ごとの給与の良し悪しがよくわかります。
 
男性では「金融業 保険業」と「教育 学習支援業」の給与水準が特に魅力的です。女性では「電気・ガス・熱供給・水道業」「情報通信業」「教育 学習支援業」の給与水準が特に魅力的で、超長期に働くなら「教育 学習支援業」が理想的と言えそうです。
 
そして男女ともに避けたいのが「宿泊業 飲食サービス業」です。ただ、業種と個別企業では給与水準が大きく異なることもあるので、注意が必要です。
 
※働く企業を選ぶ時は、給与だけでなく、やりがいや福利厚生等も含めて総合的に判断しましょう。
 
Text:松浦 建二(まつうら けんじ)
CFP(R)認定者
 

松浦建二

執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

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