2019.02.10 暮らし

次のヒットとして注目は「健康」薬剤師の八百屋ってナニ

執筆者 : 宮﨑真紀子

世の中の健康志向が止まりません。TV番組も然りで“血管を若返らせる”“いつまでも歩ける体作り”名医やその道のトレーナーが登場する番組が目白押しです。もちろんCMも続きます。サプリや青汁に代表される健康食品やトレーニングマシン等々。健康寿命が延びる手助けになると思われる商品が、今後も注目の的になりそうです。
 

健康寿命を延ばすためにできること

“ピンピンコロリ(亡くなる直前まで元気に過ごすこと)が理想”と言われるように、健康寿命を延ばすことに注目が集まっています。企業も例外ではありません。例えば、保険会社は「健康増進型保険」に取り組んでいます。
 
以前に「あるく保険(東京海上日動あんしん生命保険)」を紹介しましたが、その後、住友生命保険が「Vitality(バイタリティー)」を発売しました。この商品は、健康増進への取組に応じて保険料が変わるものです。「健康診断を受診する」「がん検診を受ける」「1日8000歩以上歩く」「ジムに行く」といった毎日の行動がポイント化されます。
 
例えば、健康診断の結果を提出=500ポイント、がん検診:1000ポイント、一日8000歩歩く=64歳以下で20ポイント 65歳以上で40ポイント>という具合です。1年間に貯めたポイントによって、4つのランクに分けられます。
 
毎日ゲーム感覚でポイントを貯めることで自身の健康に繋がります。24,000ポイントを獲得するには、かなり健康を意識する必要がありますので、運動が習慣になれば一挙両得です。逆にサボっていると保険料が増えてしまうというのもミソです。
 
行動経済学の理論では、人が頑張れるのは「利益を得られる」時よりも、そうしないと「先に得た利益を失ってしまう」とのこと。その辺りも上手く取り入れた商品だと感じています。
 

 

こんな八百屋さんが欲しい

最近、家の近くに「薬剤師の八百屋」というお店が出来ました。“薬剤師の”はとてもインパクトがあります。誰もが、体に良さそうな商品が厳選されているとイメージできます。
 
薬剤師さんは常駐していませんが、彼が選んだ野菜の他、薬膳に基づく調味料が販売されています。普通のスーパーでも“生産者が見える”という商品は増えています。パックされた包に名前や顔写真が掲載されることもあります。確かに安心感があります。
 
タニタ食堂のレシピは栄養士が監修したことで話題になりました。今後望まれるのは“ハレの日(特別な日)”の献立ではなく、簡単に作れて“からだ思い(栄養バランスの良い)”の献立ではないでしょうか。店頭で栄養士や薬剤師、栄養の専門家などに相談にのってもらえるお店があると便利でしょうね。
 
少し割高であっても、栄養価の高い野菜を効率よく摂取できる調理法を指南してもらえるのなら、とても魅力的です。お店の人とのコミュニケーションもとれますし、サプリと比べて調理が必要なので脳トレも兼ねています。
 
健康補助食品やサプリに頼ることが必要なケースは多いでしょうが、自分で調理することとの併用を考えてはいかがでしょうか。費用対効果を考えても損はないように思います。
 
執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)
相続診断士
 
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宮﨑真紀子

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者
大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。