最終更新日:2019.06.28 公開日:2019.02.16
暮らし

「手軽に稼ぎたい」「不労所得がほしい」そんな人を狙った詐欺にご注意

人生100年時代を生き抜くには、老後に備えて資産形成が必要になります。「働き方改革」で副業を認める企業も増えてきましたが、一口に収入を増やすと言っても実際にダブルワークは大変です。手軽に稼げるものや不労所得を考える方もいらっしゃるでしょう。
 
実は、そんな方を狙った詐欺が多く発生しています。
 
林智慮

執筆者:

執筆者:林智慮(はやし ちりよ)

CFP(R)認定者

相続診断士 
終活カウンセラー 
確定拠出年金相談ねっと認定FP
大学(工学部)卒業後、橋梁設計の会社で設計業務に携わる。結婚で専業主婦となるが夫の独立を機に経理・総務に転身。事業と家庭のファイナンシャル・プランナーとなる。コーチング資格も習得し、金銭面だけでなく心の面からも「幸せに生きる」サポートをしている。4人の子の母。保険や金融商品を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー。

詳細はこちら
林智慮

執筆者:

執筆者:林智慮(はやし ちりよ)

CFP(R)認定者

相続診断士 
終活カウンセラー 
確定拠出年金相談ねっと認定FP
大学(工学部)卒業後、橋梁設計の会社で設計業務に携わる。結婚で専業主婦となるが夫の独立を機に経理・総務に転身。事業と家庭のファイナンシャル・プランナーとなる。コーチング資格も習得し、金銭面だけでなく心の面からも「幸せに生きる」サポートをしている。4人の子の母。保険や金融商品を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー。

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たった◯◯するだけで・・・

消費者庁HPの「財産にかかわる危険」のページには、消費者に注意して欲しい事例が掲載されています。
 
例えば、2018年に掲載されたものの中だけでも、「◯◯だけで稼げる」という情報商材については次のようなものがあります。
 
「誰でもたった1分で1万円の現金をラクラクGET!」(11月9日掲載)
「スマホをタップするだけでお金が稼げる」(10月17日掲載)
「画像選択がベースの簡単な作業でお金が稼げる」(9月11日掲載)
「金と銀のプロジェクトに参加するだけで、毎日1万円の最低保障」(8月29日掲載)
「毎月最低30万円分のビットコインを受け取り続けることが出来る」(8月28日掲載)
「真似っこビジネス」「やることは真似するだけ」(7月6日掲載)
「月収50万なんてコピペするだけで簡単に稼げます」(4月26日掲載)
 
これは、消費者からの相談が多いもののうち、実際に消費者庁が捜査をしたもののみです。
 
国民生活センター発行の「ウェブ版 国民生活 2019年1月号」によれば、2017年の相談件数が6,635件となり、2013年の872件の7倍を超える状態であり、2018年はさらにそれを上回っているそうです。国民生活センターは2018年8月2日に情報商材についての注意喚起を行っていますが、それでもなお相談は増え続けています。
 

簡単に稼げます、が恐ろしい

消費者庁が調査した業者の場合、どのような流れで消費者が誘導されていったのでしょうか。その一例をご紹介します。
 
SNSの広告、または勝手に送られてきたメルマガには、「◯◯するだけで一万円保障」「不労所得」「かんたんビジネス」「今だけ無料」などと興味をそそる言葉が書かれています。どんな内容か知りたくなるのが人間というもの。「無料で公開」につられてサイトに行きます。しかし、メールアドレス、LINEを登録しなければ内容を知ることが出来ないので登録します。
 
すると、連日のようにメルマガが送られてきて、動画のサイトに誘導されます。実際にモニターがこれだけ稼げましたとか、口座残高がこれだけになったとか、体験者のインタビューなどの動画を見て、簡単に稼げると思い込んでしまいます。
 
そして、本当に稼げると誤って信じてしまった消費者に、商材を紹介します。「参加するだけで報酬が得られる」とされる高額商材もあれば、比較的安い1万円で始められるものなど様々です。
 
メルマガでも連日煽ってきます。これだけの投資でビジネスが始められ、今だけの限定価格! 期間限定で5万円のキャッシュバック! などの特典が盛りだくさん。そして、返金保障! に、消費者は損が無いと思って購入します。しかし、消費者庁の調査した業者は、言った通りに特典を消費者に与えていませんし、返金もされていません。
 

モトを取ろうとして、さらに深みにはまる・・・

次に、購入者に対して、ビジネスを始めるに必要だからと電話相談を予約するように誘導します。もしくは、もっと稼げる案件を紹介します。「特別な貴方に特別なお知らせ」として、さらに高額な商品のお知らせをします。
 
消費者は少額でも払ってしまうと、元を取ろうとします。特にお金に余裕が無い場合は、クレジットカードで決済(借金)して購入しますから、「◯◯万円ですが、最初のプランより早くモトが取れます」と言われると、そのさらに高額商品を購入してなるべく早く返済しようと思います。しかし、お金を出せば稼げるかというとそうではありません。
 
本当に稼げるのならば、消費者庁がわざわざ調査をしません。
 
電話相談という名の電話勧誘は、言葉巧みに「もっと早く稼げる」と、カードの限度額一杯まで借金をさせて購入させます。一刻も早く返済しなくてはと思っているため、返済のために簡単にさらに借金をしてしまうのです。
 

何に注意すればいいの?

何もしなくて収入が得られる、簡単に大金を得られることはありません。そんないい話があったとしても、見ず知らずの人に教えることはありませんよね。
 
では、どうすればこのような情報商材にかからないで済むのでしょうか。
 
・メルマガは、自分が登録したもの以外は読まない様にしましょう。差出人(差出企業名)が無いのはスルーが基本。
・web広告で「◯◯だけで稼げる秘密は・・」などを思わずクリックしてメールアドレスを登録してしまったら? 動画サイトに誘導されますが、サイト動画の「役者さん」の演技力に注目してみてください。棒読みだとか、カンペを見ているとか、嘘泣き、など……。感情に動かされず冷静でいましょう。「おかしい」部分に気がつけます。
 
・消費者庁や国民生活センターのサイトで、事例を見ておきましょう。同じような手口を使ってくる場合もあります。
 
そして、「おかしい」と思った時点で、即、188に電話しましょう。自分1人で悩まず、相談しましょう。なるべくお金を払う前に!
 
クリックして購入する前に、消費者庁、国民生活センターのHPをご覧ください。
 
執筆者:林智慮(はやし ちりよ)
CFP(R)認定者
 

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