最終更新日:2019.06.13 公開日:2019.06.02
暮らし

2024年に紙幣が刷新される!そういえばどうしてる?あのおカネ・・・

2024年上半期(4~9月)をめどに、一万円、五千円、千円の3紙幣の仕様が刷新されます。今回の改元(平成から令和)の5年先のこととはいえ、新しい時代における次の節目がやってくる思いがいたします。
 
上野慎一

執筆者:

執筆者:上野慎一(うえのしんいち)

AFP認定者,宅地建物取引士

不動産コンサルティングマスター,再開発プランナー
横浜市出身。1981年早稲田大学政治経済学部卒業後、大手不動産会社に勤務。2015年早期退職。自身の経験をベースにしながら、資産運用・リタイアメント・セカンドライフなどのテーマに取り組んでいます。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットーに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楽しみです。

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上野慎一

執筆者:

執筆者:上野慎一(うえのしんいち)

AFP認定者,宅地建物取引士

不動産コンサルティングマスター,再開発プランナー
横浜市出身。1981年早稲田大学政治経済学部卒業後、大手不動産会社に勤務。2015年早期退職。自身の経験をベースにしながら、資産運用・リタイアメント・セカンドライフなどのテーマに取り組んでいます。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットーに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楽しみです。

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2024年の刷新は3紙幣だけ

各種報道でも解説されましたが、3紙幣が現在のデザインになったのが2004年11月、その前が1984年11月。先例にならって、ほぼ20年で次の刷新です。
 
併せておまけのように報道されたのが、二千円札の話題。2024年の刷新対象にはならず、その理由は流通量が少ないからとのことでした。
 

二千円札を見る機会は?

「二千円札ってあったよね」「どんなデザインだったっけ」そう思われた方も多いかも。日本銀行のホームページを見てみましょう。現在発行されている銀行券・貨幣のデザインを確認することができます。
 
二千円札は表面図柄が守礼門(沖縄・首里城の入り口)、裏面が「源氏物語絵巻」「紫式部日記絵巻」となっています。
 
ちなみに、(東京エリアですが)鉄道各駅の切符券売機には「二千円札も投入可能」と表示されていますが、筆者は近年、出金(お釣り)で二千円札を見たことはありません。
 
銀行ATMでも同様で、銀行両替機でも「二千円札のご希望は窓口へ」と表示されているケースが多いようです。

二千円札についてのおさらい

そんな二千円札ですが、日本銀行の公表内容や公表値ほかに基づいて、概要をおさらいしてみましょう。
 
(1)当時最新の偽造防止技術が施された通常紙幣
・2000年九州・沖縄サミットに合わせて発行されましたが、「記念紙幣」ではなく通常紙幣です。
・偽造防止策について、それまでのものに加えて潜像模様、光学的変化インキ・パールインキ、マイクロ文字ほか当時最新の技術が施されています。
 
(2)8.8億枚と少ない発注(製造)数
・筆者が日本銀行に問い合わせたところ、二千円札の発注数は2000年度7.7億枚と2003年度1.1億枚だけで、2004年度以降は発注(製造)されていません。
・ちなみに、他の3紙幣(一万円、五千円、千円)の発注(製造)数合計は2004年度~2018年度の15年間で494.6億枚にものぼり、2019年度も合計30億枚が発注(製造)されています(※1)。
 
(3)流通している全紙幣のわずか0.6%
・2018年12月末に発行・流通(一般家庭・企業・金融機関などで年越し)した銀行券の枚数は169.8億枚でしたが、このうち二千円札は約9800万枚(シェア0.6%弱)にすぎません(※2)。
 
(4)沖縄県での流通量が多い
・(3)の約9800万枚(約0.98億枚)のうち、沖縄県内が約630万枚(シェア6.4%強)を占めています。仮に47都道府県で同一の流通状況ならば平均シェア2.1%(100%÷47)なので、その3倍の高水準ということになります (※3)。
 

まとめ

筆者がたまたま今年4月下旬に沖縄を訪れた際のこと。地元の方々からは、二千円札について、次のような話を聞きました。「見かけないことはないが、日常的でもない」「もしも必要があれば、ATMで簡単に手に入る」。
 
実際に那覇市内のある銀行では、ATMでの引き出し時に二千円札優先の可否を問う表示があり、断らない限り二千円札交じりで出金されました。
 
別の銀行では、二千円札優先や必要枚数を指定できましたし、コンビニATMでは何も操作しなくても二千円札交じりになるものもありました。銀行両替機では、普通に二千円札に両替できました。
 
沖縄でATMや両替機から二千円札が普通に出金されることは、折にふれて報道されていることから見ても間違いないようです。この点だけでも、沖縄での流通度が高いことが実感できます。
 
今回は二千円札について注目しましたが、これからは社会のキャッシャレス化の進展によって、紙幣そのものの役割がどうなっていくかを考える必要があります。
 
紙幣刷新について、2024年が実質的に最後の実施となる可能性もあると論じる報道も目にします。一万円札がいずれ廃止されて、五千円札が最高額になるとの説を耳にしたこともあります。
 
いずれにしても、キャッシュレス社会のメリットとデメリットをよく点検することが必要だと実感させられます。
 
出典:(※1)日本銀行「平成31年度の銀行券発注高」
   (※2)日本銀行「日本で流通しているお札は全部でどれくらいありますか?」
   (※3)日本銀行 那覇支店「二千円札コーナー」
 
執筆者:上野慎一(うえのしんいち)
AFP認定者,宅地建物取引士
 

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