公開日: 2019.10.24 暮らし

ごみの排出量が最も多い市町村って? 上位に北海道と東京がランクインする理由

執筆者 : 松浦建二

消費税が10%になったことで、家計においては今まで以上に支出を抑えて節約していきたいところです。ごみ出しにおいても、有料のごみ袋を利用する市町村が増えていることから、ごみの量を減らすことが節約につながりますが、大きな成果を上げるには1人で努力するよりも、自治体が中心となって減らす仕組みができているほうがよいです。
 
そこで、前回はお手本になりそうなごみの排出量が特に少ない市町村を取り上げましたが、今回は逆に排出量が特に多い市町村をランキングしてみました。
 
 
松浦建二

執筆者:

執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

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松浦建二

執筆者:

執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

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箱根や山中湖等の観光地はごみの量が多い

環境省の一般廃棄物処理実態調査では、全国1742市町村(東京23区を除く)のごみ排出量を毎年調査しています。2017年の調査結果から、1人1日当たりのごみの排出量が特に多い市町村をランキングしてみました。また、10年前(2007年)の排出量も確認し、この間の増減も計算してみました。
 
生活系ごみ …一般家庭から排出されるごみ(資源ごみを含む)
事業系ごみ …事業所から排出されるごみ(産業廃棄物を除く)
 

資料:環境省 一般廃棄物処理実態調査(平成29年度・平成19年度)
 
1人1日当たりのごみ排出量が全国で最も多いのは北海道の礼文町(4036.3g)で、全国平均(920.1g)と比べると実に4.8倍もの排出量となっています。10年前と比べて33.8%も増えており、日本一多い生活系ごみの量が全体を押し上げています。
 
礼文町のホームページを見ると、ごみの出し方や分け方は細かく決めているようなので、構造的な問題が何かありそうです。3R(リデュース・リユース・リサイクル)のさらなる推進や生ごみ処理機購入に助成金を導入する等をして、環境に良い仕組みを早期に構築してほしいものです。
 
ごみの排出量が多い市町村の10位までには、箱根町や占冠村、山中湖村、草津町等の有名な観光地が多く含まれています。また、全てが町か村で市は1つも入っていません。
 

ごみの排出量が多い市町村は北海道と東京都が多い

続いてごみの排出量が多い市町村の11位から30位までを表にまとめてみました。
 

資料:環境省 一般廃棄物処理実態調査(平成29年度・平成19年度)
 

資料:環境省 一般廃棄物処理実態調査(平成29年度・平成19年度)
 
ごみの排出量が多い11位から30位まででも目立つのが、熱海市や湯沢町、白浜町、恩納村、軽井沢町等の有名な観光地の多さです。観光客のごみをリサイクル等へうまく処理していないのではないでしょうか?
 
また、熱海市を除けばすべて町か村です。自治体の規模が小さいこととごみの排出量の多さに何らかの関係がありそうですが、実はごみの排出量が少ない市町村の1位から30位も全て町か村となっていることから、自治体の規模とごみの排出量に絶対的な関係はなさそうです。
 
ごみの排出量が多い30市町村のうち15が北海道と東京都(すべて島部)の市町村です。また、30位の利尻富士町でも全国平均(920.1g)の1.5倍以上のごみを排出しており、10年前に比べて排出量が増えている市町村もあります。
 
ごみを捨てるのにお金がかかる時代です。ごみの排出量を減らすことができれば家計の節約になるし、環境にも良い影響があります。ごみの排出量が多い市町村はまだ減らす余力が大きいでしょうから、積極的な取り組みを期待しております。
 
執筆者:松浦建二
CFP(R)認定者

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